近年、プロフェッショナルやハイアマチュアのクリエイターから求められるデジタルカメラの性能は飛躍的に高まっています。その中で、Canon(キヤノン)が満を持して投入したフルサイズミラーレス一眼「EOS R5 Mark II(キャノン EOS R5 Mark2)」は、静止画と動画の両面で妥協のないスペックを実現した次世代のフラッグシップモデルです。4500万画素の高解像度、8K動画撮影機能、そして動体撮影に革命をもたらす最高約30コマ/秒のブラックアウトフリー連写や視線入力AFなど、数々の先進技術が詰め込まれています。本記事では、この革新的なデジカメがもたらす圧倒的なパフォーマンスと、プロの現場での実用性について徹底的に検証いたします。
キヤノン「EOS R5 Mark II」の基本性能:次世代フルサイズミラーレスの全貌
4500万画素の圧倒的解像度と裏面照射積層CMOSセンサーの融合
Canon EOS R5 Mark IIの心臓部には、新開発の有効約4500万画素フルサイズ裏面照射積層CMOSセンサーが搭載されています。この革新的なセンサー構造により、先代モデルから飛躍的な読み出し速度の向上を実現しつつ、高画素機ならではの緻密な描写力を維持しています。裏面照射型構造がもたらす集光効率の高さは、暗所での高感度撮影においてもノイズを極限まで抑え込み、クリアで立体感のある画質を提供します。風景写真からポートレート、さらには精密なディテールが求められる商業撮影まで、あらゆるシーンでプロフェッショナルの厳しい要求に応える解像感とダイナミックレンジを誇ります。
さらに、積層型センサーの採用は、単なる画質の向上にとどまらず、カメラ全体のレスポンスや後述する高速連写、動画性能の基盤となっています。膨大なデータ量を瞬時に処理できるセンサーのポテンシャルにより、高画素と高速性を両立させるという、現代のミラーレス一眼における究極の課題を見事にクリアしました。これにより、トリミングを前提とした野生動物撮影やスポーツ報道など、解像度とスピードの両方が求められる過酷な現場においても、撮影者の意図を忠実に反映した最高の一枚を切り取ることが可能です。
新開発映像エンジン「DIGIC Accelerator」がもたらす高速処理
EOS R5 Mark IIの圧倒的なパフォーマンスを支えているのが、キヤノンが新たに開発した映像エンジンシステムです。従来の「DIGIC X」に加え、ディープラーニング技術や大量のデータ処理に特化した専用エンジン「DIGIC Accelerator」を新搭載することで、カメラ内部の処理能力が劇的に向上しました。この強力なデュアルエンジン構成により、4500万画素という大容量の画像データを最高約30コマ/秒で連続撮影しても、バッファ詰まりを起こすことなく瞬時に処理・記録することが可能となっています。
また、DIGIC Acceleratorの恩恵はAF性能や画質向上にも直結しています。ディープラーニングを活用した高度な被写体認識アルゴリズムをリアルタイムで実行し、複雑な動きをする動体に対しても極めて高い精度で追従し続けます。さらに、高感度撮影時のノイズリダクション処理や、カメラ内での高度な画像補正も瞬時に行われるため、JPEGやHEIF形式での撮って出しでも即座に納品可能なクオリティを実現します。この新次元の処理能力は、撮影から納品までのワークフロー全体を高速化し、ビジネスの現場において多大なメリットをもたらします。
プロの現場に応える堅牢性と操作性の進化
プロユースのデジタルカメラにおいて、過酷な環境下での信頼性と直感的な操作性は画質と同等に重要な要素です。EOS R5 Mark IIは、軽量かつ高剛性なマグネシウム合金ボディを採用し、優れた堅牢性を確保しながらも長時間の撮影における疲労を軽減する重量バランスを実現しています。また、各ボタンやダイヤルの配置は人間工学に基づいて最適化されており、ファインダーから目を離すことなく瞬時に設定を変更できる洗練されたインターフェースを提供します。新たに設計されたマルチコントローラーやカスタマイズ可能なボタン群により、撮影者一人ひとりのスタイルに合わせた柔軟な操作体系を構築できます。
さらに、放熱構造の抜本的な見直しにより、長時間の8K動画撮影や高速連写時における熱停止のリスクを大幅に低減しました。オプションのクーリングファン付きバッテリーグリップを装着することで、さらなる長時間の連続駆動も可能となります。防塵・防滴性能に関しても、シーリング部材の最適配置や高精度な部品の組み合わせにより、雨天や砂埃の舞う環境下でも安心して撮影に集中できる高い耐環境性を誇ります。これらのハードウェア面の進化は、いかなる条件下でも確実に結果を残すプロフェッショナルのための頼もしいツールとしての価値を証明しています。
動体撮影を革新する3つの連写性能:最高30コマ/秒の威力を検証
電子シャッターによる最高約30コマ/秒のブラックアウトフリー連写
動体撮影において、被写体の動きを途切れることなく視認し続けることは極めて重要です。EOS R5 Mark IIは、裏面照射積層CMOSセンサーとDIGIC Acceleratorの組み合わせにより、電子シャッター使用時に最高約30コマ/秒という驚異的な30コマ連写を実現しました。特筆すべきは、この超高速連写中であってもファインダー像が消失しない「ブラックアウトフリー」撮影が可能である点です。これにより、スポーツ競技や野鳥の飛翔など、予測不可能な動きをする被写体に対しても、フレーミングを正確に維持しながら決定的な瞬間を追い続けることができます。
また、4500万画素のフル解像度を維持したまま、AF/AE追従で30コマ連写が行えることは、プロの現場において大きなアドバンテージとなります。従来の高画素機では連写速度とのトレードオフが発生しがちでしたが、本機はその常識を覆しました。一瞬の表情の変化や筋肉の躍動など、肉眼では捉えきれない微細な動きを連続した高精細な静止画として記録できるため、スポーツ報道や広告撮影において、クライアントの要求に応える最高の一枚を確実にセレクトすることが可能となります。
決定的な瞬間を逃さない「プリ連続撮影」機能の実用性
スポーツや野生動物の撮影において、シャッターボタンを押し込んだ瞬間にすでにベストなタイミングを逃しているという経験は、多くのカメラマンが直面する課題です。EOS R5 Mark IIに新たに搭載された「プリ連続撮影」機能は、この問題を根本から解決する革新的なソリューションです。シャッターボタンを半押しした状態からカメラ内部で画像の記録を開始し、全押しした瞬間の最大約0.5秒前まで遡って画像を保存することができます。これにより、鳥が飛び立つ瞬間や、アスリートがスタートを切る瞬間など、人間の反射神経では対応が難しい決定的なシーンを確実に捉えることが可能になります。
この機能は、単なる保険としての役割を超え、撮影者のアプローチ自体を変化させるポテンシャルを秘めています。プリ連続撮影を活用することで、被写体の動きを予測して早めにシャッターを切るというプレッシャーから解放され、より構図や被写体の表情に集中することができるようになります。また、RAW形式での記録にも対応しているため、事後のレタッチやトリミングにおいても妥協のない画質を維持できます。プロフェッショナルの現場における歩留まりを劇的に向上させる、極めて実用性の高い機能と言えるでしょう。
高速連写時におけるローリングシャッター歪みの劇的な低減
電子シャッターを使用する際の最大の懸念点であった「ローリングシャッター歪み(動体歪み)」は、EOS R5 Mark IIにおいて劇的な改善を遂げています。新開発の裏面照射積層CMOSセンサーによる超高速な信号読み出し技術により、高速で移動する被写体や、カメラを素早くパンニングした際に発生する画像の歪みを極限まで抑制しました。これにより、ゴルフクラブのスイングや高速で走行するモータースポーツの車両など、従来の電子シャッターでは形状が歪んでしまっていた被写体も、メカシャッターと同等の自然な形状で描写することが可能です。
この歪みの低減は、静止画だけでなく動画撮影時にも大きなメリットをもたらします。特に8Kや4Kの高解像度動画において、パンニング時の不自然なコンニャク現象が解消されることで、よりプロフェッショナルで高品質な映像制作が実現します。ローリングシャッター歪みの克服により、電子シャッターの利点である無音・無振動と超高速連写を、あらゆる撮影シーンで躊躇なく活用できるようになりました。これは、動体撮影を主戦場とするフォトグラファーにとって、表現の幅を飛躍的に広げる画期的な進化です。
狙った被写体を逃さない新世代AFシステムと「視線入力AF」の革新性
撮影者の意図を瞬時に反映する進化した「視線入力AF」の精度
EOS R5 Mark IIの最も注目すべき革新的な機能の一つが、進化した「視線入力AF」です。ファインダーを覗く撮影者の瞳の動きをカメラ内の高精度センサーが検知し、見つめた被写体に対して瞬時にフォーカスフレームを移動させるこの技術は、前モデルから大幅なアルゴリズムの改良が施されています。メガネを着用した状態や、屋外の強い日差しの下など、従来の視線入力が苦手としていた環境下での認識精度が飛躍的に向上し、プロの過酷な撮影現場でも十分に信頼できるレベルへと進化しました。
複数の被写体が交錯するスポーツシーンや、障害物の多い森の中で野生動物を狙う場合など、従来のジョイスティックやダイヤル操作ではフォーカスポイントの移動が間に合わない状況において、視線入力AFは圧倒的な優位性を発揮します。撮影者の「見たい」という直感的な意図がそのままカメラのピント合わせに直結するため、カメラと撮影者が一体化したかのようなシームレスな操作感を実現します。これにより、一瞬のシャッターチャンスを逃すことなく、よりクリエイティブな構図づくりに集中することが可能となります。
ディープラーニング技術を活用した高度な被写体検出と追尾AF
最新のディープラーニング技術を駆使した被写体検出・追尾AFシステムは、EOS R5 Mark IIの動体撮影能力を根底から支えています。人物の瞳や顔、頭部、胴体はもちろんのこと、動物(犬、猫、鳥、馬など)や乗り物(モータースポーツ、鉄道、飛行機など)に至るまで、多岐にわたる被写体をカメラが自動的に認識し、高精度に追従し続けます。特に、DIGIC Acceleratorの強力な演算能力により、被写体が一時的に障害物に隠れたり、後ろを向いたりするような複雑な状況下でも、粘り強くピントを合わせ続けるトラッキング性能が大幅に向上しています。
さらに、画面内の広範囲に高密度に配置されたAFエリアにより、画面の端に位置する被写体に対しても正確なフォーカシングが可能です。これにより、被写体を中央に配置する日の丸構図に縛られることなく、自由でダイナミックなフレーミングを楽しむことができます。被写体検出の設定を「自動」にしておけば、カメラが状況に応じて最適な被写体を瞬時に判断するため、撮影ジャンルが頻繁に切り替わるようなドキュメンタリー撮影やイベント撮影において、設定変更の手間を省き、撮影効率を飛躍的に高めることができます。
複雑な動体にも的確に対応するアクション優先AFのメカニズム
スポーツ撮影に特化した新機能として搭載された「アクション優先AF」は、AI技術の進化を象徴する画期的なシステムです。サッカー、バスケットボール、バレーボールなどの特定の競技において、選手の骨格情報やボールの位置、さらには競技特有の動き(シュート、パス、スパイクなど)のパターンをカメラがリアルタイムで解析します。これにより、次に誰が重要なアクションを起こすかをカメラが先読みし、自動的にメインとなる選手へフォーカスを素早く切り替えることが可能となりました。
例えばサッカーの試合において、パスを出した選手からパスを受け取る選手へと、ボールの軌道に合わせてAF枠が瞬時に移動します。従来は撮影者の高度な技術と経験が求められたフォーカス送りの作業をカメラがインテリジェントにアシストすることで、撮影者は決定的な瞬間のフレーミングとシャッターを切るタイミングに全神経を集中させることができます。このアクション優先AFは、スポーツ報道の現場において、決定的なゴールシーンや劇的なプレイを確実に捉えるための強力な武器となり、他者との明確な差別化を図る要因となります。
プロの動画制作を支える3つのハイスペックな動画撮影機能
クロップなしで実現する8K 60P RAW動画の高画質内部記録
動画制作の現場において、EOS R5 Mark IIはシネマカメラに匹敵する圧倒的なスペックを誇ります。最大の特徴は、フルサイズセンサーの画角を活かしたクロップなしの8K動画(8K 60P RAW)の内部記録に対応している点です。4500万画素のセンサーから得られる膨大な情報量を圧縮することなく記録できるため、ポストプロダクションにおけるカラーグレーディングや露出補正の自由度が極めて高くなります。また、8Kの高解像度を活かして、編集段階で4KやフルHDにクロップすることで、1台のカメラで複数のアングルを疑似的に作り出すことも容易です。
さらに、8Kオーバーサンプリングによる高品質な4K動画撮影にも対応しており、モアレやジャギーを極限まで抑えたシャープでクリアな映像を提供します。Canon独自のLogガンマである「Canon Log 2」および「Canon Log 3」を搭載し、最大16ストップ以上の広いダイナミックレンジを実現。これにより、明暗差の激しいシーンでも白飛びや黒つぶれを防ぎ、映画のような豊かな階調表現が可能となります。高画質な静止画とシネマライクな動画を1台で完結できるハイブリッド性能は、現代の映像クリエイターにとって計り知れない価値をもたらします。
シネマカメラ「Cinema EOS」と親和性の高いワークフロー
プロの映像制作現場では、複数のカメラを組み合わせて撮影を行うマルチカム運用が一般的です。EOS R5 Mark IIは、キヤノンのプロフェッショナル向けシネマカメララインナップである「Cinema EOS」シリーズとの親和性を徹底的に追求して設計されています。カラーマトリクスやガンマ設定がCinema EOSと共通化されているため、メインカメラとしてCinema EOSを使用し、機動力が求められるサブカメラやジンバル用カメラとしてEOS R5 Mark IIを使用した場合でも、編集時のカラーマッチングが極めてスムーズに行えます。
また、業界標準のタイムコード入出力や、プロキシ動画の同時記録機能も搭載しており、大容量の8K/4Kデータを扱う際のオフライン編集の効率を大幅に向上させます。さらに、タリーランプの搭載や、動画撮影時の各種インターフェースの最適化など、映像クリエイターの声を反映した細やかな仕様変更が施されています。これにより、スチルカメラの延長線上ではなく、本格的な映像制作ツールとして、CM撮影やミュージックビデオ、ドキュメンタリー映画など、ハイエンドなプロダクション環境にシームレスに導入することが可能です。
長時間の高画質動画撮影を可能にする優れた放熱構造と熱対策
高解像度・高フレームレートの動画撮影において常に課題となるのが、カメラ内部の温度上昇による熱停止です。EOS R5 Mark IIは、この問題に対してボディ内部の放熱構造を根本から再設計しました。熱源となるイメージセンサーや映像エンジンから発生する熱を効率的に分散・排熱する新しい冷却システムを採用することで、8Kや4Kの高画質動画であっても長時間の連続撮影を実現しています。これにより、インタビュー撮影やイベントの記録など、カメラを回し続ける必要がある現場での信頼性が飛躍的に向上しました。
さらに、より過酷な環境下での長時間の動画撮影をサポートするため、専用のクーリングファンを内蔵したオプションのバッテリーグリップが用意されています。このグリップを装着することで、カメラ内部に外部の空気を強制的に循環させ、冷却効率を劇的に高めることができます。これにより、真夏の屋外や高温のスタジオ環境下においても、熱停止のリスクを最小限に抑え、プロフェッショナルの厳しい要求に応える安定した長時間の動画収録が可能となります。熱対策への徹底したこだわりは、映像制作ツールとしての本機の完成度の高さを物語っています。
手ブレ補正と機動力の向上:過酷な撮影環境を克服する先進技術
最大8.5段の補正効果を誇る強力なボディ内手ブレ補正機構
EOS R5 Mark IIは、カメラボディ内部に搭載された5軸手ブレ補正機構(IBIS)と、対応するRFレンズ内の光学式手ブレ補正(OIS)を協調制御するシステムをさらに進化させました。この「協調制御IS」により、画面中心部だけでなく周辺部においても最大8.5段分という世界最高クラスの強力な手ブレ補正効果を実現しています。高画素機である4500万画素のセンサーは微小なブレも目立ちやすいため、この強力な手ブレ補正は高解像度のポテンシャルを最大限に引き出すための必須機能と言えます。
特に、広角レンズを使用した際の周辺部のブレ補正アルゴリズムが最適化されており、風景写真や建築写真において隅々までシャープな描写を得ることができます。また、望遠レンズ使用時にもピタッと止まる安定したファインダー像を提供し、正確なフレーミングとピント合わせを強力にサポートします。三脚が使用できない環境や、機動性を重視して手持ちで撮影しなければならない状況において、この最大8.5段の補正効果は、ISO感度を無駄に上げることなく低ノイズでクリアな画質を維持するための強力なアドバンテージとなります。
手持ちでの動画撮影やスローシャッター撮影における圧倒的安定性
強力な手ブレ補正機構は、静止画だけでなく動画撮影時にも絶大な効果を発揮します。EOS R5 Mark IIには、動画撮影に特化した「動画電子IS」が搭載されており、ボディ内ISおよびレンズ内ISと連携することで、歩き撮りやパンニング時の大きな揺れを効果的に吸収します。ジンバルなどの大掛かりな機材を使用しなくても、手持ちでシネマティックで滑らかな映像表現が可能となるため、ワンマンオペレーションでのドキュメンタリー撮影やVlog制作において、機動力と映像クオリティを高い次元で両立させることができます。
静止画撮影においては、スローシャッターの手持ち撮影という新たな表現領域を切り拓きます。夕暮れ時や夜景、滝の水の流れを絹糸のように表現するようなシーンにおいて、従来は三脚が不可欠でしたが、EOS R5 Mark IIであれば数秒間の露光であっても手持ちでブレのないシャープな写真を撮影することが可能です。これにより、撮影ポイントの移動がスムーズになり、限られた時間の中でより多くのアングルや構図を試すことができます。手ブレ補正の進化は、単なる失敗防止の枠を超え、クリエイターの表現の自由度を劇的に拡大する要素となっています。
プロユースの過酷な要求を満たす防塵・防滴構造とバッテリー性能
自然風景や野生動物、スポーツイベントなど、屋外での撮影現場は常に天候や環境の急変というリスクと隣り合わせです。EOS R5 Mark IIは、プロフェッショナルの過酷な使用に耐えうるよう、ボディの各接合部やボタン、ダイヤル周りに厳重なシーリングを施した高度な防塵・防滴構造を採用しています。突然の雨や水しぶき、砂埃が舞うような過酷な環境下においても、カメラ内部への異物の侵入を防ぎ、確実な動作を保証します。この高い耐久性は、撮影機材のトラブルが許されないビジネスの現場において、絶大な安心感をもたらします。
また、機動力を支える重要な要素であるバッテリー性能についても改善が図られています。新型の大容量バッテリーの採用と、カメラ内部の電力管理システムの最適化により、従来モデルと比較して撮影可能枚数および動画の連続撮影時間が延長されました。さらに、USB Type-C端子を経由したUSB給電および充電にも対応しており、モバイルバッテリーを使用しながらの長時間のタイムラプス撮影や動画収録も可能です。堅牢なボディと長寿命バッテリーの組み合わせにより、あらゆる環境下で撮影者のポテンシャルを最大限に引き出す機動力を実現しています。
デジタルカメラ市場におけるEOS R5 Mark IIの優位性と導入価値
先代モデル「EOS R5」からの主要な進化点と買い替えの妥当性
2020年に発売され、ミラーレス市場に大きな衝撃を与えた先代「EOS R5」は、現在でも高い評価を得ている名機です。しかし、EOS R5 Mark IIは、その基本性能をあらゆる面で凌駕する正当な後継機として誕生しました。最も大きな進化点は、裏面照射積層CMOSセンサーとDIGIC Acceleratorの搭載による「スピード」と「AI処理能力」の劇的な向上です。これにより、最高約30コマ/秒のブラックアウトフリー連写や、ローリングシャッター歪みの大幅な低減、そしてアクション優先AFや視線入力AFといった次世代の機能が実現しました。
画素数こそ4500万画素で据え置きですが、読み出し速度の向上や高感度耐性の改善により、実質的な画質や使い勝手は別次元へと進化しています。動画性能においても、熱対策の抜本的な見直しやCinema EOSとの連携強化など、プロの現場の声を反映した実用的なアップデートが多数施されています。先代モデルを愛用しているユーザーにとっても、動体撮影の歩留まり向上や映像制作ワークフローの効率化を考慮すれば、EOS R5 Mark IIへの買い替えはビジネス上の大きなリターンをもたらす極めて妥当な投資と言えます。
スポーツ報道や野生動物撮影分野における業務効率の改善効果
スポーツ報道や野生動物撮影の分野において、決定的な瞬間を捉えることはプロフェッショナルの絶対的な使命です。EOS R5 Mark IIが提供する最高約30コマ/秒の高速連写とプリ連続撮影機能は、このミッションの成功率を飛躍的に高めます。人間の反応速度を超えた瞬間を確実にデータとして残すことができるため、「撮り逃し」という致命的なリスクを大幅に軽減します。また、アクション優先AFによるインテリジェントな被写体追尾は、複雑な動きをする競技においてもフォーカスをカメラに任せ、撮影者は構図に専念することを可能にします。
これらの機能は、単に良い写真が撮れるというだけでなく、撮影後のセレクト作業や納品までのスピードアップという業務効率の改善にも直結します。ブレやピンボケの少ない高品質なカットが大量に得られるため、クライアントの要求に応えるベストショットを迅速に見つけ出すことができます。また、高画素であるため、遠くの被写体を撮影後に大胆にトリミングしても十分な解像度を維持でき、重く高価な超望遠レンズの使用頻度を減らすことで、機材の軽量化と移動コストの削減にも貢献します。プロの現場において、本機は確実な成果を生み出す強力なビジネスツールとなります。
動画・静止画のハイブリッドクリエイターにもたらす高い投資対効果
現代のコンテンツ制作市場では、一人のクリエイターが静止画と動画の両方を高いレベルで提供することが求められる「ハイブリッドクリエイター」の需要が急増しています。EOS R5 Mark IIは、まさにこのような現代のニーズに完璧に応えるために設計されたデジタルカメラです。4500万画素の高精細な静止画撮影能力と、クロップなしの8K 60P RAW動画収録というシネマカメラ並みの映像性能を、コンパクトなミラーレス一眼のボディに凝縮しています。これにより、スチル用とムービー用の別々のシステムを用意する必要がなくなり、機材投資コストを大幅に抑えることができます。
さらに、UIの切り替えやカスタム設定の柔軟性により、静止画モードと動画モードを瞬時に行き来しながら撮影を進行することが可能です。ウェディング撮影やコーポレートPR制作など、限られた時間と人員で多様な素材を収集しなければならない現場において、このシームレスな操作性は計り知れないメリットをもたらします。高度な手ブレ補正や進化したAFシステムは両方のモードで機能するため、どのようなアウトプットが求められても常に最高品質の成果を提供できます。EOS R5 Mark IIは、クリエイターのビジネスの幅を広げ、長期的に高い投資対効果をもたらす究極のハイブリッド機です。
よくある質問(FAQ)
EOS R5 Mark IIの有効画素数はいくつですか?
EOS R5 Mark IIは、新開発のフルサイズ裏面照射積層CMOSセンサーを搭載しており、有効画素数は約4500万画素です。高解像度と高速読み出しを両立しており、風景から動体撮影まで幅広いシーンで圧倒的な描写力を発揮します。
先代のEOS R5から連写性能はどのように進化しましたか?
先代のEOS R5が電子シャッター時最高約20コマ/秒であったのに対し、EOS R5 Mark IIは裏面照射積層CMOSセンサーと新映像エンジン「DIGIC Accelerator」の搭載により、電子シャッター時で最高約30コマ/秒のブラックアウトフリー連写を実現しています。さらに、シャッター全押しの最大約0.5秒前から記録できる「プリ連続撮影」機能も新たに追加されました。
動画撮影における熱対策は改善されていますか?
はい、大幅に改善されています。カメラ内部の放熱構造が根本から見直され、熱を効率的に逃がす設計が採用されました。さらに、長時間の8K動画や4K動画撮影をサポートするため、専用のクーリングファンを内蔵したオプションのバッテリーグリップも用意されており、プロの動画制作現場でも安心して使用できる熱耐性を備えています。
視線入力AFとはどのような機能ですか?
視線入力AFは、ファインダーを覗いている撮影者の瞳の動きをカメラが検知し、見つめた被写体や位置へ瞬時にAFフレームを移動させる機能です。EOS R5 Mark IIでは前モデルからアルゴリズムが大幅に進化し、メガネ着用時や複雑な環境下でもより高精度かつ高速に撮影者の意図を反映できるようになりました。
どのようなクリエイターにEOS R5 Mark IIはおすすめですか?
スポーツや野生動物など、一瞬のシャッターチャンスを逃せない動体撮影を行うプロフォトグラファーに最適です。また、4500万画素の静止画と8K 60P RAW動画を1台で高次元にこなせるため、写真と映像の両方の制作を請け負うハイブリッドクリエイターや、シネマカメラのサブ機を求める映像クリエイターにも非常に高い投資対効果をもたらすおすすめのモデルです。

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