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ブラックマジックデザイン事例:ケーブルテレビ局Goolight、4K60対応スタジオでBlackmagic ワークフローを活用

今回の話題は、長野にあるケーブル局でのブラックマジック製品の導入事例についてです。このケーブル局では、ATEMスイッチャー、コントロールパネル、ハイパーデッキのレコーダー、モニター系、テラネックス(コンバーター)、オーディオモニターなど、ブラックマジックのさまざまな製品が基幹システムとして導入されています。また、4MEのスイッチャーやスマートビデオハブといったルーターも利用されており、これらの製品によって、ケーブル局の放送システムが強化されました。

特に注目されるのは、HyperDeck Extreme 8Kレコーダーの導入で、これは高解像度の4K60P放送に対応しています。これには専用のコントローラーがあり、放送局やケーブル局で人気があるソニー製デッキに似た操作感を提供しています。これらの製品は、最新の放送技術に対応しつつ、コストを抑えて高品質な放送システムを構築するために選ばれています。

また、Blackmagic URSA Broadcast G2カメラも評判が良く、比較的低コストでシステムカメラを導入できる点が魅力とされています。これらの製品により、ケーブル局はHDから4K、場合によっては8Kへのアップグレードを実現し、将来にわたって最新の放送技術を使用する準備ができています。

ブラックマジックの製品は、モジュール形式でカスタマイズが可能であるため、各放送局やケーブル局が自身のニーズに合わせたシステムを構築できる利点があります。この柔軟性とコストパフォーマンスの高さが、ブラックマジック製品の導入を促進している主な理由です。

ATEM 4 M/E Broadcast Studio 4K
ATEM 1 M/E Advanced Panel 10
ATEM Mini
ATEM Television Studio HD
Smart Videohub 12G 40×40
Videohub Master Control Pro
HyperDeck Studio 4K Pro
HyperDeck Extreme 8K HDR
HyperDeck Extreme Control
HyperDeck Studio HD Mini
SmartView 4K
Teranex AV
Web Presenter HD
Pocket Cinema Camera 4K
Video Assist 7” 12G HDR

ATEM 4 M/E Broadcast Studio 4K

ケーブルテレビ局Goolight、4K60対応スタジオでBlackmagic ワークフローを活用
https://www.blackmagicdesign.com/jp/media/release/20240130-01

ケーブルテレビ局Goolight、4K60対応スタジオでBlackmagic ワークフローを活用

東京、日本 – 2024年1月30日 (火) – Blackmagic Designはこの日、長野県のケーブルテレビである株式会社Goolightが、ATEM 4 M/E Broadcast Studio 4KやHyperDeck Extreme 8K HDRなど数多くのBlackmagic製品を導入し、4K60P対応のスタジオを運用していることを発表した。

Goolightは長野県の須坂市、小布施町、高山村をサービスエリアとするケーブルテレビ局。テレビ事業以外にもインターネットや電話や電気事業などのさまざまなサービスを提供しており、地域のインフラを支えている。同社では、ケーブルテレビ事業でのスタジオ機材の更新のため昨年大幅なスタジオの更新を行った。この更新により、同社は長野県初の4K対応のスタジオを運営するケーブルテレビ局となった。

「旧スタジオの機材が10年以上経ちちょうど更新の時期であった事と、地元行政と官民連携で本社がある須坂駅前のビルに新しい賑わい創出の施設を建設することになり、そこにスタジオも併設することで地域の方と共に情報発信をしていこうという事で、新たにオープンなスタジオを作ることになりました。」と同社メディア推進本部 部長 山岸慎治氏は説明する。ド

メインのスイッチャーとしてATEM 4 M/E Broadcast Studio 4Kとコントロールパネル

メインのスイッチャーとしてATEM 4 M/E Broadcast Studio 4KとコントロールパネルのATEM 1 M/E Advanced Panel、ルーターにはSmart Videohub 12G 40×40とVideohub Master Controlを導入。また収録や再生用にHyperDeck Studio 4K Pro、HyperDeck Extreme 8K HDR、HyperDeck Extreme Controlが使用されている。スタジオのモニタリング用には複数のSmartView 4Kが設置されており、信号変換用にTeranex AVコンバーターも導入されている。

「更新にあたっては、将来的に必要になることを考えて4K60P化に対応したスタジオにする必要がありました。さらにコスト面でも導入しやすい点も重要でした。その点を踏まえてBlackmagic Designの製品をメインの機材として導入することになりました。いろいろなことに使えるスタジオにしたいということで、放送から配信まで行えるスタジオになっています」と山岸氏。

また同社のスタジオがあるビルは須坂駅前という立地から、地域の人々が集まる場となっている。地域の行政と民間セクターが連携し、新たな賑わいを生み出す施設作りを目指したという。

ライブ配信など様々な情報発信の場所にしたいという思いから、配信用途としてBlackmagic Pocket Cinema Camera 4K、Blackmagic Video Assist 7” 12G HDR モニター/レコーダー、Micro Studio Camera 4K Pro、ATEM Television Studio HDスイッチャー、HyperDeck Studio Mini HD、Web Presenter HDといった製品が導入されており、同社が機材管理やオペレーションを担当している。


「このスタジオと同じフロアには弊社が須坂市から指定管理者として運営する子育て支援センターやキッチンスタジオ、コワーキングスペースなどがあります。そういった場所からの配信もできるように可搬性のあるラックに機材を設置して、いつでも使えるようになっています。今後は須坂市とも連携して地域の学生たちの教育にも貢献できるようにしたいと考えています」と山岸氏。

「ATEM Miniスイッチャーなどは以前から使用していましたが、今回の新スタジオに導入したATEM 4 M/E Broadcast Studio 4Kもスイッチャーの基本的な知識があればマニュアルも見なくても、すぐに使いこなすことができます。ATEMのソフトウェアも使えばさらに自由度が上がって、やりたいことがすごく簡単にできるスイッチャーです。スタッフが少ないのでワンマンでのオペレーションでもやりやすいので助かっています。さらにPCを繋ぐと複数人で作業もできるので、ワンマンから大規模なオペレーションまで対応しやすく幅広く使える点もメリットですね」と技術を担当する同社メディア推進本部 放送制作課 村石隼人氏は話す。

同社では、地域の選挙番組やお祭りなどの中継や週1回放送しているニュース番組の収録などでスタジオを活用している。「HyperDeck レコーダーは映像出しや、中継の際にバックアップとして収録するときにも使っています。HyperDeck Extreme 8K HDRは、スコープが内蔵されているので、デッキから波形を確認できるのがいいですね。HyperDeck Extreme Controlは、放送局デッキ仕様に設計されているので使いやすいです」と村石氏。

「ATEMスイッチャーやVideohubルーターなどBlackmagic全般にいえることですが、わかりやすいインターフェースなので、はじめてでも戸惑うことなく使えます。また、Teranex AVに関しては、どんな信号を送るか気にすることなく、Teranexがすぐに変換してくれるので、何かあってもこれに通せばなんとかなるという安心感がありますね」と村石氏は結んだ。

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