Blackmagic DeckLink IP HD レビュー|ST 2110を“破格”で導入できるIP映像カード【レンタルで動作確認できます】

※本記事はパンダスタジオレンタルのデータベースを元にAIを活用して制作しています。 リンク経由のレンタルや購入で収益を得る場合があります。

この記事を書いた人・監修した人

パンダスタジオの創業メンバーの1人。東京都立産業技術大学院大学で修士号を取得。電気通信大学大学院、熊本大学大学院、グロービス大学院でも学ぶ。PANDASTUDIO.TVでは、主に、BlackMagic Design製品を担当しスタジオ構築や配信を担当。

ST 2110ベースのIP伝送って、本格的に組もうとすると一気にハードルが上がる世界です。そんな中で「ST 2110対応機器としては破格の価格」と各AIレビューが口を揃えるのが、Blackmagic Design の DeckLink IP HD

今回はパンダスタジオ・中村が、スタジオが使えない日に“平面”(フラットレイ)でじっくりレビューしました。見た目はただのLANカード。でも中身は、PCから直接ST 2110環境へ映像を乗せられる、なかなか尖ったIP映像カードです。

今回紹介している DeckLink IP HD と関連機材は、パンダスタジオレンタルで取り扱っています。「自分の環境で本当に動くのか」をまず確かめたい方は、記事内の関連レンタル機材リンクからどうぞ。

【動画】DeckLink IP HD レビュー

まずはレビュー動画をご覧ください。カードの実物、AIクロスレビューの画面、マニュアルの“分かってる人向け”っぷりまで、映像で見たほうが伝わります。

動画の見どころ(時間の目安)

  • 0:21〜 見た目はLANカード。でも中身はIP映像カード、という第一印象
  • 0:36〜 DeckLink IP HDの基本仕様(ST 2110 / 2chキャプチャー・再生)
  • 1:18〜 AIクロスレビューで各AIが一致した「共通の強み」
  • 1:32〜 ST 2110対応機器としては破格の価格。レンタルと購入価格の話
  • 2:24〜 PCで作った映像を、変換なしでST 2110へ直接乗せる
  • 2:48〜 導入前の注意点(10GbE / PTP / NMOS)
  • 3:37〜 どんな人に向いているのか
  • 4:34〜 マニュアルから透ける“分かってる人向け”設計
  • 6:29〜 だからこそレンタル向き、という結論

見た目はLANカード、中身はIP映像カード

DeckLink IP HD は、パッと見ネットワークカード(LANカード)そっくりです。PCのPCIeスロットに挿す拡張カードで、背面にRJ45のイーサネット端子。ところがこれ、ネットワーク機器ではなく ST 2110ベースのIP放送システム用の映像キャプチャー・再生カード です。

DeckLink IP HD の基本仕様

公式の説明を要点だけまとめると、こんなカードです。

  • 単一のRJ45スタイルのイーサネット接続で、ST 2110ベースのIP放送システム に対応
  • 2チャンネル分のビデオキャプチャー/再生 が可能(1ポートで2ch)
  • Apple ProRes、DNxHD、10bit非圧縮など、広く使われるフォーマットでのキャプチャー/再生に対応
  • 525i / 625i / 720p / 1080i / 1080p(1080p60まで)のHDフォーマットをサポート

ポイントは、LANポート1つで2chの映像をやり取りできる こと。SDIケーブルを何本も這わせる代わりに、 イーサネット1本でIP映像を扱える、という発想の機材です。

関連レンタル機材(本体)

DeckLink IP HD

AIクロスレビューでも一致:「ST 2110としては破格の価格」

動画では各AIにクロスレビューさせていますが、全員が共通して挙げた強みがこれ。「ST 2110対応機器としては破格の価格」 です(言いづらいキャッチフレーズ)。

どのくらい安いかというと、パンダスタジオレンタルでは1日1,650円。そして購入してもおよそ5万円台。ST 2110機器としては、これはかなり思い切った価格です。

さらにAIレビューが挙げていたのが、Blackmagicエコシステムとの親和性の高さ。普段からBlackmagic機材で組んでいる人ほど、素直に馴染むカードです。

PCで作った映像を、変換なしでST 2110へ直接乗せられる

このカードがいちばん刺さるのが、PCで作った映像をそのままST 2110環境に乗せたい ケースです。

これまでは、PCからSDIで出力し、それをコンバーターでIPに変換して…という手順が必要でした。DeckLink IP HD なら、変換ケーブルやコンバーターを挟まず、PCから直接ST 2110に乗せられます。 たとえば DaVinci Resolve で作った映像を、ポンとIPフローに流したい——そんなワークフローにハマります。

この機材が向いている人

  • 放送局・中継車・大規模スタジオなど、IPインフラ(ST 2110)の環境で使う人
  • Blackmagic製品を中心にワークフローを組んでいる人
  • 既存のBlackmagic HD系・ST 2110製品(“三角形”のIPコンバーター等)をよく使う人
  • DaVinci Resolveなど、PCの映像を直接IPに乗せたい人

逆に言えば、使う人をかなり選ぶカード です。ST 2110やIPワークフローと無縁なら、出番はありません。

関連レンタル機材(用途で選ぶ)

DeckLink IP/SDI HD
Blackmagic Design DeckLink IP HD Optical
Blackmagic 2110 IP Mini BiDirect 12G

導入前の注意点:10GbE・PTP・NMOS

破格とはいえ、ST 2110として本格的に使うなら前提があります。動画でも釘を刺している3点です。

  • 10GbEネットワーク:ST 2110運用なら基本的に10ギガビットのネットワークが前提
  • PTP同期:ST 2110ではPTP(時刻同期)が必要で、本格運用ならPTPサーバーを用意する
  • NMOS・ネットワーク設定の知識:IP機器の管理・設定まわりの理解が要る

ただし、フレーム単位のズレや多少の遅延を気にしないレベルで、すべてBlackmagic機器で揃えるなら、PTPサーバーを別途立てない運用もアリ、とのこと。Blackmagic同士は内部で繋がるためです。とはいえ、ちゃんと本格的にやるならPTPサーバーは入れましょう、というのが結論です。

マニュアルから透ける“分かってる人向け”設計

中村の個人的な面白ポイントがここ。DeckLink IP HD のマニュアルは、他のDeckLink製品と共通なんです。ネットワークに特化した製品なのに、ST 2110まわりの記述は補足として 2ページほどしかありません

しかもその内容は「マルチキャスト出力の使い方」ではなく、ほぼ 注意事項のみ。つまり、このカードで初めてST 2110を触る人に向けては書かれていない。すでにBlackmagicのST 2110製品を使っていて、仕組みが分かっている人が使ってください——そういう設計思想が透けて見える機材です。

だからこそ「レンタル向き」

“分かってる人向け”で、しかも前提となるネットワーク環境も要る。だからこそ、まずレンタルで動作確認するのが理にかなっています

5万円台で10GbEのLANポートが手に入ると考えれば「ST 2110はおまけ」という割り切り方もできますが、本命はやはりST 2110を直接扱える点。SDI→IP変換を挟まず、カードを直接挿して使えるかを、自分の環境で確かめたいところです。

1日1,650円で借りられるので、まずはこれで動作確認 → 無事に動いたら購入、という流れがおすすめ。パンダスタジオはレンタル割引もあるので、「動いたからパンダで買おう」という選び方もできます。

そのほかのIP・変換まわりの構成を検討したい方はこちら:新着機材一覧

関連レンタル機材(上位モデル・編集環境)

DeckLink IP 100G
M5 MacBook Pro と DaVinci Resolve Studio 20 ソフトウェア(USBドングル版)のセット

まとめ|尖った1枚を、まず借りて確かめる

DeckLink IP HD は、ST 2110を破格で導入でき、PCから直接IP映像を扱えるという、かなり尖ったカードです。 一方で、10GbE・PTP・NMOSといった前提があり、マニュアルも“分かってる人向け”。刺さる人にはとことん刺さる代わりに、人を選びます。

だからこそ、スペック表だけで判断せず、まず短期レンタルで自分の環境に挿して動かしてみるのがいちばん確実。動いたら買う、で十分間に合う機材です。

気になった方は、下のリンクから実際のレンタル在庫・スペックを確認してみてください。


📦 この記事で紹介した機材、パンダスタジオレンタルで借りられます。

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