運動会撮影に最適な一本:ソニーEマウント望遠レンズSEL70350Gの実力とは

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PANDASTUDIO.TVのCEOの西村正宏のWeb上ニックネーム。東京都中央区在住。兵庫県たつの市出身。早稲田大学大学院で情報工学の修士号。駒澤大学大学院で経営学の修士号を取得。IT,インターネット、AI、映像機器、音響機器を愛す。

お子様の運動会やスポーツ撮影、さらには野生動物の撮影において、遠くの被写体を鮮明に捉える超望遠レンズは不可欠な機材です。しかし、一般的な超望遠レンズは重量があり、持ち運びや長時間の撮影において大きな負担となることが少なくありません。そこで本記事では、ソニー(SONY)が提供するEマウント用APS-Cフォーマット対応の超望遠ズームレンズ「SEL70350G(E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS)」の卓越した性能と実力について詳しく解説いたします。350mm(35mm判換算で525mm相当)という圧倒的な望遠域をカバーしながらも、軽量コンパクトな設計を実現した本レンズは、機動力と高画質を両立する「Gレンズ」としての高い基準を満たしています。さらに、XDリニアモーターによる高速・高精度なオートフォーカス、光学式手ブレ補正(OSS)、そして安心の防塵防滴構造を備えており、過酷な撮影環境下でも撮影者を強力にサポートします。ハードケース付きで安全性にも配慮された本製品が、どのようなユーザー層に最適であり、どのような強みを発揮するのか、プロフェッショナルの視点から徹底的に紐解いてまいります。

ソニーの超望遠ズームレンズ「SEL70350G」が誇る3つの基本性能

APS-Cフォーマットで実現する525mm相当の圧倒的な望遠域

ソニーの「SEL70350G」は、APS-Cフォーマット専用のEマウントレンズとして設計されており、焦点距離70mmから350mmまでをカバーする超望遠ズームレンズです。これを35mmフルサイズ判に換算すると、105mmから525mm相当という驚異的な望遠域に達します。この525mm相当の画角は、運動会におけるグラウンドの反対側にいるお子様の表情や、警戒心の強い野生動物の自然な姿を、離れた位置からでも画面いっぱいに引き寄せて撮影することを可能にします。通常、フルサイズ機で500mmクラスの望遠レンズを運用する場合、機材の大型化と重量化は避けられませんが、APS-Cフォーマットの特性を最大限に活かすことで、この圧倒的な焦点距離を現実的なサイズ感で実現しています。

さらに、広角端が70mm(換算105mm相当)からスタートしている点も、実運用において非常に使い勝手の良い設計と言えます。被写体が近づいてきた際にもレンズ交換を行うことなく、中望遠域でのポートレート撮影や風景の切り取りなど、幅広いシチュエーションにシームレスに対応可能です。スポーツ撮影から日常のスナップまで、1本で多様な画角をカバーできる汎用性の高さは、撮影現場における大きなアドバンテージとなります。

Gレンズならではの高解像度と美しいぼけ味の両立

本製品は、ソニーが誇る高性能カメラレンズ群「Gレンズ」の称号を与えられており、その名に恥じない卓越した光学性能を備えています。レンズ構成には、非球面レンズ1枚とED(特殊低分散)ガラス3枚を最適に配置した高度な光学設計が採用されています。これにより、超望遠ズームレンズで発生しやすい色収差をズーム全域で効果的に抑制し、画面の中心から周辺部に至るまで、極めてシャープでコントラストの高い高解像度な描写を実現しています。スポーツ選手のユニフォームの質感や、野鳥の羽毛の一本一本まで、ディテールを損なうことなく克明に記録することが可能です。

また、Gレンズの大きな魅力である「美しいぼけ味」も、本レンズの特筆すべきポイントです。円形絞りの採用と入念な球面収差のコントロールにより、ピントが合った被写体のシャープさを際立たせつつ、背景には滑らかで自然なぼけを生み出します。特に望遠域を活用した撮影では、被写界深度が浅くなる特性と相まって、被写体を背景から立体的に浮かび上がらせる印象的な作品作りが容易に行えます。高解像度と美しいぼけ味の融合は、単なる記録写真を超えた、芸術性の高い表現を求めるユーザーの期待に確実に応える性能です。

軽量コンパクト設計による優れた機動力と携行性

超望遠レンズの導入において、多くのユーザーが懸念するのが機材の「大きさと重さ」です。しかし、「SEL70350G」は525mm相当の超望遠域をカバーしながらも、最大径77mm、長さ142mm、質量わずか約625gという、驚異的な軽量コンパクト設計を実現しています。この重量は、一般的なフルサイズ対応の超望遠レンズと比較して半分以下の重さであり、カメラボディに装着したままでも首や肩への負担を大幅に軽減します。長時間の持ち歩きが要求されるテーマパークでの撮影や、山野を歩き回る野鳥撮影において、この携行性の高さは撮影者の疲労を抑え、集中力を維持するための強力な武器となります。

さらに、この軽量コンパクトな筐体は、撮影時の機動力向上にも直結します。手持ち撮影が容易になることで、三脚や一脚を使用できない混雑した運動会の観覧席や、足場の悪いアウトドア環境でも、アングルを素早く変えながらの軽快なフットワークが可能になります。また、専用のハードケースが付属しているモデルであれば、移動時や保管時の安全性も確保され、旅行や遠征など、機材を頻繁に持ち運ぶビジネスユースや本格的な趣味の現場においても、安心して運用できる高い実用性を誇っています。

運動会やスポーツ撮影において発揮される3つの優れた強み

XDリニアモーター搭載による高速かつ高精度なAF(オートフォーカス)

スポーツ撮影や運動会において、決定的瞬間を逃さず捉えるためには、オートフォーカス(AF)の性能が極めて重要です。「SEL70350G」には、ソニーの最先端アクチュエーター技術である「XD(eXtreme Dynamic)リニアモーター」がAPS-Cレンズとして採用されています。この高度なモーター技術により、重いフォーカスレンズ群を高速かつ高精度に駆動させることが可能となり、従来のレンズと比較して飛躍的に向上したAFスピードと追従性を実現しています。

徒競走でカメラに向かって全速力で走ってくるお子様や、予測不能な動きをするスポーツ選手に対しても、ピントを瞬時に合わせ、そのまま迷うことなく追従し続けます。また、XDリニアモーターは作動音が非常に静粛であるため、動画撮影時にもモーターの駆動音が録音されにくいというメリットがあります。最新のソニー製Eマウントカメラボディが備える「リアルタイムトラッキング」や「リアルタイム瞳AF」などの高度なAF機能と組み合わせることで、レンズのポテンシャルが最大限に引き出され、プロフェッショナルな現場でも通用する歩留まりの高い撮影を約束します。

動体撮影を強力にサポートする光学式手ブレ補正(OSS)機能

超望遠撮影において最も注意すべき課題の一つが「手ブレ」です。焦点距離が長くなるほど、わずかな振動が写真のブレとして大きく現れ、特に手持ち撮影では致命的な失敗に繋がるリスクが高まります。本レンズには、ソニー独自の光学式手ブレ補正(OSS:Optical SteadyShot)機構が内蔵されており、この課題に対する強力なソリューションを提供します。レンズ内のジャイロセンサーがブレを正確に検知し、補正レンズを高速で駆動させることで、シャッタースピード数段分の補正効果を発揮します。

運動会の夕暮れ時や、屋内スポーツ施設などの光量が限られた環境下では、ISO感度を過度に上げることなく、適切なシャッタースピードを維持しながら手ブレを抑えたクリアな画像を撮影することが可能です。また、カメラボディ側にボディ内手ブレ補正機構が搭載されている機種と組み合わせた場合、レンズ側とボディ側が協調して働き、より高度で効果的な手ブレ補正(5軸補正など)が実現します。これにより、三脚が使用できないシチュエーションでも、安定したファインダー像を確保しながら、動く被写体を正確にフレーミングし続けることができます。

遠くの被写体も確実に捉えるズーム全域での高い追従性

スポーツ競技や野生動物の撮影では、被写体との距離が刻一刻と変化するため、ズームリングを操作しながらピントを合わせ続ける高度な技術が求められます。「SEL70350G」は、70mmから350mmまでの全ズーム域において、極めて高いAF追従性を維持するように設計されています。ズーム操作中であってもフォーカスが外れにくく、被写体の動きに合わせて画角を調整しながら、常にシャープなピントを保ち続けることが可能です。

この特性は、例えばサッカーや野球などのフィールドスポーツにおいて、遠くからドリブルで近づいてくる選手を連続撮影(連写)する際に絶大な威力を発揮します。ズームアウトしながら連写を行っても、コマ間のピント抜けが最小限に抑えられるため、一連のアクションをストーリーとして完全に記録することができます。光学設計とメカニカル設計、そして最新のソフトウェア制御が三位一体となって実現されたこのズーム全域での追従性は、撮影者の意図をダイレクトに反映し、一瞬のシャッターチャンスを逃さない高い信頼性を提供します。

野生動物の撮影やアウトドア環境を支える3つの安心設計

突然の天候変化にも対応可能な防塵防滴に配慮した構造

野生動物の撮影やアウトドアでのスポーツ撮影は、常に理想的な気象条件の下で行えるとは限りません。山間部での野鳥撮影中における突然の降雨や、グラウンドでの運動会における砂埃の舞う環境など、カメラ機材にとって過酷な状況に直面することは多々あります。「SEL70350G」は、こうした厳しい野外環境での使用を想定し、防塵防滴に配慮した設計が施されています。

レンズの鏡筒の各可動部や操作スイッチの周囲、そしてカメラボディとの接合部であるマウント周辺には、水滴や粉塵の侵入を防ぐためのシーリング処理が念入りに施されています。これにより、天候が急変した際でも、直ちに撮影を中断して機材を保護する手間を省き、雨粒を纏った野鳥の美しい姿や、泥だらけになって競技に打ち込む選手の姿など、ドラマチックな瞬間を安心して撮影し続けることが可能です。(※完全にほこりや水滴の浸入を防ぐものではありませんが、実用上十分な耐候性を備えています。)このような堅牢性は、プロフェッショナルやハイアマチュアが機材に求める重要な要件を満たしています。

長時間の野外撮影における身体的負担を軽減する重量バランス

超望遠レンズを使用した手持ち撮影において、単なる「軽さ」だけでなく「重量バランス」も、撮影者の疲労度を左右する極めて重要な要素です。レンズの重心が前方に偏っていると、カメラを構えた際に左手にかかる負担が大きくなり、長時間の撮影では腕の疲労から手ブレを誘発する原因となります。「SEL70350G」は、光学系とメカニカル部品の最適な配置により、カメラボディ(特にα6000シリーズなどのAPS-C機)に装着した際の重心バランスが非常に優れています。

ズームリングやフォーカスリングを操作する左手の位置に自然と重心が来るように設計されているため、構えた際の安定感が高く、レンズの実際の重量以上に軽く感じられます。この優れた重量バランスにより、野鳥の飛翔を待つ長時間のスタンバイや、空を見上げての撮影など、無理な姿勢での保持が要求される場面でも、身体的な負担を最小限に抑えることができます。結果として、撮影者は疲労による集中力の低下を防ぎ、長時間の野外撮影においても常にベストな状態でシャッターチャンスに向き合うことが可能となります。

過酷な環境下でも瞬時の操作を可能にするフォーカスホールドボタン

フィールドでの撮影中は、ファインダーから目を離すことなく、直感的に機材をコントロールできる操作性が求められます。「SEL70350G」の鏡筒側面には、カスタマイズ可能な「フォーカスホールドボタン」が配置されています。このボタンは、初期設定ではオートフォーカスを一時的にロックする機能を持っていますが、カメラボディ側のメニュー設定から、ユーザーの撮影スタイルに合わせて様々な機能を割り当てることが可能です。

例えば、「瞳AF」や「AFオン」の機能を割り当てておくことで、親指AFのような感覚で瞬時にピント合わせを実行できます。また、「グリッドライン表示」や「ピント拡大」機能を割り当てれば、マニュアルフォーカス時の精密なピント合わせがスムーズに行えます。冬場の撮影で手袋を着用している状況や、ブラインドテントの中での窮屈な撮影環境においても、適度なクリック感を持つこのボタンは押しやすく、撮影者の意図した操作を確実に行うことができます。物理的な操作部材の充実は、過酷な環境下での撮影効率を飛躍的に高める重要な要素です。

撮影者の利便性を高める3つの実用的な付加価値と付属品

機材の安全な保管と持ち運びを実現する専用ハードケースの付属

精密光学機器であるカメラレンズ、特に超望遠レンズは、移動中の振動や衝撃から確実に保護する必要があります。本製品(ハードケース付モデル)には、レンズの形状に合わせて設計された専用のハードケースが付属しており、機材管理における高い付加価値を提供しています。このハードケースは、外部からの物理的な衝撃を吸収・分散する堅牢な外装と、レンズを優しく包み込む内部クッション材によって構成されており、輸送時のリスクを大幅に軽減します。

車での移動時におけるトランク内での揺れや、飛行機での機内持ち込み時など、様々な移動シーンにおいて、高価なレンズを安全に運搬できる安心感は計り知れません。また、長期間使用しない際の保管用ケースとしても機能し、ホコリや湿気からレンズを守る役割も果たします。市販の汎用ケースでは得られない、純正ならではのジャストフィット感と高い保護性能は、機材を大切に長く運用したいユーザーにとって、非常に実用的かつ魅力的な付属品と言えるでしょう。

移動時のズーム自重落下を未然に防ぐズームロックスイッチの搭載

ズームレンズをカメラに装着したまま首から下げて移動する際、レンズの自重によって鏡筒が勝手に伸びてしまう「自重落下(ズームクリープ)」は、多くの撮影者が経験する煩わしい現象です。特に超望遠レンズは前玉の重量があるため、この現象が起きやすくなります。鏡筒が伸びた状態で移動すると、人混みでレンズをぶつけて破損させたり、重心が変わって歩きにくくなったりするリスクがあります。

「SEL70350G」には、この問題を解決するための「ズームロックスイッチ」が搭載されています。広角端(70mm)の位置でスイッチをロックすることで、鏡筒が不用意に伸びることを完全に防止します。運動会の会場内で撮影場所を移動する際や、山道をトレッキングしながら撮影ポイントを探す際など、アクティブに動き回るシチュエーションにおいて、この小さなスイッチがもたらす安心感と快適性は絶大です。撮影を再開する際には、スイッチを解除するだけで瞬時にズーム操作が可能となり、機動力を損なうことなく安全性を確保する優れた実用設計です。

直感的な操作を支援するAF/MF切替および手ブレ補正スイッチ

撮影現場では、状況に応じてオートフォーカス(AF)とマニュアルフォーカス(MF)を素早く切り替えたり、三脚使用時に手ブレ補正(OSS)をオフにしたりする操作が頻繁に発生します。「SEL70350G」の鏡筒には、これらの操作をカメラのメニュー画面を介さずに、物理的なスイッチで瞬時に行える「フォーカスモードスイッチ(AF/MF)」と「手ブレ補正スイッチ(ON/OFF)」が搭載されています。

茂みに隠れた野鳥を撮影する際など、手前の枝にAFが引っ張られてしまう場面では、手元のAF/MFスイッチを切り替えるだけで、即座にマニュアルフォーカスでの微調整に移行できます。また、流し撮りを行う際や、三脚に固定して長秒時露光を行う際には、手ブレ補正スイッチをオフにすることで、誤作動による画質低下を防ぐことができます。ファインダーを覗いたままでも指先の感覚だけで操作できるこれらのスイッチ類は、撮影のリズムを崩すことなく、状況の急変に柔軟に対応するための極めて実用的なインターフェースです。

「SEL70350G」の導入を強く推奨する3つのユーザー層

お子様の運動会や各種イベントを高品質な映像で記録したい保護者層

本レンズの導入を最も強くお勧めしたいのが、お子様の学校行事やスポーツ活動を記録する保護者の皆様です。運動会や発表会などのイベントでは、観覧席から被写体までの距離が遠く、標準ズームレンズではお子様の表情を十分に捉えきれないケースが多々あります。525mm相当の超望遠域を誇る「SEL70350G」を使用すれば、遠く離れたトラックを走る姿や、グラウンドの中央で踊る姿を、まるで目の前にいるかのように大きく、かつ鮮明に切り取ることができます。

また、前述の通り軽量コンパクト設計であるため、カメラに不慣れな方や女性であっても、手持ちでの撮影が十分に可能です。高精度なオートフォーカス機能がピント合わせを自動でサポートしてくれるため、技術的な難しさを感じることなく、プロ顔負けの高画質な写真や動画を残すことができます。お子様の成長の記録は、後から撮り直すことができない貴重な財産です。その大切な瞬間を最高のクオリティで残すための投資として、本レンズは極めて高い満足度をもたらす機材となるでしょう。

野鳥や野生動物の撮影に本格的に取り組みたい写真愛好家

野鳥や野生動物の撮影は、被写体に近づくことが極めて困難であるため、超望遠レンズが必須となるジャンルです。これから本格的にネイチャーフォトに取り組みたいと考えている写真愛好家にとって、「SEL70350G」は理想的なエントリー機材であると同時に、長く使い続けられるメインレンズにもなり得ます。525mm相当という画角は、小鳥の撮影などではさらに焦点距離が欲しくなる場面もありますが、APS-C機材の特性を活かした取り回しの良さは、それを補って余りあるメリットを提供します。

重い機材を担いで山野を歩き回る労力が軽減されることで、撮影の機会そのものが増加し、結果として良い作品に巡り会える確率が高まります。また、Gレンズならではの高い解像力は、トリミング(画像の切り出し)に対する耐性も高く、撮影後に構図を微調整する際にも画質の劣化を最小限に抑えることができます。防塵防滴に配慮した設計や、迅速な操作を可能にする各種スイッチ類の存在も、過酷なフィールドで自然と対峙する撮影者にとって頼もしい味方となります。

フルサイズ機材のサブシステムとして高い機動力を求めるプロフェッショナル

すでにソニーのフルサイズEマウントシステム(α7シリーズやα9シリーズなど)をメイン機材として運用しているプロフェッショナルやハイアマチュアにとっても、本レンズは非常に有用なサブシステムとしての価値を持っています。フルサイズ機にAPS-C専用レンズを装着した場合、カメラ側で自動的にクロップ(画面の中央部を切り出し)される機能が働くため、そのまま使用することが可能です。これにより、緊急時にフルサイズ機で525mm相当の超望遠システムを軽量に構築することができます。

さらに、α6000シリーズなどのAPS-Cボディと組み合わせてサブカメラとして携行すれば、メインのフルサイズ機には標準ズームや広角レンズを装着したまま、レンズ交換の手間なく瞬時に超望遠撮影に切り替えるデュアルシステムが完成します。報道現場やドキュメンタリー撮影、あるいは荷物の制限が厳しい海外ロケなど、機動力と画質のバランスが極限まで求められるビジネスの現場において、この軽量な超望遠レンズの存在は、撮影の自由度を飛躍的に拡張する戦略的な機材選択となります。

導入を検討する際に確認しておくべき3つの重要ポイント

お手持ちのソニーEマウントカメラとのシステム互換性の確認

「SEL70350G」の購入を検討する際、まず確認すべきは現在お使いのカメラボディとの互換性です。本レンズは「ソニーEマウント」を採用しており、APS-Cフォーマットに最適化されています。したがって、α6700、α6600、α6400などのα6000シリーズや、VLOGCAM ZV-E10などのAPS-Cセンサー搭載機と組み合わせることで、レンズの性能を100%発揮することができます。これらの機種で使用した場合、35mm判換算で105-525mm相当の画角となります。

一方、α7シリーズなどのフルサイズセンサー搭載機(Eマウント)に装着することも物理的には可能ですが、その場合はカメラ側で自動的にAPS-Cサイズにクロップ(切り出し)されるため、記録される画像の画素数が低下する点に留意が必要です(例:2400万画素のカメラの場合、約1000万画素程度になります)。フルサイズ機本来の画素数をフルに活かしたい場合は、フルサイズ対応のFEレンズ(例:SEL200600Gなど)を選択する必要があります。ご自身の所有するカメラボディの仕様と、求める出力サイズ(印刷用途か、Web閲覧用途かなど)を照らし合わせ、最適なシステム構築を検討してください。

撮影環境に応じたF値(F4.5-6.3)とISO感度の適切な運用方法

本レンズの開放F値は、広角端(70mm)でF4.5、望遠端(350mm)でF6.3と、いわゆる「暗いレンズ」に分類されます。このF値の設計は、レンズの軽量コンパクト化を実現するための意図的なトレードオフです。晴天時の屋外での運動会やスポーツ撮影であれば、F6.3でも十分なシャッタースピードを確保できるため、全く問題なく運用できます。しかし、曇天時や夕暮れ、あるいは屋内体育館での撮影など、光量が不足する環境においては、被写体ブレを防ぐためにシャッタースピードを高く保つ工夫が求められます。

このような環境下では、カメラ側のISO感度を適切に引き上げる運用が不可欠です。近年のソニー製カメラは高感度ノイズの処理能力が非常に優れており、ISO1600や3200といった高感度設定でも、実用上十分な画質を維持することが可能です。また、レンズ内手ブレ補正(OSS)を積極的に活用し、動かない被写体に対してはシャッタースピードを限界まで下げるなど、撮影テクニックによるカバーも有効です。レンズの明るさの特性を正しく理解し、カメラ側の設定(ISOオートの上限設定など)を最適化することで、あらゆる環境下で高品質な撮影結果を得ることができます。

長期的な運用視点から評価する純正カメラレンズとしての高い費用対効果

カメラ機材の導入において、価格は常に重要な検討要素です。「SEL70350G」は、Gレンズという高性能ブランドに属しながらも、比較的購入しやすい価格帯に設定されています。サードパーティ製のレンズと比較検討される方も多いかもしれませんが、ソニー純正レンズならではのメリットは、長期的な費用対効果を考える上で非常に大きな意味を持ちます。純正レンズは、カメラボディの最新のAFアルゴリズム(リアルタイムトラッキングなど)や手ブレ補正機能と完璧に連動するように設計されており、システムのポテンシャルを一切のロスなく引き出すことができます。

また、将来的にカメラボディを最新機種に買い替えた際にも、純正レンズであればファームウェアアップデートによって最新機能への対応が保証されるケースが多く、長期間にわたって陳腐化することなく第一線で活躍し続けます。さらに、今回ご紹介している「ハードケース付」のパッケージであれば、別途専用ケースを購入するコストや手間も省け、保管・運搬における安全性も担保されます。525mm相当の超望遠域、Gレンズの高画質、軽量コンパクトな機動力、そして純正ならではの信頼性。これらを総合的に評価したとき、本レンズが提供するコストパフォーマンスは極めて高いと言わざるを得ません。

よくある質問(FAQ)

Q1: フルサイズ機(α7シリーズなど)に装着して使用することはできますか?

可能です。本レンズはEマウントを採用しているため、フルサイズのα7シリーズやα9シリーズなどにもそのまま装着できます。ただし、レンズがAPS-Cフォーマット専用に設計されているため、カメラ側で自動的にAPS-Cサイズにクロップ(画像の中心部を切り出し)されて記録されます。これにより、画素数は少なくなりますが、望遠効果(1.5倍)を得ることができるため、軽量な超望遠サブシステムとして活用するプロやハイアマチュアの方も多くいらっしゃいます。

Q2: 運動会で動画を撮影したいのですが、AFの駆動音は気になりませんか?

本レンズには、ソニーの高度なアクチュエーター技術である「XDリニアモーター」が搭載されています。このモーターは非常に高速かつ高精度にフォーカスを合わせるだけでなく、作動音が極めて静粛であるという特徴を持っています。そのため、動画撮影中にレンズのモーター駆動音がマイクに拾われるリスクは非常に低く、運動会や発表会などの動画撮影においても、クリアな音声とともに高品質な映像を記録することが可能です。

Q3: 手ブレ補正機能(OSS)は、カメラ本体の手ブレ補正と併用できますか?

はい、併用可能です。レンズ側に搭載されている光学式手ブレ補正(OSS)は、ボディ内手ブレ補正機構を搭載したソニー製カメラ(α6600やα6700、フルサイズ機など)と組み合わせることで、連携して動作します。レンズ側で角度ブレ(ピッチ/ヨー)を補正し、ボディ側でシフトブレ(X/Y)や回転ブレ(ロール)を補正するなど、最適な役割分担を行うことで、より強力な5軸手ブレ補正効果を発揮し、超望遠撮影時の安定性を飛躍的に高めます。

Q4: テレコンバーター(1.4xや2.0x)を装着して焦点距離を伸ばすことは可能ですか?

残念ながら、本レンズ「SEL70350G」はソニー純正のテレコンバーター(SEL14TCおよびSEL20TC)には対応していません。物理的に装着することができない設計となっています。もしさらに長い焦点距離が必要な場合や、テレコンバーターを使用したシステム構築を前提とする場合は、フルサイズ対応の「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS(SEL200600G)」や「FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS(SEL100400GM)」などの対応レンズをご検討いただく必要があります。

Q5: 防塵防滴に配慮した構造とありますが、雨の中でそのまま使用しても大丈夫ですか?

本レンズは、ほこりや水滴の浸入を完全に防ぐ防水仕様ではありません。各部のシーリング等により「防塵防滴に配慮した構造」となっており、小雨や霧、多少の砂埃が舞う環境下での使用には耐えうる設計ですが、大雨の中での長時間の使用や、水しぶきを直接浴びるような状況では、内部に水分が侵入して故障の原因となる可能性があります。悪天候下で撮影を行う場合は、市販のレインカバーを使用するなど、機材を水濡れから守る対策を併用することを強くお勧めいたします。

SONY E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS (APS-Cフォーマット)(ハードケ-ス付) SEL70350G

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