フィルター径82mm統一の利便性。SLR Magic 18mm T2.8が選ばれる理由

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PANDASTUDIO.TVのCEOの西村正宏のWeb上ニックネーム。東京都中央区在住。兵庫県たつの市出身。早稲田大学大学院で情報工学の修士号。駒澤大学大学院で経営学の修士号を取得。IT,インターネット、AI、映像機器、音響機器を愛す。

映像制作の現場において、機材の運用効率と画質の妥協なき両立は常に重要な課題です。特にジンバル撮影や4K動画など、高度な動画撮影が求められる現代において、レンズ選びは作品のクオリティを左右する決定的な要因となります。本記事では、フルサイズ対応のシネマレンズとして注目を集める「SLR Magic(エスエルアールマジック) MicroPrime CINE 18mm T2.8 Eマウント(SLRMP18E)」に焦点を当てます。ソニーEマウント専用設計による高い親和性、インナーフォーカス機構、そして最大の魅力である「フィルター径82mm統一」がもたらす圧倒的な利便性について、プロの映像クリエイターの視点から詳しく解説いたします。広角レンズが描くダイナミックな映像表現と、交換レンズとしての優れたコストパフォーマンスをぜひご確認ください。

SLR Magic MicroPrime CINE 18mm T2.8の基本スペックと魅力

ソニーEマウント専用設計がもたらす高い親和性

SLR Magic(エスエルアールマジック)のMicroPrime CINE 18mm T2.8は、ソニーEマウント専用に設計された高品質なシネマレンズです。この専用設計により、ソニー製ミラーレス一眼カメラやプロフェッショナル向けシネマカメラとの間に極めて高い親和性をもたらします。マウント部のアダプターを介さずに直接装着できるため、フランジバックの精度が保たれ、光学的パフォーマンスを最大限に引き出すことが可能です。また、物理的な接続の堅牢性も向上し、長時間の動画撮影や過酷なロケ現場においてもガタつきや通信エラーのリスクを最小限に抑えます。

さらに、ソニーEマウントシステムのコンパクトなボディ特性と、マイクロプライムシネシリーズの小型軽量な鏡筒デザインが見事に調和します。フルサイズセンサーの性能を余すことなく活かしつつ、システム全体の重量バランスを最適化できる点は、機動力が求められる現代の映像制作において大きなアドバンテージとなります。堅牢な金属製ボディを採用しながらも取り回しが良く、ワンマンオペレーションから大規模なクルーでの撮影まで、幅広い現場のニーズに確実に応える交換レンズとして高い評価を得ています。

フルサイズ対応の本格派シネマレンズ

SLRMP18Eは、フルフレーム(フルサイズ)センサーに対応した本格派のシネマレンズとして、妥協のない映像表現を可能にします。フルサイズセンサーの広い受光面積を活かした豊かな階調表現と、広角18mmという焦点距離が相まって、圧倒的な臨場感を持つ映像を捉えることができます。スチル用レンズとは異なり、動画撮影に特化した光学設計とメカニカル構造を採用しているため、フォーカスブリージング(ピント合わせ時の画角変動)が極めて少なく、自然でシームレスなピント送りが実現可能です。

また、シネマレンズの証であるT値(透過光量)を採用しており、T2.8という明るさを確保しています。F値ではなく実質的な明るさを示すT値による表記は、複数のレンズを交換しながら撮影する際に露出のばらつきを防ぎ、ポストプロダクションでのカラーグレーディング作業を大幅に効率化します。フルフレームならではの被写界深度のコントロールと、MicroPrime CINEシリーズが誇るシネマライクな描写力は、あらゆる動画撮影プロジェクトにおいてクリエイターの意図を忠実に具現化する強力な武器となります。

映像制作現場で求められる堅牢性と操作性

プロフェッショナルな映像制作の現場では、機材に対する過酷な要求が日常的に存在します。SLR Magic MicroPrime CINE 18mm T2.8は、総金属製の堅牢なハウジングを採用しており、日々のハードな使用に耐えうる優れた耐久性を誇ります。精密に加工されたフォーカスリングとアイリス(絞り)リングは、シネマスタンダードである0.8Mピッチのギアを備えており、フォローフォーカスシステムやワイヤレスレンズコントロールシステムと完璧に連携します。これにより、フォーカスプラーが要求するミクロン単位のシビアなピント操作にも確実に応えます。

操作性の面でも、滑らかで適度なトルク感を持つリング類が、直感的かつ精緻なマニュアルコントロールをサポートします。クリックレスの絞りリングは、撮影中の無段階な露出調整を可能にし、照明環境が変化するシーンでも映像の明るさを滑らかに移行させることができます。これらの堅牢な造りと洗練された操作性は、単なるスペック上の数値には表れない、現場での絶対的な信頼感を生み出します。トラブルが許されないプロの現場において、SLRMP18Eは常に安定したパフォーマンスを発揮する頼もしいパートナーとなります。

映像制作を効率化する「フィルター径82mm統一」の3つのメリット

NDフィルターやマットボックスの共有によるコスト削減

MicroPrime CINEシリーズ最大の特長の一つが、全レンズで「フィルター径82mm」に統一されている点です。動画撮影において必須となる可変NDフィルターやPLフィルター、さらにはブラックミストなどの特殊効果フィルターを、レンズごとに買い揃える必要がありません。82mmという大口径フィルターを1セット用意するだけで、シリーズ内のすべてのレンズで共有できるため、機材導入にかかる初期費用および追加費用を大幅に削減することが可能です。

また、フィルター径だけでなく、レンズ前枠の外径も85mmに統一されているため、クランプオンタイプのマットボックスもそのまま使い回すことができます。マットボックス用のステップアップリングやアダプターリングを複数用意する手間とコストが省け、予算が限られたプロジェクトにおいても、より高品質なフィルターや周辺アクセサリーに投資を集中させることができます。この合理的な設計は、フリーランスのビデオグラファーから制作会社まで、あらゆる規模の映像制作において明確な経済的メリットをもたらします。

レンズ交換時のセッティング時間を大幅に短縮

映像制作の現場において、時間は最も貴重なリソースです。フィルター径82mmと前玉外径85mmの統一設計は、レンズ交換に伴うダウンタイムを劇的に削減します。通常、焦点距離の異なるレンズに交換する際、フィルターの付け替えやマットボックスの位置調整、フォローフォーカスのギア位置の再設定など、煩雑な作業が発生します。しかし、SLR MagicのMicroPrime CINEシリーズであれば、これらの物理的な寸法が揃っているため、周辺アクセサリーのセッティングをほぼ変更することなく、迅速にレンズを交換できます。

特に、夕暮れ時のマジックアワーなど、光線状態が刻一刻と変化するシビアな撮影状況において、この迅速なレンズ交換は決定的な違いを生み出します。クリエイターは機材の調整に気を取られることなく、被写体と向き合い、最適な構図とタイミングを狙うことに集中できます。セッティング時間の短縮は、1日あたりの撮影カット数の増加や、テイクを重ねる余裕を生み出し、最終的な映像作品のクオリティ向上に直結する極めて重要な要素となります。

MicroPrime CINEシリーズ全体での運用効率の向上

フィルター径82mmの統一は、単なるコスト削減や時間短縮にとどまらず、映像制作システム全体の運用効率を飛躍的に向上させます。複数の焦点距離を持つレンズ群を一つのパッケージとしてシステム化することで、機材のパッキングから現場での展開、撤収に至るまでのワークフローが極めてシンプルになります。機材ケース内での収納スペースの最適化や、アシスタントへの指示出しの明確化など、チーム全体でのオペレーションがスムーズに進行します。

さらに、シリーズ全体で重量や重心バランスが近似するように設計されているため、ジンバルやステディカムを使用した撮影においても、レンズ交換ごとの再バランス調整(キャリブレーション)の手間が最小限に抑えられます。このように、SLR Magic MicroPrime CINEシリーズは、個々のレンズの性能だけでなく、複数本を運用した際のシステマチックな利便性を深く計算して開発されています。結果として、クリエイターの身体的・精神的な負担を軽減し、より創造的な映像制作に専念できる環境を提供します。

4K動画撮影を支える18mm広角レンズの優れた光学性能

画面周辺部まで解像する4K対応の高画質設計

現代の映像制作において、4K以上の高解像度フォーマットでの納品は標準的な要件となりつつあります。SLR Magic 18mm T2.8は、このような高画素化するセンサーの要求を満たすべく、画面の中心から周辺部まで均一で高い解像力を発揮するよう設計されています。特殊硝材を効果的に配置した光学系により、広角レンズ特有の諸収差(色収差や歪曲収差)を極限まで補正し、4K動画撮影においてもディテールを損なわないシャープでクリアな映像を提供します。

この優れた解像感は、建築物の直線や自然風景の微細なテクスチャを克明に描き出すだけでなく、ポストプロダクションでのクロップやスタビライズ処理を行う際にも大きなマージンをもたらします。高精細な描写力を持ちながらも、デジタル特有の過度なシャープネスを抑えた自然な結像は、映画的な柔らかさと立体感を両立しています。フルフレームセンサーが捉える膨大な光の情報を、劣化させることなくカメラへと導く本レンズの光学性能は、妥協を許さないプロフェッショナルの要求に確実に応えます。

広角18mmが描くダイナミックな空間表現とパースペクティブ

18mmという超広角域の焦点距離は、映像表現に劇的な変化とダイナミズムをもたらします。人間の視野を大きく超える広い画角は、限られた室内空間をより広く、開放的に見せる効果があり、ロケーションの全景や環境のスケール感を視聴者に強く印象付けることができます。また、広角レンズ特有の強いパースペクティブ(遠近感)を活かすことで、被写体に極限まで寄りつつ背景を広く取り込むような、立体的で没入感のある映像を作り出すことが可能です。

ジンバルやスライダーを使用した移動撮影において、この18mmの画角は特に威力を発揮します。カメラの動きが視覚的に強調され、スピード感や浮遊感を伴ったダイナミックなトラッキングショットが実現します。風景、建築、アクションシーンなど、空間の広がりや奥行きを強調したいあらゆるシチュエーションにおいて、SLRMP18Eが描くパースペクティブは、映像作品にシネマティックなスケール感と視覚的なインパクトを付加する重要な役割を担います。

T2.8の明るさが実現する美しいボケ味と低照度への対応

広角レンズでありながらT2.8という明るさを備えている点は、SLR Magic MicroPrime CINE 18mmの大きな強みです。フルサイズセンサーとの組み合わせにより、広角であっても被写界深度を浅くコントロールすることが可能となり、被写体を背景から浮き上がらせる美しいボケ味を楽しむことができます。滑らかなボケ表現は、映像に奥行きと情緒を与え、視聴者の視線を主役に誘導する効果的なストーリーテリングの手法となります。

また、T2.8の透過光量は、自然光のみでの撮影や夜間のロケなど、低照度環境においても強力なアドバンテージとなります。ISO感度を過度に上げることなく適正露出を得られるため、ノイズの少ないクリーンな映像を維持できます。照明機材の持ち込みが制限されるドキュメンタリー撮影や、アンビエントライト(環境光)の雰囲気を活かしたいシーンにおいて、この明るさは映像の品質を担保し、表現の幅を大きく広げる要素となります。

ジンバル撮影に最適なインナーフォーカス機構の3つの優位性

フォーカシング時の重心変動を抑えるインナーフォーカス設計

動画撮影において、ピント合わせに伴うレンズの全長変化や重心の移動は、カメラワークに悪影響を及ぼす要因となります。SLR Magic 18mm T2.8は、レンズ内部のレンズ群のみを移動させてピントを合わせる「インナーフォーカス機構」を採用しています。これにより、最短撮影距離から無限遠までフォーカスリングを回しても、レンズの全長が一切変化せず、前玉が回転することもありません。

このインナーフォーカス設計は、マットボックスや可変NDフィルターを装着した状態での操作性を著しく向上させます。前玉が回転しないため、PLフィルターの偏光効果やグラデーションNDフィルターの角度がピント合わせによって狂うことがなく、常に一定の光学効果を維持できます。また、外部からの物理的な干渉を受けにくいため、防塵・防滴性の観点からも有利であり、過酷な撮影環境下でも安定したフォーカス操作を保証します。

ジンバル再キャリブレーションの手間を省く重量バランス

近年、映像制作において必須のツールとなっている電動ジンバルでの運用において、インナーフォーカス機構は絶大な威力を発揮します。ジンバルはカメラとレンズの重心バランスを厳密に調整することで滑らかな動きを実現しますが、従来の繰り出し式レンズでは、ピント位置が変わるたびに重心が前後に移動し、ジンバルのモーターに余分な負荷をかけたり、バランスが崩れたりする問題がありました。

SLRMP18Eはインナーフォーカスにより重心の変動が極めて少ないため、一度ジンバルのバランス調整(キャリブレーション)を行えば、撮影中にフォーカスを大きく送ってもバランスが崩れることはありません。さらに、MicroPrime CINEシリーズはレンズごとの重量とサイズが近似しているため、同シリーズ内で交換レンズを入れ替えた際の再キャリブレーションも最小限の微調整で済みます。これにより、ジンバル撮影時の機動力と安定性が飛躍的に高まり、より複雑でダイナミックなカメラワークに挑戦することが可能になります。

フォローフォーカスと連携しやすい適度なトルク感とギアピッチ

インナーフォーカス機構の恩恵は、フォローフォーカスシステムを使用した際の操作感にも現れます。内部の軽量なフォーカスレンズ群のみを駆動させるため、フォーカスリングの回転が非常にスムーズで、適度なトルク感を保ちながらも重すぎない絶妙な操作性を実現しています。これにより、ワイヤレスフォローフォーカスのモーターに過度な負担をかけることなく、迅速かつ正確なピント送りが可能となります。

また、シネマレンズ標準の0.8Mピッチのギアがフォーカスリングおよびアイリスリングに刻まれており、市販のあらゆるフォローフォーカスシステムと確実に噛み合います。ギアの回転角(フォーカススロー)も動画撮影に最適化されており、マニュアル操作でもモーター駆動でも、意図した通りの繊細なピント移動を再現できます。ジンバルに載せた状態でのワイヤレスコントロールにおいても、遅延やガタつきのないダイレクトなレスポンスを提供し、ワンマンオペレーションからフォーカスプラーが参加するチーム体制まで、あらゆる撮影スタイルを強力にサポートします。

プロの映像制作現場におけるSLRMP18Eの活用シーン

企業VPやドキュメンタリー撮影での機動力の確保

企業VP(ビデオパッケージ)やドキュメンタリーの撮影現場では、限られた時間と人員の中で、多様なカットを迅速に撮影する機動力が求められます。SLR Magic MicroPrime CINE 18mm T2.8は、そのコンパクトなサイズと堅牢な造りにより、フットワークの軽い撮影スタイルに最適です。フルサイズのソニーEマウントカメラと組み合わせることで、手持ち撮影や小型ジンバルでの運用が容易になり、被写体の自然な表情や現場の臨場感を逃さず捉えることができます。

また、広角18mmの画角は、狭いオフィス内でのインタビュー撮影や、工場の製造ラインの全景を収める際などに非常に重宝します。フィルター径82mm統一によるNDフィルターの迅速な着脱や、インナーフォーカスによる安定した重心は、ワンマンオペレーション時の負担を大幅に軽減します。環境の変化に即座に対応し、常に高品質な映像を安定して収録できる本レンズは、ドキュメンタリーや企業案件において極めて信頼性の高いツールとなります。

建築物や室内空間を広く見せる不動産・空間プロモーション

不動産物件のプロモーションビデオや、ホテル・レストランなどの空間紹介映像において、広角レンズは必須の機材です。SLRMP18Eの18mmという超広角の視野は、限られた室内空間をより広く、開放的に、そして魅力的に演出するのに最適な焦点距離です。歪曲収差が良好に補正されているため、建築物の直線が不自然に曲がることなく、正確なパースペクティブで空間の広がりを表現できます。

さらに、T2.8の明るさを活かすことで、薄暗い間接照明のラウンジや、自然光が差し込むリビングルームなど、照明の追加が難しい環境でもノイズの少ないクリアな映像を撮影可能です。ジンバルを用いた滑らかなウォークスルー撮影においても、インナーフォーカス設計が安定したカメラワークをサポートし、視聴者があたかもその空間に実際にいるかのような没入感のあるプロモーション映像を制作することができます。

ミュージックビデオやCMにおけるドラマチックな映像表現

アーティストの世界観を表現するミュージックビデオ(MV)や、短い尺で視覚的なインパクトを与えるテレビCM・Web広告において、映像のルック(質感)は非常に重要です。SLR Magicのシネマレンズは、現代のデジタルレンズにありがちな冷たくシャープすぎる描写とは異なり、適度な柔らかさと温かみを持つ「シネマライク」な描写が特徴です。この独特のキャラクターが、映像にエモーショナルな雰囲気とドラマチックな質感を与えます。

18mmの広角を活かしたダイナミックなアングルや、被写体に極端に寄ったクローズアップでのパースの強調は、MVにおけるパフォーマンスシーンをよりエネルギッシュに演出します。また、T2.8の開放付近で使用した際の美しいボケ味や、逆光時に現れる特徴的なフレアは、映像に芸術的なフレイバーを加える要素として積極的に活用できます。他のレンズでは得られない独自の色再現性とトーンが、クリエイターの表現の幅を広げ、視聴者の記憶に残る印象的な映像作品の創出に貢献します。

他のEマウント用シネマレンズと比較した際の特徴

コストパフォーマンスに優れた導入しやすい価格設定

ソニーEマウント用のフルサイズ対応シネマレンズ市場には、数多くのハイエンドモデルが存在しますが、その多くは非常に高価であり、個人クリエイターや小規模プロダクションにとっては導入のハードルが高いのが実情です。その中で、SLR Magic MicroPrime CINEシリーズは、本格的なシネマレンズのメカニカルな仕様と光学性能を備えながらも、極めて戦略的で導入しやすい価格設定を実現しています。この圧倒的なコストパフォーマンスは、本レンズを選ぶ最大の理由の一つと言えます。

単なる廉価版ではなく、総金属製の鏡筒、0.8Mピッチのギア、フィルター径82mmの統一など、プロの現場で真に求められる仕様を妥協なく盛り込んでいる点が高く評価されています。予算の限られたプロジェクトであっても、スチル用レンズからのステップアップとして、あるいは複数本のプライムレンズをセットで揃えるための現実的な選択肢として、SLRMP18Eは非常に魅力的な投資対効果を提供します。

スチル用交換レンズとは一線を画すシネマライクな描写

多くのビデオグラファーは、動画撮影にスチル(静止画)用のオートフォーカスレンズを使用していますが、映像制作に特化するならばシネマレンズの優位性は揺るぎません。SLR Magic 18mm T2.8は、スチル用レンズとは一線を画す「シネマライク」な描写を追求して設計されています。スチルレンズが瞬間的な解像度や収差の完全な排除を目指すのに対し、本レンズは動画としての連続したフレームにおける「見え方の美しさ」を重視しています。

具体的には、フォーカスブリージングが極小に抑えられているため、ピント送りの際に画角が不自然に伸縮することがありません。また、クリックレスの絞りリングによる滑らかな露出変化や、マニュアルフォーカスに最適化された長いフォーカススロー(回転角)により、映像の時間軸に沿った有機的な表現が可能になります。これらの動画専用の設計思想が、作品全体に映画のような上質なトーンをもたらします。

エスエルアールマジック独自の色再現性とトーン

レンズメーカーごとに異なる「カラーサイエンス」や「トーン」は、映像の最終的なルックを決定づける重要な要素です。エスエルアールマジック(SLR Magic)のレンズ群は、独自のコーティング技術と光学設計により、ニュートラルでありながらも、どこか温かみのあるヴィンテージライクな色再現性を持っています。特にスキントーン(肌の質感)の描写に優れており、人物の表情を柔らかく、かつ立体的に描き出すことができます。

この独特のトーンは、最新の高解像度フルサイズセンサーが持つデジタル特有の硬さを中和し、フィルムライクな質感を求めるクリエイターから強い支持を集めています。MicroPrime CINEシリーズ全体でこのカラーバランスが統一されているため、18mmから他の焦点距離のレンズへ交換しても、カラーグレーディングの際に色合わせの手間がかかりません。効率的なポストプロダクションと、芸術的な映像表現を両立させる独自の色再現性は、他のEマウントレンズにはない大きな魅力です。

SLR Magic MicroPrime CINE 18mm T2.8が映像クリエイターにもたらす価値

撮影機材のシステム化とワークフローの最適化

現代の映像制作において、成功の鍵は「いかに効率的かつ確実なワークフローを構築するか」にあります。SLR Magic / MicroPrime CINE / 18mm T2.8 Eマウント ( SLRMP18E ) の導入は、単に広角レンズを1本追加することに留まらず、撮影機材全体のシステム化を促進します。フィルター径82mmの統一、インナーフォーカス機構、共通化されたギア位置と重量バランスなど、シリーズ全体に貫かれた設計思想により、現場でのセッティングから撮影、撤収までのあらゆるプロセスが最適化されます。

このワークフローの最適化は、技術的なトラブルや機材調整の時間を削減し、クリエイターが「何をどう撮るか」という本質的なクリエイティブワークに注力するための余白を生み出します。特に少人数でのオペレーションが求められる現場において、機材がシステマチックに連動することは、疲労の軽減と集中力の維持に直結し、結果としてプロジェクト全体の進行をスムーズにする計り知れない価値を提供します。

クライアントの要求に応える高品質な映像アウトプット

プロフェッショナルとして活動する映像クリエイターにとって、クライアントの期待を超える高品質な映像をコンスタントに納品することは絶対条件です。フルサイズ対応、4K動画対応の高解像度設計、そしてシネマライクな美しい描写力を兼ね備えた本レンズは、その要求に確実に応えるための強力なツールとなります。18mmの広角がもたらすダイナミックな画作りや、T2.8のボケ味を活かした表現は、映像作品のプロダクションバリュー(作品の見た目の豪華さや品質感)を一段階引き上げます。

また、フォーカスブリージングの少なさや、滑らかなアイリス操作など、シネマレンズならではの精緻なコントロールが、映像にプロフェッショナルな洗練さを与えます。視聴者の目を惹きつける高品質な映像アウトプットは、クライアントからの信頼を獲得し、次の仕事へと繋がる重要なポートフォリオとなります。SLRMP18Eは、クリエイターの技術と感性を余すことなく映像に定着させ、ビジネスの成功を後押しする頼もしい相棒です。

長期的なビジネス投資として選ばれる交換レンズの決定版

カメラボディの技術進化が目まぐるしい現代において、センサーや記録フォーマットは数年で陳腐化する可能性があります。しかし、高品質な光学系と堅牢なメカニカル構造を持つ優れたシネマレンズは、時代を超えて長く使い続けることができる「資産」となります。総金属製の耐久性に優れたボディと、フルサイズセンサーのポテンシャルを最大限に引き出す光学性能を持つSLR Magic 18mm T2.8は、長期的なビジネス投資として極めて賢明な選択です。

ソニーEマウントという広く普及したマウントシステムに対応している点も、将来的なカメラボディの買い替えやシステムの拡張において柔軟性を担保します。コストパフォーマンスの高さと、映像制作現場での実用性を極限まで追求した本レンズは、これから本格的なシネマレンズシステムを構築しようとするビデオグラファーから、サブセットを探しているベテランのシネマトグラファーまで、あらゆる映像クリエイターにとって選ばれるべき交換レンズの決定版と言えるでしょう。

SLR Magic MicroPrime CINE 18mm T2.8 に関するよくある質問 (FAQ)

Q1: フィルター径82mm統一のメリットは何ですか?
A1: 最大のメリットは、可変NDフィルターやPLフィルターなどをレンズごとに買い揃える必要がなく、1つの82mmフィルターをMicroPrime CINEシリーズの全レンズで共有できることです。これにより、コスト削減とレンズ交換時のセッティング時間の大幅な短縮が可能になります。

Q2: スチル用のEマウントレンズとシネマレンズ(SLRMP18E)の違いは何ですか?
A2: シネマレンズである本製品は、動画撮影に特化して設計されています。フォーカスブリージング(ピント移動時の画角変化)が極めて少なく、クリックレスの絞りリング、フォローフォーカス用の0.8Mピッチギア、そしてインナーフォーカス機構を備えており、動画撮影時の操作性と映像の滑らかさがスチル用レンズとは大きく異なります。

Q3: インナーフォーカス機構はジンバル撮影においてどのように役立ちますか?
A3: インナーフォーカス設計により、ピントを合わせてもレンズの全長が変わらず、重心の変動が最小限に抑えられます。そのため、ジンバルに載せて撮影する際に、フォーカス操作を行ってもバランスが崩れにくく、再キャリブレーションの手間を省くことができます。

Q4: APS-Cサイズのセンサーを搭載したカメラでも使用できますか?
A4: はい、使用可能です。本レンズはフルサイズ(フルフレーム)対応ですが、ソニーのAPS-CサイズのEマウントカメラ(FX30やα6000シリーズなど)に装着した場合、35mm判換算で約27mm相当の使いやすい広角レンズとして機能します。

Q5: オートフォーカス(AF)には対応していますか?
A5: いいえ、対応していません。SLR Magic MicroPrime CINEシリーズは、プロフェッショナルな動画撮影における精密なピントコントロールを目的とした完全なマニュアルフォーカス(MF)レンズです。

SLR Magic / MicroPrime CINE / 18mm T2.8 Eマウント ( SLRMP18E )

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