【デジタルカメラ生誕30周年記念イベント】第1回が開催されました

2025.12.08
記念イベント

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◎レポート:杉山さくら

今年2025年は、世界初の民生用カラー液晶一体型デジタルカメラ「カシオ・QV-10」発売から、30年目にあたります。

そこで「DigitalCamera.jp」主宰の山田久美夫先生が企画した「デジタルカメラ30周年記念イベント」が、パンダスタジオにて開催されました。

デジタルカメラの黎明期当時のお話や、代表的な機種の思い出などを語っていただくこのイベントには50名ほどのお客様にご来場いただきました。

まず、はじめにここだけのお話もある可能性があるので『他言無用!』というお願いと

「ここで聞いた話はパンダスタジオを一歩出た瞬間に忘れるように!!!」

という山田先生の言葉をお約束した皆さんと共にイベントがスタートしました。

・・・ということで、こちらでご紹介できることはほぼありませんが!

振り返ってみたいと思います。

<レジュメ>

13:00 山田久美夫先生「黎明期のデジタルカメラを振り返って」

14:00 富士フイルム・川島巌氏  

               「企画者から見た、FinePixについて」

15:00 旧ミノルタ・井上義之氏

         「ミノルタ DIMAGE7/α7Dについて(大阪と浜町を繋いだオンラインセミナー)」

16:00 シグマ・山木和人CEO

         「シグマにとってのデジタルカメラとは(Foveonセンサーの過去と未来)」

山田久美夫「黎明期のデジタルカメラを振り返って」

パンダスタジオにて開催された山田久美夫先生の「デジタルカメラ30周年記念イベント」

山田先生からは「カシオ・QV-10」から始まったデジタルカメラ黎明期の流れを発表いただき、振り返りと学びの時間をいただきました。

特に山田先生からのお話の中で印象的だったのは、カシオ・QV-10は内蔵メモリー型で、ビジュアルメモとして「撮って、本体で液晶見る」というコミュニケーションツールとして生まれたという、今までのフィルムカメラと全く違う価値観を持って誕生したということでした。

1995年以降のフィルムカメラからの束縛から解放されて、自由なアイデアで斬新なモデルが毎週のように登場していたこの時代の中では、「自分たちで新しい文化が作れた時代が30年前にはあった。」とのこと。

そんな山田先生の言葉が印象的でした。

富士フイルム・川島巌  「企画者から見た、FinePixについて」

パンダスタジオにて開催された山田久美夫先生の「デジタルカメラ30周年記念イベント」

当時、富士フイルム・電子映像事業部 商品企画担当をされていた川島巌さんから、大ヒットしたFinePixシリーズの貴重な開発秘話をお話しいただきました。

当時は世界初の技術をたくさん盛り込んだ開発が日々行われていたとのことで、

「撮った写真をカメラからインターネットに繋ぐ」Picture The Futureアイデアを思いついたのは渋谷から都バスに乗っていた時だった、というお話から、当時の苦悩と真摯なお仕事ぶりを感じました。

山田先生から「こんなカメラが作りたかった、など今どう思いますか?」と聞かれ、

『やり残した事はなし!やり尽くした!』と川島さんから清々しいお言葉をお聞きしました。

木目調のテーブルに並べられた富士フイルムの歴代コンパクトデジタルカメラ。背景には「30周年」の文字が書かれた看板とパンダのぬいぐるみが置かれ、展示会のような会場の風景。
技術の歩みを感じる、富士フイルムの名機たち

旧ミノルタ・井上義之氏「ミノルタ DIMAGE7/α7Dについて」

セミナー会場の様子。前方の3つの大きなモニターには、オンラインで登壇している年配の男性講師の顔が映し出されている。椅子に座った多くの参加者が、後ろ姿でモニターを注視している。
パンダスタジオにて開催された山田久美夫先生の「デジタルカメラ30周年記念イベント」

関西在住の井上さんにはリモートにて登壇頂きました。

当時、ミノルタにてカメラ事業部開発部のグループリーダーを務められていた井上義之さん。「ミノルタ・DiMAGE 7」「コニカミノルタ・α-7 Digital」の開発を中心に貴重な開発秘話をお話しいただきました。

印象的だったのは、フィルムの写りをデジタルの画素数に置き換えた場合はどうなんだろうと研究した結果、800~3000万画素なのではないか?と結果が出たということ。

その上でデジタルカメラにどのくらいの画素数が適切かを考えたというお話は興味深かったです。

また、コニカとミノルタが統合された時にカメラに長い13.5文字を入れなければならず大変だったということ、またこの統合により、コニカのカメラ開発における絵作りの開発の仕方から学ぶことが多かったとの言葉が印象的でした。

 

シグマ・山木和人CEO「シグマにとってのデジタルカメラとは(Foveonセンサーの過去と未来)

デジタルカメラ生誕30周年記念イベントの様子。黒い背景に白文字で「デジタルカメラ生誕30周年記念イベント」と書かれたバックパネルの前で、登壇者2名が笑顔でトークをしている。テーブルの上にはパンダのぬいぐるみが置かれ、手前では観客がカメラを構えて撮影している。
パンダスタジオにて開催された山田久美夫先生の「デジタルカメラ30周年記念イベント」

山木社長が登壇するなり記念撮影会が可となった会場。

今回山木社長がお越しになるということでシグマユーザーのお客様も多数お越しいただいておりました。

山木社長と山田先生は30年以上前からのご縁ということで、先代の山木社長のお父様から、シグマに入社した際、山田先生に「息子をよろしく」とご挨拶をいただいたとのエピソードを聞かせて頂きました。

創業者の意思を引き継いでシグマが赤字でも革新的なカメラを作り続けているということと、会津の雇用を守るための安定した生産ができるということを大切にしているというお話はとても興味深かったです。

そして、シグマファンが聞きたかった『Foveonセンサーの開発は今もちゃんとやっています!』という山木社長の言葉に思わず会場から拍手が湧きました!

「カメラ業界への貢献ができるように、他社にはないカメラを作ることが大切。」

という言葉がとても印象的でますますシグマ(山木)ファンになりました。

そして最後に山田先生が涙ながらに語られたこと。

「最初の頃はたくさん夢が詰まったカメラが多かった。

しかし、最近はつまらないカメラが多い。

高性能なカメラは多いが、ただ映るだけじゃ面白くないと思う。

いい写真が撮れそうだなという夢のあるカメラやレンズが見られる時代が、生きている間に見てみたい。」

デジタルカメラが生まれて30年を一気に駆け抜けて、学ぶことの多い内容の詰まった1日でした。

登壇いただいた川島さん、井上さん、山木社長。そして山田先生。

ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。

追記・・・

12月8日は山田久美夫先生の64回目のお誕生日!

そして「DigitalCamera.jp」の創設記念日ということもあり、

イベント終了後に参加者の皆様とお祝いをさせて頂きました。

山田先生はとてもびっくり&喜んでいただきとても嬉しかったです。

サプライズはドキドキしますね・・・!成功してよかった。ほっ。

山田先生、いつもカメラ業界のためにありがとうございます。

素敵な一年になりますように・・!

お誕生日おめでとうございます!
素敵な一年となりますようにと書かれたLED画面の前で記念撮影をしている山田さん先生
パンダスタジオにて開催された山田久美夫先生の「デジタルカメラ30周年記念イベント」

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