EOS R5やR6での動作検証。コムライトCM-EF-EOSRマウントアダプターの互換性と実用性について

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PANDASTUDIO.TVのCEOの西村正宏のWeb上ニックネーム。東京都中央区在住。兵庫県たつの市出身。早稲田大学大学院で情報工学の修士号。駒澤大学大学院で経営学の修士号を取得。IT,インターネット、AI、映像機器、音響機器を愛す。

キヤノンのフルサイズミラーレス一眼であるEOS Rシステムへの移行において、従来のEFレンズ資産をいかに有効活用するかは、多くのフォトグラファーにとって重要な課題です。本記事では、Commlite(コムライト)製のマウントアダプター「CM-EF-EOSR」に焦点を当て、キヤノンEOS R5やEOS R6、EOS RPなどのRFマウント機における互換性と実用性について詳細な検証結果を解説いたします。オートフォーカスや絞り制御、IS手振れ補正といった電子制御機能の連動性から、着脱可能な三脚座などのハードウェア面での利便性まで、プロフェッショナルな業務用途やハイアマチュアの皆様が導入を検討する上で不可欠な情報をご提供いたします。純正品との比較も交え、費用対効果の高いレンズアダプター選びの一助としてご活用ください。

コムライトCM-EF-EOSRマウントアダプターの基本概要と3つの特徴

EFレンズとEOS Rシリーズを繋ぐ高品質なレンズアダプター

Commlite(コムライト)CM-EF-EOSRは、キヤノンEFマウントおよびEF-Sマウントのレンズ群を、最新のミラーレス一眼カメラであるEOS Rシリーズ(RFマウント)に装着するための電子接点付きレンズアダプターです。長年にわたり蓄積されてきた豊富なEFレンズ資産を、EOS R5やEOS R6といった最新の高性能ボディでそのまま活用できるため、システム移行に伴う初期費用を大幅に抑えることが可能となります。光学ガラスを持たない筒状の構造を採用しているため、レンズ本来が持つ光学性能や描写力を一切損なうことなく、ダイレクトにセンサーへ光を届ける設計がなされています。

本製品は単なるマウント形状の変換にとどまらず、カメラボディとレンズ間の高度な電子通信を実現する金メッキ接点を搭載しています。これにより、サードパーティ製でありながら純正アダプターに迫る高い機能性を誇り、プロフェッショナルの撮影現場においても十分な実用性を発揮します。外装材には堅牢なアルミニウム合金が採用されており、高品位な質感とともに、重量級の望遠レンズを装着した際にもマウント部に歪みが生じない高い耐久性を確保している点も大きな特徴と言えます。

オートフォーカス(AF)と絞り制御の完全連動メカニズム

CM-EF-EOSRマウントアダプターの最大の強みは、電子接点を通じたカメラボディとレンズ間のシームレスな通信機能にあります。キヤノンEOS Rシリーズに搭載されているデュアルピクセルCMOS AFの性能を最大限に引き出すため、アダプター内部の電子基板が最適化されており、EFレンズ装着時でも高速かつ高精度なオートフォーカス駆動を実現しています。静止画撮影におけるワンショットAFはもちろんのこと、動体追従を目的としたサーボAFにおいても、純正レンズに肉薄するスムーズなピント合わせが可能です。

さらに、絞り機構の電子制御にも完全に対応しており、カメラ側のダイヤル操作によってレンズの絞り羽根を正確に駆動させることができます。撮影モード(P/Tv/Av/M)を問わず、設定したF値がリアルタイムでレンズ側に反映されるため、被写界深度のコントロールや露出の微調整も思いのままに行えます。動画撮影時においても、絞りの駆動音が録音されにくい滑らかな制御がサポートされており、スチルとムービーの双方の現場でストレスのない操作環境を提供します。

IS手振れ補正機能への対応と安定した撮影環境の構築

手持ち撮影時の歩留まりを大きく左右する手ブレ補正機能についても、CM-EF-EOSRは万全の対応を敷いています。キヤノン純正EFレンズに搭載されている「IS(Image Stabilizer)」機構を完全に認識し、レンズ側の手ブレ補正スイッチのON/OFF操作がそのままカメラのシステムに連動します。これにより、望遠レンズを使用したスポーツ撮影や、光量の乏しい室内でのスローシャッター撮影において、レンズ本来の強力なブレ補正効果を余すところなく享受することが可能です。

また、EOS R5やEOS R6のようにボディ内手ブレ補正(IBIS)を搭載したカメラと組み合わせた場合、レンズ側のIS機構との協調制御がどの程度機能するかが重要なポイントとなります。本アダプターを介した場合でも、カメラ側は装着されたEFレンズの焦点距離情報を正確に取得するため、ボディ側の補正アルゴリズムが適切に働き、安定したファインダー像とシャープな撮影結果をもたらします。三脚を使用できない厳しい撮影環境下でも、フォトグラファーの意図を正確に反映できる信頼性の高いシステムを構築できます。

EOS R5およびEOS R6における互換性と3つの検証結果

EOS R5の高画素センサーにおける解像度の維持と描写力

約4500万画素を誇るEOS R5の圧倒的な解像性能を活かすためには、レンズから入力される光を劣化させずにセンサーへと導く必要があります。コムライトCM-EF-EOSRは内部に補正レンズを持たないマウントアダプターであるため、EFレンズが本来持つ光学性能を100%引き出すことが可能です。検証の結果、Lレンズなどの高性能な単焦点レンズや大三元ズームレンズを装着した場合でも、画面中心から周辺部に至るまで、EOS R5の高画素センサーに十分に応える極めてシャープな描写力を維持していることが確認されました。

特に、広角レンズでの風景撮影や、マクロレンズを使用した緻密な商品撮影において、色収差の増大や周辺減光の悪化といったアダプター起因の画質低下は見受けられませんでした。また、カメラ内部でのレンズ光学補正(周辺光量補正や歪曲収差補正など)についても、電子接点を通じて正しいレンズプロファイルがカメラ側に伝達されるため、純正環境と遜色のない画像処理が適用されます。これにより、高解像度データのレタッチ耐性も十分に確保されており、業務用のハイエンドな要求にも応えうる品質を提供します。

EOS R6の次世代オートフォーカス性能との追従性

EOS R6は、フラッグシップ機譲りの高度なAFアルゴリズムと、ディープラーニング技術を活用した強力な被写体検出機能(人物の瞳・顔・頭部、動物、乗り物など)を備えています。CM-EF-EOSRを介してEFレンズを装着した際のAF追従性を検証したところ、これらの高度な被写体認識機能が正常に作動し、高速で移動する被写体に対しても高い精度でピントを合わせ続けることが実証されました。連写時におけるサーボAFの食いつきも良好であり、スポーツや野鳥撮影といったシビアな動体撮影にも十分に対応可能です。

ただし、発売年代の古い一部のEFレンズや、サードパーティ製の旧型レンズにおいては、レンズ側の駆動モーター(USMやSTMなど)の性能限界により、EOS R6の極めて高速なAF演算処理にメカニカルな駆動が追いつかないケースが散見されました。しかし、これはマウントアダプターの通信遅延によるものではなく、レンズ固有の仕様に起因するものです。最新の設計思想で作られたEFレンズとの組み合わせにおいては、RFマウント純正レンズに迫る軽快なAFレスポンスを体感でき、実務においても高い信頼性を発揮します。

EOS RPや初代EOS Rでの動作安定性と実用レベル

フルサイズミラーレスの普及機であるEOS RPや、システムの先駆者である初代EOS Rを用いた検証においても、CM-EF-EOSRは極めて安定した動作を示しました。これらの機種はEOS R5/R6に比べるとAFシステムが一世代前のものとなりますが、アダプターを介した際のピント合焦速度や精度において、実用上全く問題のないパフォーマンスを提供します。特にEOS RPとの組み合わせでは、軽量コンパクトなボディに対して既存のEFレンズ資産を気軽に取り付けられるため、スナップ撮影や日常の記録において非常に高い利便性を発揮します。

また、長時間の連続撮影や動画収録時におけるフリーズや通信エラーといった不具合の発生率も極めて低く、電子制御の安定性が担保されています。バッテリー消費に関しても、アダプターを介在させることによる極端な電力の消耗は見られず、純正アダプター使用時と同等の撮影可能枚数を維持しています。サブ機としてEOS RPや初代EOS Rを運用するプロフェッショナルにとっても、機材の互換性を確保しつつシステム全体の冗長性を高めるための有効なソリューションと言えるでしょう。

キヤノン製EFレンズ・EF-Sレンズ運用における3つのメリット

豊富なEFマウント資産を最新ミラーレス一眼で活用する利点

キヤノンが長年にわたって展開してきたEFマウントレンズ群は、その圧倒的なラインナップの豊富さと中古市場での流通量の多さが魅力です。コムライトCM-EF-EOSRを導入することで、超広角から超望遠、さらにはTS-E(アオリ撮影用)レンズやMP-E(超マクロ)レンズといった特殊用途のレンズまで、あらゆるEFレンズを最新のEOS Rシステムで即座に運用可能となります。これは、RFマウントレンズのラインナップがまだカバーしきれていない特定の焦点距離や特殊な撮影ニーズを補完する上で、非常に大きなメリットとなります。

さらに、高価なRFレンズを全て新規に揃えることなく、手持ちのEFレンズ資産をシームレスに移行できるため、システム刷新に伴う莫大な設備投資を大幅に圧縮することが可能です。浮いた予算をカメラボディのアップグレードや、照明機材、CFexpressカードなどの周辺アクセサリーの充実に充てることで、総合的な撮影環境の質を向上させることができます。コストパフォーマンスと撮影の多様性を両立させる上で、本アダプターは戦略的な機材運用の要として機能します。

EF-Sレンズ装着時の自動クロップ機能と画角の変化

CM-EF-EOSRは、フルサイズ用のEFレンズだけでなく、APS-Cセンサー専用に設計されたEF-Sレンズの装着にも完全に対応しています。特筆すべきは、EF-Sレンズをマウントに装着した瞬間、電子接点を通じた通信により、カメラボディ側(EOS R5やEOS R6など)が自動的にAPS-Cサイズ(約1.6倍)のクロップ撮影モードに切り替わる点です。これにより、ユーザーが手動で設定を変更する手間が省け、四隅のケラレ(黒い枠)が発生することなく、ファインダーいっぱいにクロップされた映像が表示されます。

この自動クロップ機能は、望遠撮影において有利に働きます。例えば、EF-S 55-250mmなどの望遠ズームレンズを装着した場合、フルサイズ換算で最大400mm相当の超望遠撮影が手軽に実現できます。高画素機であるEOS R5であれば、クロップ後でも約1700万画素という十分な解像度を保持しているため、Web媒体や一般的な印刷物向けの商用写真としても実用十分なクオリティを担保できます。APS-C機からのステップアップ層にとっても、既存のレンズを無駄なく活用できる優れた機能設計です。

サードパーティ製EFマウントレンズとの動作傾向と注意点

SIGMA(シグマ)やTAMRON(タムロン)といったサードパーティ製のEFマウント互換レンズを所有しているユーザーにとって、マウントアダプター経由での動作確認は重要な懸念事項です。コムライトCM-EF-EOSRを用いた検証では、主要なサードパーティ製レンズ(例えばシグマのArtラインやタムロンのSPシリーズなど)の多くで、純正EFレンズと同様にAFや絞り制御、手ブレ補正が正常に機能することが確認されています。特に、近年発売されたファームウェアアップデートに対応しているレンズ群との相性は非常に良好です。

しかしながら、製造年代が古いサードパーティ製レンズや、リバースエンジニアリングによって開発された一部の特殊なレンズにおいては、AFが迷いやすくなったり、動画撮影時の絞り制御が滑らかに行われないなどの動作制限が生じる可能性があります。業務用途で確実な動作が求められる場合は、事前にレンズメーカーが公表している互換性情報や、コムライト側のファームウェア更新履歴を確認することが推奨されます。万が一動作が不安定な場合でも、マニュアルフォーカスでの運用や絞り値の固定といった代替手段を用いることで、光学性能自体は問題なく活用することが可能です。

撮影現場の業務効率を高める3つの機能設計と操作性

着脱可能な三脚座による望遠レンズ使用時の重量バランス最適化

コムライトCM-EF-EOSRには、底面に1/4インチネジ穴を備えた専用の三脚座が標準で装備されています。この三脚座の存在は、EF 70-200mm F2.8L IS USMなどの重量級の望遠レンズや、フロントヘビーになりがちな大口径単焦点レンズを使用する際に極めて重要な役割を果たします。カメラボディ側の三脚穴を使用すると、マウント部に過度な負荷がかかり、最悪の場合は機材の破損や光軸のズレを招く恐れがありますが、アダプター側の三脚座で重心を支えることで、機材全体の重量バランスが最適化され、安全かつ安定したパン・チルト操作が可能となります。

さらに、この三脚座は付属の六角レンチを使用して簡単に着脱できる設計となっています。軽量な単焦点レンズや標準ズームレンズを手持ちで運用する際や、ジンバルに搭載して動画撮影を行う場面では、三脚座を取り外すことでシステム全体の軽量化とコンパクト化を図ることができます。撮影スタイルや使用するレンズの特性に合わせて、ハードウェアの構成を柔軟に変更できるこの機能設計は、現場での機動力を重視するプロカメラマンにとって高く評価されるポイントです。

電子接点を通じた正確なEXIFデータの記録と情報管理

デジタル写真のワークフローにおいて、撮影時のレンズ情報や露出設定が記録されるEXIFデータは、後処理(ポストプロダクション)や写真のアーカイブ管理において不可欠な要素です。CM-EF-EOSRは、カメラとレンズ間の完全な電子通信を確立しているため、装着したEFレンズの名称、焦点距離、撮影時の絞り値(F値)、シャッタースピードなどの各種EXIF情報が、画像ファイル内に正確に記録されます。これにより、Adobe LightroomやCapture OneなどのRAW現像ソフトにおいて、正しいレンズプロファイルが自動的に適用され、歪曲収差や周辺減光の補正がスムーズに行えます。

また、サードパーティ製のEFマウントレンズを使用した場合でも、レンズ側から出力されるID情報がカメラ側に正しく伝達されるため、後から撮影データを検索・分類する際の手間が大幅に削減されます。業務撮影において、どのカットをどのレンズで撮影したかを正確に把握できることは、クライアントへの納品データの品質管理や、将来的な撮影計画の立案においても大きな利点となります。電子接点を持たない安価な物理アダプターでは決して得られない、情報管理面での高い付加価値を提供します。

金属マウント採用による高い耐久性とプロフェッショナルユースへの配慮

レンズアダプターは、カメラボディとレンズという高価な精密機器を繋ぐ重要なジョイント部分であり、その物理的な強度と精度はシステム全体の信頼性に直結します。CM-EF-EOSRは、カメラ側およびレンズ側の双方のマウント部に、高精度に切削加工された金属製マウント(アルミニウム合金および真鍮)を採用しています。これにより、繰り返しのレンズ交換においても摩耗が少なく、長期間にわたってガタつきのない確実な装着感を維持します。プロフェッショナルが日常的に酷使する過酷な現場環境にも耐えうる堅牢なビルドクオリティを誇ります。

加えて、マウント内部には内面反射を効果的に抑制するための艶消し塗装および微細な溝加工(バッフル構造)が施されています。これにより、逆光時や強い光源が画面内に入るシーンにおいても、アダプター内部での乱反射によるフレアやゴーストの発生を最小限に抑え、クリアでコントラストの高い描写をサポートします。単に物理的につながるだけでなく、光学的な悪影響を排除するための細やかな配慮がなされている点は、画質に妥協を許さないハイエンドユーザーにとっても安心できる設計基準と言えます。

実戦投入に向けた電子制御パフォーマンスの3つの評価軸

静止画および動画撮影時におけるオートフォーカスの精度と速度

実戦の撮影現場において、オートフォーカスの信頼性は作品の出来を左右する決定的な要因です。CM-EF-EOSRを使用した静止画撮影では、EOS Rシステムの位相差AFがEFレンズの駆動モーターを正確にコントロールし、狙った被写体に対して瞬時にピントを合わせる高度なレスポンスを発揮します。ポートレート撮影における瞳AFの追従性や、マクロ撮影における微細なピント調整においても、純正アダプターと比較して体感できるほどの遅延や精度の低下は認められず、極めて快適なシューティング体験を提供します。

一方、動画撮影(ムービー収録)時においても、デュアルピクセルCMOS AFの滑らかなフォーカス送りが正常に機能します。フォーカス・トランジション(ピント位置の移動)の速度や反応の鈍感さをカメラ側のメニュー設定からカスタマイズした場合でも、その設定値がEFレンズの駆動に忠実に反映されます。ただし、古い設計のギア駆動式モーターを搭載したレンズでは、AF駆動音(カタカタという動作音)が内蔵マイクに拾われやすくなるため、動画撮影を主眼とする場合はSTM(ステッピングモーター)やナノUSMを搭載した静音性の高いレンズとの組み合わせが推奨されます。

電子制御による絞りリングのレスポンスと露出の正確性

キヤノンのEFマウントシステムは、レンズ側に物理的な絞りリングを持たず、全ての絞り制御をボディ側からの電子信号で行う完全電子マウントを採用しています。そのため、マウントアダプターの電子基板の処理能力が露出の正確性に直結します。CM-EF-EOSRは、カメラのダイヤル操作に対して極めて低遅延でレンズの絞り羽根を駆動させることに成功しており、ファインダーを覗きながらの直感的な露出コントロールを妨げません。高速連写時においても、各コマ間で正確に設定された絞り値まで羽根が絞り込まれるため、露出のバラツキ(フリッカー現象)が発生することなく、安定した明るさの画像が得られます。

さらに、動画撮影における絞りの無段階制御(マイクロステップ駆動)に対応した最新のEFレンズと組み合わせた場合、録画中にF値を変更しても、明るさがカクつくことなく滑らかに変化します。これにより、屋外から室内への移動など、照度条件が劇的に変化するシーンでの撮影においても、自然な露出補正が可能となります。サードパーティ製アダプターでありながら、キヤノン独自の複雑な電子通信プロトコルを高度に解析し、プロの映像制作に求められる厳密な露出管理要件をクリアしている点は高く評価できます。

ボディ内手ブレ補正(IBIS)とレンズ内ISの協調動作について

EOS R5およびEOS R6の目玉機能であるボディ内手ブレ補正(IBIS)は、レンズ側の光学式手ブレ補正(IS)と協調することで、最大8.0段分という驚異的な補正効果を生み出します。CM-EF-EOSRを装着した環境下での検証において、IS搭載のEFレンズを使用した際、カメラのメニュー画面上で「手ブレ補正機構の協調制御」がアクティブになることが確認されました。これにより、レンズ側のISが角度ブレ(ピッチ/ヨー)を、ボディ側のIBISがシフトブレ(X/Y軸)および回転ブレ(ロール)を分担して補正し、手持ちでの夜景撮影やマクロ撮影における歩留まりが飛躍的に向上します。

また、IS機構を搭載していないオールドレンズや大口径単焦点レンズ(EF 50mm F1.2L USMなど)を装着した場合でも、電子接点を通じて焦点距離情報がカメラに伝達されるため、ボディ内手ブレ補正が最適なパラメーターで単独稼働します。電子接点のないマニュアルアダプターでは、焦点距離を手動で入力する手間がかかりますが、本製品ではそのプロセスが完全に自動化されています。いかなるEFレンズを装着しても、EOS Rシステムの強力な防振性能の恩恵を最大限に引き出せることは、実運用において計り知れないアドバンテージとなります。

純正マウントアダプターとの比較に基づく導入検討のための3つの判断基準

コストパフォーマンスの高さと機材移行時における初期投資の削減効果

キヤノン純正の「マウントアダプター EF-EOS R」は高い信頼性を誇りますが、需要の高さから品薄状態が続くことがあり、また価格設定も相応の投資を要します。対して、コムライトCM-EF-EOSRは、純正品と同等の基本機能(AF、絞り制御、IS連動、EXIF記録)を網羅しつつ、実売価格において非常に競争力のあるコストパフォーマンスを実現しています。特に、EOS Rシステムへの移行にあたって、ボディ単体や高価なRFレンズの購入で予算が逼迫しているユーザーにとって、この価格差は極めて魅力的な選択肢となります。

さらに、標準で三脚座が付属している点もコスト面での優位性を高めています。純正品の場合、三脚座が必要な場合はより高価なコントロールリング付きモデルやドロップインフィルターマウントアダプターを検討するか、サードパーティ製の三脚座を別途手配する必要があります。導入時の初期費用を最小限に抑えつつ、手持ちのEFレンズ資産を即座に戦力化できるCM-EF-EOSRは、費用対効果を厳格に評価するビジネスユースや、複数のカメラボディを運用するスタジオ撮影において、極めて合理的な投資と言えるでしょう。

業務用途におけるサードパーティ製アダプターの運用リスクと対策

コストパフォーマンスに優れる一方で、サードパーティ製アダプターをプロフェッショナルな業務用途で運用する際には、いくつかのリスクと対策を理解しておく必要があります。最大のリスクは、将来的なカメラボディのファームウェアアップデートによって、予期せぬ動作不良や通信エラーが発生する可能性です。純正品であればメーカーによる動作保証と迅速な修正プログラムの提供が約束されていますが、サードパーティ製品の場合はメーカーの対応を待つ必要があります。そのため、重要な商業撮影の直前には、カメラのファームウェアをむやみにアップデートしないといった自己管理が求められます。

また、防塵・防滴構造に関する仕様の違いも考慮すべきポイントです。純正品が過酷な環境下での使用を想定したシーリング処理を施しているのに対し、CM-EF-EOSRは一般的な使用環境を前提とした構造となっています。したがって、大雨の中でのスポーツ撮影や、砂埃の舞う過酷なロケーションでの撮影においては、レインカバーの併用や機材の保護対策を十分に行う必要があります。これらの運用上の特性(メリットとトレードオフ)を正しく理解し、適材適所で機材を使い分けるリスクマネジメントが、プロの現場では不可欠となります。

コムライトCM-EF-EOSRが推奨されるユーザー層と総合評価

これまでの検証結果を踏まえ、コムライトCM-EF-EOSRは「既存のEFレンズ資産を無駄にせず、EOS Rシステムの優れた基本性能を低コストで体験したい」と考える全てのユーザーに強く推奨できる製品です。特に、EOS R5やEOS R6の高画素・高感度・強力なAF性能を活用したいが、RFレンズを一気に揃える予算的余裕がないハイアマチュアや、サブ機としてEOS RPを導入し、手軽にフルサイズ画質を楽しみたいスナップシューターにとって、ベストな選択肢の一つとなります。着脱式三脚座の存在は、望遠レンズを多用する鉄道・航空機・野鳥の撮影愛好家にとっても大きな魅力です。

総合的に評価すると、CM-EF-EOSRは単なる安価な代替品という枠を超え、実用に足る十分な電子制御パフォーマンスと堅牢なビルドクオリティを備えた実力派のレンズアダプターです。純正品が手に入りにくい状況下での繋ぎとしての役割はもちろんのこと、メインの機材としても長期間にわたって活躍できるポテンシャルを秘めています。サードパーティ製であることの特性を理解した上で適切に運用すれば、あなたの写真・映像表現の幅を大きく広げ、EOS Rシステムへのスムーズな移行を強力にサポートしてくれる頼もしいパートナーとなるでしょう。

よくあるご質問(FAQ)

ここでは、コムライトCM-EF-EOSRマウントアダプターに関するよくあるご質問とその回答をまとめました。

  • Q1. EOS R5やEOS R6のボディ内手ブレ補正(IBIS)は機能しますか?
    A1. はい、機能します。電子接点を通じてレンズの焦点距離情報がカメラに伝達されるため、IS非搭載のレンズでもボディ内手ブレ補正が有効に働きます。また、IS搭載レンズの場合は、レンズ側とボディ側の協調制御が行われます。
  • Q2. サードパーティ製(シグマやタムロンなど)のEFマウントレンズでもオートフォーカスは動きますか?
    A2. 主要な現行モデルのレンズであれば、概ね純正と同等にオートフォーカスや絞り制御が機能します。ただし、製造年代の古いレンズや特定のモデルでは動作が不安定になる場合があるため、事前に互換性情報を確認することをお勧めします。
  • Q3. アダプターを取り付けたことで画質が劣化することはありますか?
    A3. CM-EF-EOSRは内部に光学レンズを持たない筒状のアダプターであるため、レンズが本来持つ解像度や描写力を低下させることはありません。EOS R5などの高画素機でも安心してご使用いただけます。
  • Q4. EF-Sレンズを取り付けた場合、設定を変更せずにそのまま撮影できますか?
    A4. はい、可能です。EF-Sレンズを装着すると、カメラ側が自動的にAPS-Cサイズ(約1.6倍)のクロップモードに切り替わるため、四隅がケラレることなくそのまま撮影を続行できます。
  • Q5. 付属の三脚座は取り外すことができますか?
    A5. はい、取り外し可能です。付属の六角レンチを使用して簡単に着脱できるため、手持ち撮影時やジンバル運用時など、軽量化を図りたい場面では外して使用することができます。
Commlite CM-EF-EOSR マウントアダプター EOS Rカメラ用

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