秋の運動会や家族のイベントなど、大切な思い出を高画質で残したいと考えるご家庭において、デジタルカメラ選びは非常に重要な課題です。本記事では、ファミリー向けおよび初心者向けカメラとして絶大な支持を集める「Canon(キヤノン)EOS Kiss X9i・ダブルズーム セット」の魅力と実践的な撮影テクニックを詳細に解説いたします。2420万画素のAPS-CセンサーやデュアルピクセルCMOS AFといった最新技術を搭載したこのデジタル一眼レフ(デジカメ)は、扱いやすいバリアングル液晶や便利なWi-Fi対応機能を備え、キャノン(EOS イオス)ブランドの中でも特におすすめのレンズキットです。望遠レンズを活用することで、運動会撮影をはじめとするあらゆるシーンで表現の幅が飛躍的に広がります。本ガイドを通じて、プロ顔負けの美しい写真を確実に残すためのノウハウを習得していただけます。
Canon(キヤノン)「EOS Kiss X9i・ダブルズーム セット」がファミリー向けに最適な3つの理由
2420万画素のAPS-Cセンサーが実現するデジタル一眼レフならではの高画質
Canon(キヤノン)EOS Kiss X9iがファミリー層から高く評価されている最大の理由は、有効画素数約2420万画素を誇るAPS-Cサイズの大型CMOSセンサーを搭載している点にあります。一般的なスマートフォンやコンパクトデジタルカメラに採用されている小型センサーとは異なり、APS-Cセンサーは一度に多くの光と色彩情報を取り込むことが可能です。これにより、髪の毛の一本一本や衣服の質感、さらには肌の自然なグラデーションに至るまで、驚くほど精細かつ立体感のある描写を実現します。特に、運動会や家族旅行といった一生の思い出となるシーンにおいて、このデジタル一眼レフならではの圧倒的な高画質は、後から写真を大きく引き伸ばして印刷する際にもその真価を発揮します。
また、最新の映像エンジン「DIGIC 7」との相乗効果により、暗い室内や夕暮れ時といった光量が不足しがちな環境下でも、ノイズを極限まで抑えたクリアな写真撮影が可能です。初心者向けカメラでありながら、プロフェッショナル機に迫る基本性能を備えているため、カメラ任せのオート設定であっても失敗の少ない高品質な作品を安定して生み出すことができます。お子様の成長記録を色鮮やかで美しいデータとして残す上で、この2420万画素のAPS-Cセンサーがもたらす恩恵は計り知れません。
初心者向けカメラとして高く評価されるバリアングル液晶と直感的な操作性
デジタルカメラの操作に不慣れな方にとって、機器の扱いやすさは購入を決定づける重要な要素です。EOS Kiss X9iは、初心者向けカメラとしての使い勝手を徹底的に追求しており、その象徴とも言えるのが上下左右に角度を自在に調整できる「バリアングル液晶」モニターの採用です。この機能により、地面すれすれのローアングルからお子様の目線に合わせた迫力ある写真を撮ることも、人混みの後ろからカメラを高く掲げてハイアングルで撮影することも容易に行えます。無理な姿勢を強いられることなく、常に快適な状態で自由な構図作りを楽しめる点は、ファミリー向けデジカメとして極めて優秀です。
さらに、スマートフォンのように画面に直接触れて操作できるタッチパネル機構も搭載されています。メニュー画面の階層が視覚的にわかりやすく整理された「ビジュアルガイド」機能を利用すれば、各設定項目がどのような効果をもたらすのかをイラストや写真付きで直感的に理解することが可能です。専門用語がわからなくても、「背景をぼかす」「明るくする」といった感覚的な操作で撮影意図を反映できるため、初めてデジタル一眼レフを手にする方でも迷うことなく、スムーズに撮影の基本技術を習得していただけます。
デュアルピクセルCMOS AFによる高速かつ正確なピント合わせの優位性
動きの速い子供を撮影する際、最も多い失敗が「ピントのズレ(ピンボケ)」です。この課題を劇的に解決するのが、キヤノン独自の高度なオートフォーカス技術である「デュアルピクセルCMOS AF」です。このシステムは、センサー上のすべての画素が位相差AF(オートフォーカス)と撮像の両方の機能を兼ね備えているため、液晶モニターを見ながら撮影するライブビュー撮影時においても、世界最速クラスの約0.03秒という極めて短い時間で正確にピントを合わせることができます。被写体が急に走り出したり、不規則な動きを見せたりした場合でも、カメラが瞬時に被写体を捕捉し続けるため、決定的な瞬間を逃しません。
また、光学ファインダーを使用した撮影においても、オールクロス45点AFセンサーが広範囲にわたって被写体を高精度に捉えます。画面の端にいる被写体に対しても素早くフォーカスを合わせることが可能であり、構図の自由度が大幅に向上します。この卓越したAF性能により、運動会での徒競走やスポーツイベントなど、難易度の高い動体撮影であっても、初心者の方がシャッターボタンを半押しするだけでプロ並みのシャープな写真を撮影できる確実性が担保されています。
運動会撮影において望遠レンズ(レンズキット)が発揮する3つの絶大な効果
遠くの被写体も鮮明に捉えるダブルズームセットの圧倒的な描写力
運動会などの大規模なイベント会場では、撮影場所が制限されることが多く、被写体となるお子様との距離が数十メートル離れてしまうことも珍しくありません。このような状況下において、標準レンズのみでは被写体が豆粒のように小さく写ってしまい、表情や躍動感を十分に伝えることが困難です。しかし、「EOS Kiss X9i ダブルズームセット」に同梱されている望遠ズームレンズ(EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM)を使用すれば、遠く離れたトラックの対岸にいるお子様であっても、まるで目の前にいるかのように大きく鮮明に引き寄せて撮影することが可能です。
このレンズキットに含まれる望遠レンズは、キヤノンが長年培ってきた光学技術の結晶であり、ズーム全域にわたって色収差や歪曲収差を補正する高品位なレンズ構成を採用しています。そのため、最大望遠時においても画像の周辺部まで解像感が損なわれることなく、髪の毛や汗のしずく、真剣な眼差しまでをくっきりと描写する圧倒的な表現力を誇ります。スマートフォンのデジタルズームに見られるような画質の劣化が一切ないため、トリミング(画像の切り抜き)を行わなくても完成度の高い一枚を直接記録できるのが、ダブルズームセット最大の強みです。
背景ボケを活かして子供の表情を際立たせるプロ品質のポートレート撮影
望遠レンズの魅力は、単に遠くのものを大きく写すことだけに留まりません。デジタル一眼レフカメラの醍醐味である「美しい背景ボケ」を意図的に作り出し、主役であるお子様を周囲から際立たせるポートレート撮影において、望遠レンズは極めて重要な役割を果たします。レンズの焦点距離が長くなるほど被写界深度(ピントの合う範囲)が浅くなるという光学的な特性を利用することで、標準レンズでは得られない大きく柔らかなボケ味を演出することが可能です。
運動会の会場には、他の児童や保護者、テント、色鮮やかな万国旗など、写真の主題を邪魔してしまう背景要素が多数存在します。しかし、望遠レンズを使用して焦点距離を長く設定し、被写体であるお子様にしっかりとピントを合わせることで、ごちゃごちゃとした背景を美しくぼかし、視線を主役のみに集中させるプロフェッショナルな作品へと昇華させることができます。このテクニックを活用すれば、競技中の真剣な表情や、お弁当を食べる際のリラックスした笑顔など、あらゆるシーンがまるで雑誌の表紙のようなクオリティの高いポートレート写真として記録されます。
観覧席からでも被写体の自然な躍動感を切り取るための適切な焦点距離選び
運動会撮影を成功させるためには、状況に応じた「焦点距離」の適切な選択が不可欠です。ダブルズームセットの望遠レンズ(55-250mm)は、35mm判換算で約88-400mm相当という非常に幅広い焦点距離をカバーしており、観覧席という固定されたポジションからでも多彩な表現を可能にします。例えば、グラウンド全体を使ったマスゲームや応援合戦など、周囲の雰囲気やフォーメーションを含めて記録したい場合は、広角側(55mm付近)を使用することで、適度な広がりを持たせた躍動感のある画作りができます。
一方で、徒競走のゴール瞬間やリレーのバトンパスなど、特定の被写体の感情が爆発するクライマックスシーンにおいては、望遠側(200〜250mm付近)まで一気にズームインすることで、周囲の空間を圧縮(圧縮効果)し、被写体の緊迫感やスピード感をダイナミックに強調することができます。カメラを構える位置を移動できなくても、ズームリングを回すだけで「引き」から「寄り」まで瞬時に画角を調整できる機動性こそが、このレンズキットが運動会撮影において必須とされる理由です。
デジタルカメラ初心者でも動く被写体を確実に捉えるための3つの撮影テクニック
徒競走やダンス撮影に不可欠なシャッタースピードの最適設定手順
激しく動く被写体をブレなくシャープに撮影するためには、カメラの「シャッタースピード」を適切にコントロールすることが絶対条件となります。運動会での徒競走やダンスなど、動きの速いシーンにおいては、シャッタースピードを「1/500秒」から「1/1000秒」以上に設定することがビジネスライクかつ実践的な基本ルールです。シャッターが開いている時間を極端に短くすることで、被写体の動きを空間にピタリと凍結させたかのような、ブレのない鮮明な写真を撮影することができます。
初心者の皆様には、EOS Kiss X9iのモードダイヤルを「Tv(シャッター優先AE)」モードに設定することを強く推奨いたします。このモードを使用すれば、撮影者が任意のシャッタースピードを指定するだけで、カメラ側が自動的に適切な絞り値(F値)を計算して適正露出を保ってくれます。さらに、カメラの操作に全く自信がない場合は、シーンインテリジェントオートの「スポーツ」モードを選択するのも有効な手段です。カメラが自動的に高速シャッターを選択し、動体撮影に最適な設定へと一括で切り替えてくれるため、シャッターチャンスに集中する環境を即座に構築できます。
連続撮影機能とAIサーボAFを組み合わせた精度の高い追従フォーカス
運動会のような予測不可能な動きが連続する場面では、1枚ずつの単発撮影で決定的な瞬間を捉えることはプロのカメラマンであっても至難の業です。そこで威力を発揮するのが、最高約6.0コマ/秒の高速連続撮影(連写)機能と、「AIサーボAF」と呼ばれる動体予測オートフォーカスの組み合わせです。AIサーボAFは、シャッターボタンを半押ししている間、カメラに向かって近づいてくる被写体や遠ざかる被写体に対して、常にピントを合わせ続ける高度な追従機能を提供します。
具体的な設定手順としては、AF動作モードを「AIサーボAF」に変更し、ドライブモードを「連続撮影」にセットします。徒競走であれば、お子様がスタートラインを切った直後からシャッターボタンを半押しして被写体をファインダーの中央で捕捉し続け、ゴールテープを切る前後数秒間、シャッターボタンを全押しして連写を行いましょう。この一連のプロセスにより、10〜20枚の連続したカットの中から、最もフォームが美しく、表情が輝いている奇跡の1枚を確実に選び出すことが可能となります。
手ブレを最小限に抑えるための正しいカメラの構え方と安定した姿勢の構築
望遠レンズ使用時に最も警戒すべきリスクは、撮影者自身の手の震えに起因する「手ブレ」です。焦点距離が長くなるほど画角が狭くなるため、わずかなカメラの揺れが写真上で大きなブレとなって表れてしまいます。これを防ぐための第一歩は、カメラの正しい構え方をマスターすることです。右手でカメラのグリップをしっかりと握り、左手はレンズの下に添えて下から支えるようにホールドします。そして、両脇を軽く締めてカメラを顔(眉間や頬)に密着させることで、腕・体幹・顔の3点でカメラを固定し、物理的な安定性を最大限に高めます。
さらに、立って撮影する場合は両足を肩幅程度に開き、重心を安定させることが重要です。可能であれば、壁や柱、手すりなどに寄りかかったり、しゃがんで片膝を立て、その上に左肘を乗せて撮影したりすることで、三脚を使用しているかのような強固な安定感を得ることができます。EOS Kiss X9iのダブルズームセットに含まれる望遠レンズには、強力な手ブレ補正機構(IS)が内蔵されていますが、この光学的なサポート機能と正しい構え方を併用することで、ブレによる失敗写真を劇的に減少させることが可能となります。
キャノン EOS(イオス)Kiss X9iの独自機能を最大限に活用する3つの実践的手法
人混み越しでも確実な構図を作れるバリアングル液晶モニターの活用法
運動会や学校行事など、多くの保護者が集まるイベント会場では、最前列の撮影スペースを確保できず、前方にいる人々の頭や肩越しに撮影を行わざるを得ない状況が頻発します。このような劣悪な撮影環境下において、キャノン EOS(イオス)Kiss X9iに搭載されているバリアングル液晶モニターは、圧倒的な問題解決能力を発揮します。液晶モニターを横に開き、下に向けて角度を調整することで、カメラを両手で高く頭上に持ち上げた状態(ハイアングル)でも、画面をしっかりと確認しながら的確なフレーミングを行うことが可能です。
この機能を活用する際は、カメラのストラップを首や手首にしっかりと巻きつけ、落下防止の安全対策を講じた上で撮影に臨むことがビジネスライクな運用ルールです。また、ライブビュー撮影モードに切り替えることで、視野率約100%の画面で構図の隅々まで確認できるため、意図しない障害物(前の人の帽子など)が画面の端に映り込むのを未然に防ぐことができます。バリアングル液晶を駆使することで、物理的な立ち位置の不利を覆し、常にベストな視点からの撮影を実現します。
タッチシャッター機能を用いた迅速なピント合わせと撮影実行の効率化
バリアングル液晶を活用したライブビュー撮影時に、操作の効率を飛躍的に高めるのが「タッチシャッター」機能です。通常、ピントを合わせる位置(AFフレーム)を移動させるには十字キーやダイヤルを操作する必要がありますが、タッチシャッター機能を有効にしておけば、液晶モニター上のピントを合わせたい被写体を指で軽くタッチするだけで、カメラが瞬時にピントを合わせ、そのまま自動的にシャッターを切ってくれます。
この機能は、運動会の競技の合間や、お弁当の時間など、リラックスした家族の自然な表情をスナップ撮影する際に特に有効です。ファインダーを覗き込まずに、スマートフォンで写真を撮るのと同じような気軽な感覚で撮影できるため、被写体となるお子様もカメラを意識しすぎず、自然な笑顔を見せてくれやすくなります。最新のデュアルピクセルCMOS AFの高速レスポンスと、タッチパネルの直感的なインターフェースが融合することで、シャッターチャンスに対する反応速度が極限まで高まり、一瞬の表情の変化も逃さず記録することが可能となります。
屋外イベントでの光の状況変化に柔軟に対応するISO感度の適切な調整
屋外で開催される運動会やイベントでは、天候の急変や太陽の位置の移動により、撮影環境の明るさ(光量)が刻一刻と変化します。晴天時から急に雲がかかったり、午後の日差しが傾いて日陰の面積が増えたりした際に、写真が暗く写ってしまうのを防ぐためには、「ISO感度」の適切なコントロールが求められます。ISO感度とは、カメラのセンサーが光を捉える感度を示す数値であり、この数値を上げることで、暗い場所でもシャッタースピードを速く保ったまま明るい写真を撮影することが可能になります。
初心者の方に推奨する運用方法は、ISO感度の設定を「ISOオート(自動)」にしておくことです。EOS Kiss X9iは、被写体の明るさや使用しているレンズの焦点距離に応じて、カメラが自動的に最適なISO感度を瞬時に演算し設定してくれます。これにより、撮影者は露出(明るさ)の調整という技術的なハードルから解放され、構図作りやシャッターを切るタイミングに全神経を集中させることができます。また、必要に応じてISOオートの上限値を設定しておくことで、感度の上がりすぎによる画像ノイズの発生を未然に防ぎ、常に高画質なデータ品質を担保することができます。
撮影後の感動を即座に共有するためのWi-Fi対応機能を活かした3つの連携手順
Wi-Fi対応機能を活用したスマートフォンへの迅速な画像転送プロセス
撮影した高画質な写真を、その日のうちにSNSへ投稿したり、遠方に住む祖父母へLINEなどで送信したりしたいというニーズは、ファミリー層において非常に高いものです。EOS Kiss X9iはWi-Fi対応機能を標準搭載しており、専用のスマートフォンアプリ「Camera Connect」を使用することで、カメラ内の画像データをワイヤレスで瞬時にスマートフォンへ転送することが可能です。ケーブルを接続したり、パソコンを経由したりする煩わしい作業は一切不要であり、運動会の昼休みや帰りの車中など、場所を選ばずに迅速なデータ転送を実現します。
転送プロセスは非常にシンプルです。カメラ側のWi-Fiボタンを押してスマートフォンとペアリングを行い、アプリを起動してカメラ内の画像を閲覧します。転送したい写真を選択して保存ボタンをタップするだけで、スマートフォン内にリサイズされた扱いやすいJPEGデータが保存されます。デジタル一眼レフならではの美しい背景ボケや高精細な描写力を持った写真を、撮影直後の感動が冷めやらぬうちに即座に共有できるこの機能は、現代のデジタルコミュニケーションにおいて極めて強力なツールとなります。
家族や親戚とデジカメの高画質な写真データをスムーズに共有するクラウド活用
運動会などの大型イベントでは撮影枚数が数百枚から数千枚に及ぶことも珍しくなく、これらの大容量データを家族や親戚と共有する際、スマートフォンのストレージ容量や通信制限がネックとなる場合があります。このような課題を解決するためには、Wi-Fi機能とクラウドストレージサービスを連携させたデータ管理体制の構築が効果的です。キヤノンが提供する無料のクラウドサービス「image.canon」を利用すれば、Wi-Fi環境下にあるカメラから直接、オリジナルの高画質データをクラウドサーバーへ自動転送することが可能です。
クラウド上にアップロードされた写真は、指定した期間内であればパソコンやスマートフォンからいつでもアクセスし、ダウンロードすることができます。これにより、遠方に住むご親族に対しても、クラウドの共有リンク(URL)をメールやメッセージアプリで送るだけで、お互いのデバイス容量を圧迫することなく、簡単にフル解像度の美しい写真を共有することが実現します。ビジネスにおけるファイル共有と同様のスマートなワークフローを家庭内に取り入れることで、思い出の共有体験がより快適で豊かなものへと進化します。
専用アプリケーションを用いたリモート撮影の応用と記念撮影への展開
Wi-Fi対応機能と専用アプリ「Camera Connect」の連携は、画像転送だけでなく、スマートフォンをカメラの高性能なリモコンとして活用する「リモートライブビュー撮影」も可能にします。この機能を活用すれば、スマートフォンの画面上でカメラのファインダー映像をリアルタイムに確認しながら、手元の操作でピント位置の変更やシャッターの切断を行うことができます。これは、運動会の終了後に家族全員で集合写真を撮影する際などに、極めて有用なソリューションとなります。
従来のようにカメラのセルフタイマーをセットして撮影者が急いで走って戻る必要はなく、全員がリラックスした状態でポーズを決め、手元のスマートフォン画面で構図や全員の表情(目つぶりがないか等)を確認した上で、最適なタイミングでシャッターを切ることができます。また、カメラを三脚に固定して少し離れた場所からお子様の自然な姿をこっそり撮影するなど、撮影者の気配を消した高度なドキュメンタリー撮影にも応用可能です。EOS Kiss X9iのWi-Fi機能は、単なる通信手段の枠を超え、撮影スタイルの自由度を劇的に拡張する革新的な機能と言えます。
運動会やイベント本番を成功に導くための3つの事前準備と機材メンテナンス
バッテリーとSDカードの容量確認および長時間のイベントに向けた予備の確保
運動会や屋外イベントの撮影において、最も致命的な失敗は「バッテリー切れ」と「記録メディア(SDカード)の容量不足」による撮影続行不能状態に陥ることです。デジタル一眼レフカメラは、特にライブビュー撮影や連写機能、Wi-Fi通信を多用すると、バッテリーの消耗が想定以上に早まる傾向があります。そのため、イベント前日には必ずバッテリーを100%までフル充電しておくことはもちろんのこと、万が一の事態に備えて予備の純正バッテリーを最低1つは用意しておくことが、確実な撮影業務を遂行するための鉄則です。
同様に、SDカードについても十分な空き容量の確保が不可欠です。2420万画素の高画質データやフルHD動画を記録するためには、最低でも64GB、できれば128GB以上の大容量かつ書き込み速度の速い(UHS-I対応、スピードクラス10以上など)SDカードを推奨いたします。前日までにカード内の不要なデータをパソコンや外付けハードディスクにバックアップした上で、カメラ本体のメニューから「カードの初期化(フォーマット)」を実行し、完全にクリーンな状態で当日の撮影に臨むよう徹底してください。
屋外撮影におけるレンズ交換時の注意点とデジカメセンサーの防塵対策
EOS Kiss X9i ダブルズームセットの強みは、標準レンズと望遠レンズを状況に応じて使い分けられる点にありますが、屋外のグラウンドなど砂埃が舞いやすい環境下でのレンズ交換には細心の注意が必要です。カメラ本体の内部にあるイメージセンサーに砂やホコリが付着してしまうと、撮影したすべての写真に黒い点(ゴミ)が写り込んでしまうという深刻なトラブルを引き起こします。これを防ぐための防塵対策は、屋外での機材運用における最重要課題の一つです。
レンズ交換を行う際は、極力風の当たらない場所やテント内などの遮蔽された空間に移動することが基本です。交換作業は、カメラのマウント部(レンズの装着口)を必ず下向きに保持した状態で行い、ホコリが重力によってカメラ内部に落下・侵入するリスクを最小限に抑えます。また、あらかじめ装着するレンズのリアキャップを緩めておき、取り外したレンズと新しいレンズを数秒の間に素早くすり替える「迅速な交換手順」を事前に練習しておくことをお勧めします。万が一センサーにゴミが付着してしまった場合に備え、ブロアー(風でホコリを吹き飛ばす清掃用品)をカメラバッグに常備しておくことも忘れてはなりません。
撮影環境の推移に合わせた標準レンズと望遠レンズの迅速な切り替え手順
運動会のプログラムは、お遊戯やダンスのように比較的近い距離で行われる演目と、徒競走やリレーのように遠距離から広範囲を移動する演目が混在して進行します。これらの撮影環境の推移に対して、標準レンズ(EF-S18-55mm)と望遠レンズ(EF-S55-250mm)を的確かつ迅速に切り替える運用スケジュールを構築することが、撮影の成功率を飛躍的に高めます。効果的な手法として、事前に学校や幼稚園から配布されるプログラム表を入念に確認し、どの競技でどちらのレンズが必要になるかをあらかじめタイムテーブル上に書き込んでおく「撮影計画の策定」を推奨いたします。
| レンズの種類 | 焦点距離の目安 | 最適な運動会シーン |
|---|---|---|
| 標準レンズ | 18-55mm | 開会式、お弁当タイム、家族の集合写真、全体風景 |
| 望遠レンズ | 55-250mm | 徒競走、リレー、ダンスのアップ、遠くの表情 |
例えば、午前中の開会式や準備体操は標準レンズで会場全体の雰囲気を収め、その直後の徒競走の前に望遠レンズへ換装して待機する、といった具合に先回りした行動をとることが重要です。また、レンズを収納するカメラバッグは、機材の取り出し口が広く開くショルダータイプやトップローディングタイプのものを選択することで、限られたスペースの観覧席においても、周囲の迷惑にならずスムーズなレンズ交換作業を実行することが可能となります。
よくある質問(FAQ)
Q1. キャノン EOS Kiss X9iは完全なカメラ初心者でも扱うことができますか? A1. はい、全く問題なくお使いいただけます。EOS Kiss X9iは初心者向けカメラとして設計されており、メニュー画面の「ビジュアルガイド」機能や、カメラが自動で最適な設定を行う「シーンインテリジェントオート」を搭載しています。専門知識がなくても、シャッターを押すだけで美しい写真が撮影可能です。
Q2. ダブルズームセットに含まれる2本のレンズは、それぞれどのような場面で使いますか? A2. 標準レンズ(18-55mm)は、家族の集合写真や室内での撮影、風景など、比較的近い距離や広い範囲を写すのに適しています。一方、望遠レンズ(55-250mm)は、運動会での競技中のお子様や、遠くの野鳥、背景を大きくぼかしたポートレート撮影など、遠くの被写体を大きく引き寄せて撮影する場面で活躍します。
Q3. スマートフォンへの画像転送(Wi-Fi対応機能)は外出先でも利用できますか? A3. はい、ご利用いただけます。カメラ本体がWi-Fiのアクセスポイントとして機能するため、自宅のWi-Fiルーターがない屋外や外出先の環境であっても、カメラとスマートフォンを直接ワイヤレスで接続し、その場で画像データを転送することが可能です。
Q4. 運動会で動画を撮影することも可能ですか? A4. もちろん可能です。EOS Kiss X9iはフルHD画質での動画撮影に対応しており、デュアルピクセルCMOS AFの恩恵により、動画撮影中も動く被写体に対して滑らかで正確にピントを合わせ続けます。バリアングル液晶を活用すれば、ローアングルやハイアングルからの長時間の動画撮影も快適に行えます。
Q5. 雨天時や砂埃の多いグラウンドでの撮影で気をつけるべきことは何ですか? A5. EOS Kiss X9iは防塵・防滴構造ではないため、水濡れや過度な砂埃には十分な注意が必要です。雨天時は市販のカメラ用レインカバーを使用し、機材を保護してください。また、砂埃の多い場所でのレンズ交換は極力避け、風よけのある場所でカメラを下に向けて素早く交換するなどの対策を推奨いたします。

0800-1234-151