フェーダーは軽い。でも機能は強い。Fairlight Live Audio Panelを実際に触ってきた|KOBA Show 2026現地レポート

Blackmagic Design(ブラックマジックデザイン)


音声卓って、触った瞬間に「あ、これは好き」「これはちょっと違う」が出る機材です。

スペック表だけ見ても分からない。
フェーダーを指で動かしたときの重さ、止まり方、反応の感じ。
ボタンの配置。
画面との距離感。
そして、いざ本番で触ったときに怖くないか。

KOBA Show 2026のBlackmagic Designブースで、話題の Fairlight Live Audio Panel を実際に触ってきました。
正直に言うと、最初に出てきた感想はかなり生々しいです。

フェーダー、ちょっと軽い。
でも、そこで終わる製品ではありませんでした。


まず触って分かる「フェーダーの軽さ」

今回スタッフが触っていたのは、Blackmagic Designのライブオーディオ向けコントロールサーフェス、Fairlight Live Audio Panel です。

ぱっと見は、かなり本格的です。
大型のタッチスクリーン。
ずらっと並んだフェーダー。
大量のノブとボタン。
背面にはライブプロダクションらしい大きな映像モニター。

見た目だけなら、完全に「音声卓」です。
でも、実際に触ると、スタッフの口から出たのは、「フェーダーがちょっと軽い」という感想でした。

これは悪口ではなく、かなり大事なポイントです。
SSLのような本格的な音声卓に慣れている人ほど、フェーダーの手触りには敏感です。
「指に吸い付く感じ」
「動かしたときの抵抗感」
「止めたいところで止まる感じ」
このあたりは、現場のオペレーターにとってかなり重要です。

その感覚で触ると、Fairlight Live Audio Panelのフェーダーはやや軽め。
重厚なアナログ卓や高級デジタル卓の感触を期待すると、少し違うかもしれません。


でも、これはBlackmagicらしい“統合型の音声卓”なのかもしれない

ただし、ここで終わらないのがBlackmagic Designです。
Blackmagicの製品は、単体機材として見るより、システム全体の中でどう使うかで評価が変わることが多いです。

ATEMもそうです。
HyperDeckもそうです。
Blackmagic Cloudも、DaVinci Resolveもそうです。

Fairlight Live Audio Panelも、単に「フェーダーの触感がどうか」だけで見ると、少しもったいない。
これは、ライブオーディオをBlackmagicの映像制作・ライブ配信ワークフローの中に取り込むためのコントロールサーフェスとして見るべき製品だと思います。

つまり、従来の大型音声卓と真正面から殴り合うというより、
映像、音声、配信、収録をひとつのライブプロダクション環境としてまとめるための道具
という見方です。


10、20、40フェーダー。用途で選べるのはありがたい

Fairlight Live Audio Panelには、フェーダー数の違うモデルがあります。

10フェーダー。
20フェーダー。
40フェーダー。

小規模な配信スタジオや企業イベントなら10フェーダーでも現実的です。
もう少しチャンネル数が増える現場なら20フェーダー。
本格的なライブや大規模イベントなら40フェーダー。

このラインナップは分かりやすいです。

パンダスタジオ的に見ると、すべての現場が巨大な音声卓を必要としているわけではありません。
むしろ企業配信、セミナー、ウェビナー、社内スタジオ、イベント収録の現場では、必要なのは「巨大な卓」ではなく、必要十分な音声操作を、迷わず、安定してできる環境です。

その意味では、10フェーダーや20フェーダーのモデルがあるのはかなり現実的です。


タッチスクリーン込みで考えると、かなり今っぽい

Fairlight Live Audio Panelの特徴は、物理フェーダーだけではありません。

大型タッチスクリーンで、チャンネル情報やレベル、EQ、ダイナミクス、プラグインなどを確認しながら操作できます。

これが、いかにもBlackmagicらしいところです。

昔ながらの音声卓は、物理的なボタンやノブの量で安心感を出すところがあります。
それはそれで正しい。
本番中に画面を掘りたくない、という感覚もよく分かります。

一方で、今のライブ制作は、映像も音声もかなり複雑になっています。

配信用の音声。
会場送りの音声。
登壇者マイク。
リモート出演者。
BGM。
VTR。
通訳。
収録用の分岐。
配信と会場で違うミックス。

こうなってくると、タッチスクリーンで状況を俯瞰しながら操作できるメリットは大きいです。


「音声だけの卓」ではなく「ライブ制作の中の音声卓」

今回の動画で面白かったのは、スタッフがただ機材を褒めているわけではないところです。

フェーダーの軽さにはちゃんと言及している。
でも、機能面にはかなり魅力を感じている。

このバランスが現場っぽい。

たぶんFairlight Live Audio Panelは、音声専門の人が「最高級の音声卓」として見る製品ではないかもしれません。
でも、ライブ配信やイベント制作の中で、映像も音声もまとめて扱いたいチームにとっては、かなり気になる存在です。

Blackmagic Designは、すでに映像側ではATEMシリーズでライブ制作の世界に強く入り込んでいます。
そこにFairlight Liveが加わると、音声側もBlackmagicのワークフローに寄せられる。

これは大きいです。


パンダスタジオ的には、企業スタジオ用途が気になる

パンダスタジオでは、企業向けの配信スタジオ構築や、会議室・多目的スペースの配信対応などをよく考えています。

そこで常に問題になるのが音声です。

映像は、カメラを置いて、スイッチャーを入れて、モニターを出せば、ある程度イメージしやすい。
でも音声は、現場で急に難しくなる。

マイクが多い。
登壇者が増える。
会場返しが必要になる。
配信には乗せたいけど会場には出したくない音がある。
BGMやVTR音声もある。
リモート登壇者もいる。

こういう現場では、音声をちゃんと触れる人が必要です。
Fairlight Live Audio Panelが企業スタジオやイベント会場に入ると、映像制作側と音声側の距離が少し縮まるかもしれません。特にBlackmagic製品で映像システムを組んでいる現場なら、相性はかなり気になります。


フェーダーの軽さは弱点か、それとも慣れの問題か

フェーダーが軽い、という感想は残ります。

ここは正直に言っておきたい。
音声さんが触ったときに「軽いな」と感じる可能性はあります。重厚な卓に慣れている人ほど、最初は違和感があるかもしれません。
ただ、これは必ずしも致命的ではありません。

実際の現場では、フェーダーの触感だけでなく、視認性、レイアウト、反応、システム連携、安定性、リコール性、トラブル時の分かりやすさも重要です。

慣れれば十分使える。
機能面は強い。
Blackmagicのライブプロダクション環境と組み合わせると面白い。

今回のスタッフの感想は、まさにそのあたりに着地しているように感じました。


NAB Show、KOBA Showで触られている意味

こういう製品は、展示会で触られることに意味があります。

カタログだけでは絶対に分からないからです。

フェーダーの重さ。
画面の見やすさ。
手の置き場。
指の移動距離。
本番中に迷いそうかどうか。

これは、実機の前に立たないと分かりません。

NAB ShowやKOBA Showのような展示会で、多くの人が実際に触って感想を持つ。
その反応を見ながら、製品の立ち位置が見えてくる。
今回のFairlight Live Audio Panelは、まさにそういう製品だと思います。


まとめ:これは“音声卓”というより、Blackmagic流ライブ制作のピース

Fairlight Live Audio Panelを触ってみた感想を一言でまとめるなら、

フェーダーは軽い。でも機能は強い。

この一言に尽きます。

本格的な音声卓の触感を期待すると、少し違和感があるかもしれません。
でも、Fairlight Liveと連携し、映像・音声・配信をまとめたライブプロダクション環境の中で使うと考えると、かなり面白い製品です。

10、20、40フェーダーのラインナップ。
大型タッチスクリーン。
ライブオーディオ向けの操作性。
Blackmagic Designの映像制作ワークフローとの親和性。

これは、音声専門卓の置き換えというより、Blackmagic流ライブ制作システムの音声側を担うピースとして見るのが良さそうです。

パンダスタジオとしても、企業スタジオ、ライブ配信、イベント収録、ハイブリッド配信の現場でどう使えるのか、引き続き注目していきたい製品です。

本記事はAIが作成したものをもとに、PANDA TIMES編集部が加筆・修正、編集を加えて作成しています。リンク経由のレンタルや購入で収益を得る場合があります。

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パンダスタジオの創業メンバーの1人。東京都立産業技術大学院大学で修士号を取得。電気通信大学大学院、熊本大学大学院、グロービス大学院でも学ぶ。PANDASTUDIO.TVでは、主に、BlackMagic Design製品を担当しスタジオ構築や配信を担当。

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