ソニーAPS-C用広角単焦点シネマレンズの真髄。SIRUI MS16E 16mmが捉える壮大な風景とマクロの世界

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PANDASTUDIO.TVのCEOの西村正宏のWeb上ニックネーム。東京都中央区在住。兵庫県たつの市出身。早稲田大学大学院で情報工学の修士号。駒澤大学大学院で経営学の修士号を取得。IT,インターネット、AI、映像機器、音響機器を愛す。

現代の映像制作において、機材の選択は作品のクオリティを左右する極めて重要な要素です。特に、ソニーのAPS-Cおよびスーパー35mm(S35)センサー搭載カメラを活用するクリエイターにとって、レンズ選びは表現の幅を直結的に決定づけます。本記事では、SIRUI(シルイ)が展開する革新的なシネマレンズシリーズ「Night Walker(ナイトウォーカー)」の中でも、極めて明るいT1.2の透過率を誇る「SIRUI Night Walker 16mm T1.2 シネマレンズ APS-C S35 Eマウント(MS16E )」に焦点を当てます。このソニー用広角単焦点シネレンズが、動画撮影から映画製作、夜景撮影、風景撮影、そしてマクロ撮影に至るまで、いかにしてプロフェッショナルの厳しい要求に応え、圧倒的なボケ味とシャープな描写力を両立しているのかを徹底的に解説いたします。

SIRUI Night Walker MS16Eの基本概要と革新性

ソニーEマウント(APS-C/S35)専用設計がもたらす恩恵

SIRUI MS16E 16mm T1.2は、ソニーEマウントのAPS-CおよびS35センサーに最適化された専用設計を採用しています。この専用設計がもたらす最大の恩恵は、センサーサイズに対して無駄のない光学設計が可能となり、画面中心から周辺部にかけて極めて高い解像度とコントラストを維持できる点にあります。フルサイズ用レンズをAPS-Cカメラで使用する際に生じがちな重量の増加や重心のアンバランスさを排除し、カメラボディとの完璧な重量バランスを実現しています。これにより、長時間の動画撮影や手持ちでの機動的な撮影においても、撮影者の身体的負担を大幅に軽減します。

また、ソニーのFX30やα6700といった最新のシネマラインおよびミラーレス一眼カメラとの組み合わせにおいて、そのポテンシャルを最大限に発揮します。Eマウントの短いフランジバックを活かした光学設計は、広角レンズでありながら歪曲収差を極限まで抑え込み、建築物や直線的な被写体を撮影する際にも自然な描写を提供します。専用設計ならではの精緻なマウント接合部は、過酷な撮影現場での使用においてもガタつきを許さず、常に安定した映像収録を約束します。

16mm広角単焦点シネマレンズとしての立ち位置

フルサイズ換算で約24mm相当の画角となる16mmという焦点距離は、映像制作において極めて汎用性の高い「標準的な広角」として位置づけられます。SIRUI シルイ Night Walkerシリーズにおけるこの16mmは、人間の視野に近い自然な広がりを持ちながらも、パースペクティブを活かしたダイナミックな表現が可能な絶妙な画角を提供します。広角単焦点レンズ特有の深い被写界深度を利用したパンフォーカス撮影から、T1.2という驚異的な明るさを活かした被写体の切り離しまで、一本のレンズで多彩な映像表現を実現できる点が大きな強みです。

特に映画製作やドキュメンタリー撮影の現場では、限られたスペースでの室内撮影や、広大な風景を背景にした人物描写など、多様なシチュエーションに直面します。このような環境下において、16mmという焦点距離は、空間の広がりを視聴者に正確に伝えつつ、主題となる被写体へのフォーカスを失わない最適なバランスを保ちます。ズームレンズでは到達し得ない圧倒的な光学性能と、単焦点シネレンズならではの妥協のない描写力は、クリエイターの意図を忠実に映像化するための強力な武器となります。

映像制作の現場に求められる堅牢性とビルドクオリティ

プロフェッショナルな映像制作の現場では、機材に対して卓越した光学性能だけでなく、過酷な環境に耐えうる高い堅牢性が求められます。SIRUI Night Walker 16mm T1.2は、航空機グレードの高品質なアルミニウム合金を筐体に採用しており、軽量性を維持しながらも外部からの衝撃に対する強い耐性を誇ります。金属製の鏡筒は、温度変化による膨張や収縮が少なく、寒冷地から熱帯地域まで、あらゆるロケーションにおいて内部の精密な光学系を確実に保護します。

さらに、シネマレンズとしてのアイデンティティを確立するビルドクオリティの高さは、各操作リングのトルク感にも表れています。フォーカスリングおよび絞りリングは、適度な粘り気と滑らかさを持ち合わせており、緻密なマニュアル操作をサポートします。長期間の使用においてもその操作感が劣化しにくいよう、内部構造には厳選されたグリスと高精度の機械部品が使用されています。このような細部にまでこだわった堅牢な設計は、撮影機材としての信頼性を高め、クリエイターが機材トラブルの不安を抱えることなく、純粋に映像表現に集中できる環境を提供します。

T1.2が実現する圧倒的な明るさと夜景撮影の優位性

低照度環境下でのノイズを抑えたクリアな映像表現

SIRUI Night Walker MS16Eの最大の特長とも言えるのが、T1.2という驚異的な明るさ(透過率)です。一般的なF値ではなく、レンズを通過して実際にセンサーへ届く光量を示すT値において1.2を達成していることは、シネレンズとして極めて優秀なスペックです。この圧倒的な集光能力により、夕暮れ時や室内などの低照度環境下においても、ISO感度を不必要に上げることなく適正露出を得ることが可能となります。結果として、映像の暗部に発生しやすい高感度ノイズを劇的に抑制し、シャドウ部からハイライト部まで豊かな階調を保ったクリアな映像表現を実現します。

現代のソニー製カメラは優秀な高感度耐性を備えていますが、ベースISOを維持して撮影された映像の純度とカラーグレーディング耐性は、依然として高感度撮影を凌駕します。T1.2の明るさは、照明機材を十分に持ち込めないドキュメンタリー撮影や、自然光を活かしたシネマティックなルックを追求する現場において、ノイズレスで透明感のあるフッテージを提供する決定的な要因となります。これにより、ポストプロダクションにおけるノイズリダクションの手間を省き、よりクリエイティブな色編集にリソースを集中させることができます。

ナイトウォーカーの名に相応しい夜景撮影でのパフォーマンス

「Night Walker(ナイトウォーカー)」というシリーズ名が示す通り、本レンズは夜景撮影において他の追随を許さない圧倒的なパフォーマンスを発揮します。都市のネオンサインや街灯、あるいは月明かりといった微小な光源さえも確実に捉え、鮮やかな色彩とシャープなディテールを伴って映像化します。T1.2の開放絞りで撮影した場合でも、画面中心部の解像感は極めて高く、夜の街の空気感や湿度までも画面に定着させるかのような描写力を持っています。

また、夜景撮影において課題となるのが、強い点光源によって引き起こされるゴーストやフレアの発生です。SIRUIの先進的な光学設計と高品質なマルチコーティング技術により、これらの不要な反射は最小限に抑え込まれています。画面内に街灯や車のヘッドライトなどの強い光源が直接入り込むような厳しいアングルであっても、コントラストの低下を防ぎ、引き締まった黒を表現します。これにより、暗闇の中に浮かび上がる被写体をドラマチックに描き出し、視聴者の視線を惹きつける魅力的な夜景シーンを創出することが可能です。

シネマレンズ特有の滑らかで美しいボケ味の創出

T1.2という極端な大口径は、広角16mm(換算24mm相当)でありながら、背景を大きくぼかした立体感のある映像表現を可能にします。広角レンズは構造上、被写界深度が深くなりがちですが、本レンズは被写体に接近して開放T1.2で撮影することで、ピントの合った被写体を極めてシャープに描き出しつつ、背景を柔らかく溶かすような美しいボケ味を創出します。このボケの質は、シネマレンズ専用に設計された光学系ならではのものであり、二線ボケや色づきが少なく、非常に滑らかで自然なグラデーションを描きます。

映像作品において、ボケ味は単なる視覚的効果にとどまらず、視聴者の視線を誘導し、登場人物の感情やシーンの雰囲気を伝える重要なストーリーテリングの要素となります。SIRUI Night Walker 16mm T1.2が生成するシネマティックなボケは、背景の雑多な情報を整理し、主題となる人物やオブジェクトをスクリーン上に印象的に浮かび上がらせます。夜景撮影時には、背景の点光源が美しい円形ボケとなり、映像全体に幻想的でロマンチックなトーンを付加するなど、クリエイターの感性を刺激する多彩な表現力をもたらします。

壮大な風景からマクロ撮影まで対応する表現の幅

16mmが捉えるダイナミックな風景撮影の魅力

16mm(換算24mm)という画角は、人間の視野をわずかに超える広がりを持ち、大自然の壮大な風景や巨大な建築物をダイナミックに捉えるのに最適な焦点距離です。SIRUI MS16Eは、広角レンズ特有のパースペクティブ(遠近感)を強調した表現が得意であり、手前の被写体を大きく、奥の風景を小さく写し出すことで、平面的な映像に圧倒的な奥行きと立体感をもたらします。広大な山脈、果てしなく続く海岸線、あるいは高層ビルがそびえ立つ都市の景観など、スケールの大きな被写体を画面いっぱいに収める風景撮影において、その真価を遺憾なく発揮します。

さらに、本レンズは絞り込むことで画面の隅々まで極めてシャープに解像し、風景の微細なディテール—例えば、木の葉の一枚一枚や岩肌の質感、水面の細かな波立ちまで—を克明に描写します。優れた色再現性と高コントラストな描写力は、カラーグレーディングのベースとなる情報量の多いフッテージを提供し、風景が持つ本来の美しさや力強さを余すところなく映像に封じ込めます。広角単焦点ならではの高い光学性能は、視聴者をその場に引き込むような臨場感あふれる風景映像の制作を強力に後押しします。

最短撮影距離を活かした没入感のあるマクロ撮影

SIRUI Night Walker 16mm T1.2の隠れた、しかし極めて強力な特長が、その短い最短撮影距離にあります。被写体に限界まで近づくことができるため、広角レンズでありながらマクロレンズのようなクローズアップ撮影が可能です。広角マクロ撮影は、望遠マクロとは異なり、被写体を大きく写し出しながらも背景の環境を広く画面に取り込むことができるため、被写体がどのような場所に存在しているのかという「文脈」を視覚的に伝えることができます。これにより、視聴者はまるで小さな生き物の視点になったかのような、強烈な没入感を得ることができます。

例えば、朝露に濡れた植物や、精密な機械の動作、あるいは料理のシズル感などを撮影する際、被写体に極限まで寄りつつT1.2の開放絞りを使用することで、ピント面はカミソリのようにシャープでありながら、背景は大きく滑らかにボケていくという、非常に立体的でドラマチックな映像が生まれます。この広角レンズ特有の遠近感と、極薄の被写界深度が交わることで生み出される特異な視覚体験は、一般的な標準ズームレンズでは決して味わうことのできない、本レンズならではの強力な表現手法となります。

広角とマクロの融合による新たな映像ストーリーの構築

ダイナミックな風景を捉える広角撮影と、被写体の微細な表情に迫るマクロ撮影。これら二つの両極端な表現を一本のレンズでシームレスに行き来できることは、映像制作におけるストーリーテリングの可能性を飛躍的に拡張します。例えば、広大な森の全景(広角風景)から始まり、次のカットで木の幹を這う小さな昆虫のクローズアップ(広角マクロ)へと繋ぐような編集において、同じレンズを使用することで映像のトーンや色調、ボケの質感が完全に統一され、極めて自然で説得力のあるシークエンスを構築できます。

また、ジンバルやスライダーを用いた移動撮影において、被写体に極端に近づいた状態からカメラを引き、徐々に周囲の広大な環境を明らかにしていくといったトランジション効果も、本レンズの特性を最大限に活かした演出です。広角とマクロの融合は、単なる視覚的な驚きを提供するだけでなく、ミクロの世界とマクロの世界の繋がりを暗喩するなど、映像に深いテーマ性やメッセージ性を付与するための重要なテクニックとなります。SIRUI 16mm T1.2は、クリエイターの想像力を刺激し、これまでにない新たな映像ストーリーの構築を可能にする革新的なツールです。

プロフェッショナルな動画撮影・映画製作を支える操作性

無段階絞り(クリックレス)リングによるスムーズな露出制御

シネマレンズが一般的なスチル用レンズと明確に一線を画す要素の一つが、絞りリングの構造です。SIRUI Night Walker MS16Eは、動画撮影に完全に最適化された無段階(クリックレス)の絞りリングを搭載しています。スチル用レンズのようなクリック感(カチカチという引っかかり)がないため、撮影中に絞り値を変更しても、映像に不自然な明るさのジャンプやクリック音のノイズが記録されることがありません。これにより、屋内から屋外へ移動するシーンや、雲が太陽を遮るような急激な光量変化が起こる環境下においても、極めて滑らかでシームレスな露出制御が可能となります。

この無段階絞りリングは、単なる露出調整の枠を超え、積極的な映像表現の手段としても機能します。例えば、被写界深度を意図的に変化させる「アイリス・プル」といった高度なシネマトグラフィーの技法も、滑らかなリング操作により容易に実現できます。適度なトルク感を持たせたリングの回転は、指先での繊細なコントロールを可能にし、プロフェッショナルな現場で求められる厳密な露出管理とクリエイティブな表現要求に高い次元で応えます。

フォローフォーカスギアの標準装備と正確なピント送り

本格的な映画製作やハイエンドな動画撮影において、正確なフォーカシングは映像のクオリティを決定づける最重要課題です。本レンズは、シネマ業界の標準規格である0.8MOD(モジュール)のギアピッチをフォーカスリングおよび絞りリングに標準装備しています。これにより、市販のフォローフォーカスシステムやワイヤレスレンズコントロールシステムとアダプターなしで直接噛み合わせることができ、確実かつ精度の高いピント送りが可能となります。フォーカスブリージング(ピント位置の移動に伴う画角の変化)も極限まで抑え込まれており、フォーカスラック(ピント移動)を行う際にも映像の違和感を最小限に留めます。

さらに、フォーカスリングの回転角(フォーカススロー)は、マニュアルフォーカスでの微細な調整を前提に設計されており、広角レンズでありながらもシビアなピント合わせが要求されるT1.2の開放撮影時において、撮影者やフォーカスプラーの意図を正確に反映します。鏡筒にはフィート(ft)とメートル(m)の両方で距離指標が明確に刻印されており、メジャーを用いた厳密な距離測定に基づくフォーカシングにも対応します。このようなプロユースを前提とした徹底した操作性の追求が、妥協のない映像制作を強力にサポートします。

ジンバルやリグ運用に最適な軽量かつコンパクトな筐体設計

近年、ワンマンオペレーションや少人数クルーでの映像制作が主流となる中、機材の軽量性とコンパクトさは極めて重要なファクターとなっています。SIRUI Night Walker 16mm T1.2は、T1.2という極めて明るい大口径シネマレンズでありながら、驚異的な小型軽量化を実現しています。重量を約500g前後に抑えたこのコンパクトな筐体は、ソニーAPS-C/S35カメラとの組み合わせにおいて優れたポータビリティを発揮し、長時間のハンドヘルド撮影における疲労を大幅に軽減します。

この軽量・コンパクトな設計は、電動ジンバル(スタビライザー)やドローン、さらには複雑なカメラリグに組み込んで運用する際に絶大なメリットをもたらします。ジンバルのペイロード(積載可能重量)に余裕を持たせることができるため、より小型のジンバルを選択したり、ワイヤレス映像伝送装置などの追加アクセサリーを搭載したりすることが容易になります。また、同シリーズの他の焦点距離(24mm、33mm、55mmなど)と筐体サイズやギアの位置が統一されているため、レンズ交換の際にジンバルの再バランス調整やフォローフォーカスの位置調整を最小限に抑えることができ、撮影現場でのワークフローを劇的に効率化します。

ソニーAPS-Cユーザーが本レンズを導入する3つのメリット

コストパフォーマンスに優れた高品質なシネレンズ環境の構築

ソニーAPS-CユーザーがSIRUI Night Walker MS16Eを導入する最大のメリットの一つは、圧倒的なコストパフォーマンスの高さです。従来、T1.2クラスの明るさを持つ本格的なシネマレンズは非常に高価であり、個人のクリエイターや小規模なプロダクションにとっては導入のハードルが高いものでした。しかし、SIRUIはこの常識を覆し、プロフェッショナルな映像制作に耐えうる優れた光学性能と堅牢なビルドクオリティを備えながらも、驚くほど手頃な価格帯での提供を実現しました。これにより、限られた予算の中でも妥協のない映像品質を追求することが可能となります。

この高いコストパフォーマンスは、単に「安い」というだけでなく、投資対効果(ROI)が極めて高いことを意味します。スチル用のオートフォーカスレンズとは異なり、完全なマニュアル操作を前提としたシネマレンズは陳腐化しにくく、長期間にわたって第一線の撮影機材として活躍します。本レンズを導入することで、映像のルック(見た目)は劇的にシネマティックに向上し、クライアントワークにおける作品の付加価値を高めることに直結します。高品質なシネレンズ環境を低コストで構築できる点は、映像クリエイターとしての競争力を高める上で非常に大きなアドバンテージとなります。

シリーズ展開によるカラーフレーミングの統一と編集の効率化

SIRUI Night Walkerシリーズは、16mmだけでなく、24mm、33mm、55mm、75mmといった複数の焦点距離を展開する包括的なシネマレンズ群です。これらをシリーズで揃えることの大きな利点は、レンズ間でのカラーバランスやコントラスト、ボケの質感が均一に保たれている点にあります。映像制作において、シーンごとに焦点距離の異なるレンズを交換することは日常茶飯事ですが、レンズのメーカーやブランドが異なると、映像の色味(カラーシフト)にばらつきが生じ、ポストプロダクションでのカラーグレーディング作業に多大な時間と労力を費やすことになります。

本シリーズを導入しシステム化することで、広角から望遠まで一貫した「SIRUI Night Walkerのルック」を維持したまま撮影を進行できます。これにより、編集時のカラーマッチングの手間が大幅に削減され、ワークフロー全体の効率化が図れます。また、前述の通り筐体のサイズやギアの位置、フィルター径(67mm)がシリーズ間で統一されているため、マットボックスやNDフィルター、フォローフォーカスといった周辺アクセサリーをそのまま使い回すことができ、現場でのオペレーションの迅速化にも大きく貢献します。

FX30やα6000シリーズなどの最新ソニー製カメラとの高度な親和性

ソニーのEマウントAPS-C/S35カメラシステムは、シネマラインの「FX30」をはじめ、「α6700」や「VLOGCAM ZV-E10」など、動画性能に特化した極めて優秀なボディがラインナップされています。SIRUI 16mm T1.2は、これらの最新ソニー製カメラと組み合わせることで、そのポテンシャルを最大限に発揮するよう設計されています。APS-Cセンサーの解像力を余すところなく引き出す高い光学性能は、4Kや6Kといった高画質フォーマットでの収録において、クリスプでディテール豊かな映像を提供します。

また、ソニーのカメラが持つ強力なボディ内手ブレ補正(IBIS)やアクティブモードと組み合わせることで、マニュアルフォーカスレンズでありながらも、手持ち撮影での安定した映像収録が可能です。さらに、FX30などのシネマカメラに搭載されているデュアルベースISO機能と本レンズのT1.2という明るさを掛け合わせることで、暗所撮影の可能性は無限に広がります。ソニーカメラの先進的なデジタル技術と、SIRUIシネマレンズのアナログ的で有機的な描写力が融合することで、デジタル臭さを抑えた、よりフィルムライクでエモーショナルな映像表現が実現します。

SIRUI 16mm T1.2が映像クリエイターにもたらす価値と展望

商業用PR動画からインディーズ映画まで幅広く適応する汎用性

SIRUI Night Walker 16mm T1.2(MS16E)は、特定のジャンルに縛られることなく、多種多様な映像制作の現場で活躍する極めて高い汎用性を備えています。企業のブランディングを目的とした商業用PR動画では、そのシャープな解像感とクリアな発色が製品やサービスの魅力を正確に伝えます。一方、ミュージックビデオやインディーズ映画などのよりアーティスティックな表現が求められる現場では、T1.2の開放絞りが生み出す幻想的なボケ味や、シネレンズ特有の滑らかなフレアが、作品の感情的なトーンを強調する強力な演出ツールとして機能します。

この汎用性の高さは、クリエイターが自身の表現の幅を広げるためのインスピレーションの源泉となります。一本のレンズで、ダイナミックな風景描写から被写体の内面に迫るようなクローズアップ、そして夜間のストリートスナップ的な映像まで、あらゆるシチュエーションに対応できることは、機材の制約からクリエイターを解放します。小規模な予算と少人数の体制で制作を行うインディペンデントなクリエイターにとって、これほど頼もしく、かつ表現の可能性を無限に広げてくれるレンズは他に類を見ません。

競合他社の広角シネマレンズと比較した際の圧倒的な独自性

現在、市場には数多くのサードパーティ製レンズが存在しますが、SIRUI Night Walker 16mm T1.2は、競合他社の製品と比較して明確な独自性と優位性を確立しています。第一に、APS-C/S35フォーマットの16mmという広角域において、T1.2という極端な明るさを実現しているシネマレンズは極めて稀です。多くの広角レンズはT1.5やT2.0程度にとどまっており、このわずかな絞り値の差が、低照度環境でのノイズレベルやボケの量において決定的な違いを生み出します。

第二に、シネマレンズとしての本格的な筐体設計(クリックレス絞り、0.8MODギア、統一されたフィルター径)を備えながら、徹底的な小型軽量化を達成している点です。他社の同スペックのシネレンズは大型で重量級になりがちですが、SIRUIは機動性を一切犠牲にしていません。さらに、これだけのスペックと品質を誇りながらも、個人クリエイターでも手が届く価格帯を実現しているという点で、市場におけるゲームチェンジャーとしての地位を確固たるものにしています。この「明るさ」「機動性」「価格」という三拍子が揃った独自性は、他の追随を許さない本レンズ最大の魅力です。

映像表現の限界を突破するための最適な投資としての評価

映像クリエイターにとって、新しい機材の導入は常に自身の表現力を高めるための投資です。SIRUI Night Walker 16mm T1.2 シネマレンズ APS-C S35 Eマウント(MS16E)は、その投資に対するリターンが極めて大きい、最高峰のツールであると断言できます。スマートフォンや安価なズームレンズでは決して到達できない、深みのあるシネマティックな映像美は、クリエイターの作品群(ポートフォリオ)の質を一段階も二段階も引き上げ、クライアントからの評価や視聴者のエンゲージメント向上に直接的に寄与します。

映像技術が日々進化し、高解像度化が進む現代において、レンズが持つ「描写の個性」や「光学的な美しさ」の重要性はかつてなく高まっています。本レンズが提供する圧倒的な明るさ、美しいボケ味、そしてプロフェッショナルな操作性は、クリエイターが抱く映像表現の限界を突破し、脳内にあるビジョンをそのままスクリーンに投影するための強力な推進力となります。SIRUI シルイ Night Walkerシリーズは、次世代の映像制作を担うすべてのソニーAPS-Cユーザーにとって、長く愛用できる信頼のパートナーとなるはずです。

よくある質問(FAQ)

  • Q1: フルサイズ機(α7シリーズなど)でも使用できますか?
    A1: 本レンズはAPS-C/S35センサー専用設計です。フルサイズ機で使用する場合は、カメラ側の設定で「APS-C/Super 35mm撮影」をオンにする(クロップモードにする)ことで使用可能ですが、画素数は低下します。
  • Q2: オートフォーカス(AF)には対応していますか?
    A2: いいえ、本製品は完全なマニュアルフォーカス(MF)専用のシネマレンズです。AF機能は搭載されていませんが、シネマ標準の0.8MODギアを備えており、フォローフォーカスを用いた精密なピント合わせに最適化されています。
  • Q3: フィルター径はいくつですか?NDフィルターは装着可能ですか?
    A3: フィルター径は67mmです。市販の67mm径の可変NDフィルターやブラックミストフィルターなどを直接ネジ込んで装着することが可能です。Night Walkerシリーズはフィルター径が統一されているため使い回しが容易です。
  • Q4: 写真(スチル)撮影にも使用できますか?
    A4: もちろん使用可能です。動画撮影に最適化された設計ですが、T1.2の圧倒的な明るさとシャープな解像力は、星景写真やポートレート、風景撮影などのスチル撮影においても非常に魅力的な描写を発揮します。
  • Q5: 手ブレ補正機構(OIS)はレンズに内蔵されていますか?
    A5: レンズ本体に手ブレ補正機構は内蔵されていません。手持ち撮影の際は、FX30やα6700など、カメラボディ側の強力なボディ内手ブレ補正(IBIS)機能を活用するか、ジンバル等のスタビライザーの使用を推奨します。
SIRUI Night Walker 16mm T1.2 シネマレンズ APS-C S35 Eマウント(MS16E )

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