ライブパフォーマンスやイベント運営において、クリアな音声と安定した通信環境は成功の鍵を握ります。「SHURE BLX288 SM58 ワイヤレスシステム」は、業界標準として名高いSM58マイクヘッドを搭載したハンドマイク型ワイヤレスマイクシステムであり、プロフェッショナルから初心者まで幅広いユーザーに支持されています。本記事では、SHURE(シュアー)が誇るこのデュアルチャンネルワイヤレスシステムの魅力や優れた機能性、セットアップ手順からメンテナンス方法まで、プロの視点で徹底的に解説します。
- SHURE(シュアー)BLX288/SM58ワイヤレスシステムの基本概要
- 業界標準ハンドマイク「SM58」が持つ4つの傑出した特徴
- 安定した通信を実現するBLXワイヤレスレシーバーの4つの性能
- 初心者でも安心なSHURE BLX288/SM58のセットアップ手順4ステップ
- SHURE BLX288/SM58ワイヤレスマイクが活躍する4つの主要な利用シーン
- 他のSHURE製ワイヤレスシステムとの比較ポイント4選
- ワイヤレスマイクシステムを長持ちさせる4つのメンテナンス方法
- ワイヤレスマイク使用時のよくあるトラブルと4つの解決策
- SHURE BLX288/SM58を購入する際に確認すべき4つの注意点
- プロ視点で総括するSHURE BLX288/SM58の4つの導入メリット
- よくある質問(FAQ)
SHURE(シュアー)BLX288/SM58ワイヤレスシステムの基本概要
世界的ブランド「SHURE」の信頼性と実績
SHURE(シュアー)は1925年の創業以来、オーディオ業界において革新的なマイクやワイヤレスシステムを世に送り出してきました。その卓越した技術力と妥協のない品質管理により、世界中のミュージシャンや音響エンジニアから絶大な信頼を獲得しています。SHUREの製品は、グラミー賞などの大規模な音楽授賞式や国際的なスポーツイベント、さらには歴史的なスピーチの場でも採用され続けています。長年にわたる現場での実績が、SHUREというブランドの揺るぎない価値を証明しているのです。
BLX288/SM58がプロの現場で選ばれる理由
「SHURE BLX288 SM58 ワイヤレスシステム」がプロの現場で高く評価される最大の理由は、伝説的なボーカルマイク「SM58」の音質をワイヤレスで完全に再現している点にあります。有線マイクと遜色のないクリアで力強いサウンドを提供しつつ、ケーブルの制約から解放されることで、パフォーマーはステージ上を自由に動き回ることができます。さらに、複雑な設定を必要とせず、短時間で確実なセットアップが可能な設計は、リハーサル時間が限られた過酷な現場において大きなアドバンテージとなります。
デュアルチャンネル・ワイヤレスシステムの利便性
BLX288レシーバーは、1台の受信機で2本のハンドマイクを同時に運用できるデュアルチャンネル仕様を採用しています。これにより、ボーカルデュオのパフォーマンスや、メインMCとゲストの対談など、複数のマイクが必要なシーンに1台でスマートに対応可能です。機材の数を減らすことができるため、運搬時の負担が軽減されるだけでなく、ミキサー周りの配線もシンプルになり、セッティングの効率化とトラブルリスクの低減に大きく貢献します。
パッケージに含まれる同梱品の構成と役割
BLX288/SM58のパッケージには、運用に必要な基本アイテムがすべて揃っています。2本のSM58マイクヘッドを搭載したBLX2ハンドヘルド型送信機、2波の信号を同時に受信するBLX88デュアルチャンネル受信機に加え、マイクホルダー、ACアダプター、そして送信機用の単3形アルカリ乾電池が含まれています。購入後すぐに使用を開始できる構成となっており、追加の機材を急いで調達する手間が省けるため、初めてワイヤレスシステムを導入する方にも最適です。
業界標準ハンドマイク「SM58」が持つ4つの傑出した特徴
ボーカルの魅力を最大限に引き出す最適な周波数特性
SM58は、人間の声の帯域に最適化された周波数特性を備えています。中音域に明るさを持たせ、低音域のロールオフ(減衰)を緻密にコントロールすることで、ボーカルの輪郭を際立たせ、バンドアンサンブルの中でも埋もれない抜けの良いサウンドを実現します。この特性により、力強いロックボーカルから繊細なバラード、明瞭なスピーチまで、あらゆる声質や用途において、表現力豊かな音声をオーディエンスに届けることが可能です。
バックグラウンドノイズを低減するカーディオイド指向性
SM58は、マイク正面からの音を最もよく拾い、背面や側面からの音を効果的に遮断するカーディオイド(単一指向性)パターンを採用しています。この優れた指向特性により、ステージ上の楽器音や観客の歓声といったバックグラウンドノイズの混入を最小限に抑えます。同時に、モニタースピーカーからの音の回り込みによるハウリングのリスクも大幅に低減されるため、音量レベルを高く設定しなければならない厳しい音響環境下でも、安定したパフォーマンスを保証します。
ハードな使用環境に耐えうる卓越した耐久性と堅牢性
「落としても壊れない」と称されるほど、SM58の耐久性は業界内で伝説となっています。頑丈なダイキャストメタル製のボディは、ツアーでの頻繁な移動やステージ上での不意の落下といった過酷な物理的衝撃から内部の精密なマイクカートリッジを保護します。また、ショックマウントシステムが内蔵されており、ハンドリングノイズ(マイクを握る際の摩擦音など)を効果的に吸収します。この堅牢性こそが、長期にわたる過酷な運用を可能にしています。
ポップノイズを効果的に防ぐ内蔵球形風防フィルター
マイクの先端にある球形のメッシュグリル内には、高密度なスポンジ状の風防(ポップフィルター)が内蔵されています。これにより、ボーカリストが発する「パ行」や「バ行」などの破裂音によるポップノイズや、屋外使用時の風切り音を物理的に軽減します。外付けのポップガードを使用しなくても、不快なノイズを抑えたクリアな収音が可能なため、見た目をすっきりと保ちながら、プロフェッショナルな音質を維持することができます。
安定した通信を実現するBLXワイヤレスレシーバーの4つの性能
ワンタッチで最適な周波数を検出するQuickScan機能
BLXレシーバーに搭載された「QuickScan機能」は、ワンタッチで周囲の電波状況を瞬時にスキャンし、干渉の少ない最もクリアな空きチャンネルを自動的に検出します。専門的な電波の知識や複雑なマニュアル設定は一切不要で、ボタンを押すだけで最適な周波数が割り当てられます。これにより、イベント会場での急な電波環境の変化にも迅速に対応でき、電波混信による音声トラブルを未然に防ぐことができます。
音切れを防ぐマイクロプロセッサー制御のアンテナダイバーシティ
ワイヤレスシステムにおける最大の懸念である「音切れ(ドロップアウト)」を防ぐため、BLXレシーバーはマイクロプロセッサー制御のアンテナダイバーシティ方式を採用しています。2つのアンテナが常に電波の受信状態を監視し、より信号の強いアンテナへ瞬時に自動切り替えを行います。この切り替えは人間の耳には感知できない速度で行われるため、パフォーマーがステージ上を激しく移動しても、途切れることのない安定した音声伝送を実現します。
最大90mの広範囲な操作範囲(見通し線)による自由度
SHURE BLX288/SM58は、見通しの良い直線距離で最大90メートルという広大な操作範囲を誇ります。この広い通信エリアにより、大規模なライブハウス、ホテルの宴会場、体育館など、レシーバーから離れた場所でのパフォーマンスやプレゼンテーションでも、電波の減衰を気にすることなく自由に動き回ることが可能です。空間の広さに縛られない圧倒的な機動力は、演出の幅を大きく広げる要素となります。
直感的な操作と確認を可能にするLEDステータスディスプレイ
レシーバーのフロントパネルには、視認性に優れたLEDステータスディスプレイが配置されています。オーディオクリップ(過大入力)を示すインジケーターや、電波の受信状態を示すRFインジケーターが色分けして表示されるため、暗いステージ袖やPAブースからでもシステムの動作状況を一目で把握できます。直感的に状態を確認できる設計は、オペレーターのストレスを軽減し、迅速なトラブルシューティングをサポートします。
初心者でも安心なSHURE BLX288/SM58のセットアップ手順4ステップ
レシーバーの電源接続とミキサー等のオーディオ機器への配線
最初のステップは、BLX88レシーバーの設置と配線です。付属のACアダプターをレシーバー背面の電源端子に接続し、コンセントに差し込みます。次に、音声を出力するためのオーディオケーブル(XLRケーブルまたは6.3mm標準プラグケーブル)を使用して、レシーバーの出力端子とミキサーやアンプの入力端子を接続します。XLR接続を使用することで、ノイズに強いバランス伝送が可能となり、より高音質なサウンドを得ることができます。
QuickScan機能を用いた最適なグループとチャンネルの自動設定
配線が完了したらレシーバーの電源を入れます。フロントパネルにある「Group」ボタンを押してQuickScan機能を実行します。レシーバーが自動的に周囲の電波環境をスキャンし、最も干渉の少ないクリアなグループとチャンネルを選択してディスプレイに表示します。デュアルチャンネルのBLX88を使用する場合は、チャンネル1とチャンネル2のそれぞれでこのスキャンを行い、互いに干渉しない適切な設定を確保します。
ハンドマイク(送信機)への電池セットと電源の投入
次に、BLX2ハンドヘルド送信機(マイク)の準備を行います。マイク下部のカバーを回して外し、バッテリーコンパートメントに単3形アルカリ乾電池を2本、極性(プラス・マイナス)に注意して正しく挿入します。カバーを元に戻した後、マイク本体の電源スイッチをオンにします。この時、レシーバー側で設定されたグループとチャンネルの番号に合わせて、マイク内のボタンを操作し、送受信機のチャンネルを同期させます。
ゲイン調整と運用前の最終的な音声テストの実施方法
設定が完了したら、実際にマイクに向かって声を出し、最終的な音声テストを行います。レシーバーのオーディオLEDインジケーターを確認し、通常時は緑色、大声を出した時に一瞬赤色(クリップ)が点灯する程度に、マイク側のゲイン(感度)トリムを調整します。その後、ミキサー側のフェーダーを徐々に上げ、スピーカーからクリアな音が出力されるか、ノイズや音切れがないかを確認すればセットアップは完了です。
SHURE BLX288/SM58ワイヤレスマイクが活躍する4つの主要な利用シーン
ライブハウスやコンサートでの本格的なボーカルパフォーマンス
SM58の卓越した音響特性とBLXワイヤレスの機動力が融合した本システムは、ライブハウスやコンサートでのボーカルパフォーマンスに最適です。ケーブルの引っ掛かりや断線の心配がなく、ステージの端から端までアクティブに動くことができます。激しいシャウトから繊細なウィスパーボイスまで、アーティストの表現を余すことなく捉え、オーディエンスに届けることができるため、プロのミュージシャンからも厚い信頼を得ています。
企業のプレゼンテーションや大規模な会議・セミナー
ビジネスの現場においても、クリアな音声伝達は極めて重要です。BLX288/SM58は、大規模な会議室やイベントホールでのプレゼンテーション、パネルディスカッションにおいて絶大な威力を発揮します。デュアルシステムを活かして、登壇者用と質疑応答用のマイクを同時に運用することが可能です。ハウリングに強い特性により、不快なノイズで進行が妨げられることなく、プロフェッショナルで円滑なイベント運営を実現します。
結婚式やイベント会場での司会進行(MC)用マイク
結婚披露宴や各種パーティー、屋外イベントの司会進行(MC)においても、ワイヤレスマイクは必須のアイテムです。BLX288/SM58は、最大90メートルの広範囲な通信エリアを持つため、司会者が会場内を自由に歩き回りながらゲストへインタビューを行うような演出にも柔軟に対応します。また、誰の声でも聞き取りやすく再現するSM58の特性は、長時間のトークでも聞き疲れしない快適な音響空間を提供します。
学校行事や教育現場でのクリアで確実な音声伝達
体育館での朝礼や文化祭、運動会などの学校行事では、広範囲にクリアな音声を届ける必要があります。BLX288/SM58は、複雑な音響知識がない教職員や生徒でも簡単にセットアップできる操作性を備えています。さらに、落下などの衝撃に強い堅牢な設計は、機材の扱いに不慣れな環境でも安心して使用できる大きなメリットです。教育現場における確実な情報伝達と、活気あるイベント運営を強力にサポートします。
他のSHURE製ワイヤレスシステムとの比較ポイント4選
シングルチャンネル(BLX24/SM58)とデュアル(BLX288)の運用面での違い
BLX24/SM58は1本のハンドマイクを使用するシングルチャンネルシステムであり、ソロパフォーマンスや小規模なスピーチに適しています。一方、BLX288は1台のレシーバーで2本のマイクを運用できるため、デュエットや対談など複数人の音声を同時に拾う必要がある現場で威力を発揮します。BLX288を導入することで、レシーバーの設置スペースを節約し、電源やミキサーへの配線を簡略化できるため、運用効率が飛躍的に向上します。
上位機種(GLX-DやSLX-Dシリーズ)との性能差と選び方の基準
BLXシリーズはアナログB帯を使用し、コストパフォーマンスと使いやすさを追求したエントリー〜ミドルクラスのモデルです。対して、GLX-DやSLX-Dはデジタル伝送を採用しており、より高解像度な音質と、充電式リチウムイオンバッテリーによる長時間の運用が可能です。高頻度でプロユースの現場で使用し、厳密な音質管理や多チャンネル運用が求められる場合は上位機種を、手軽さと導入コストを重視する場合はBLXシリーズを選ぶのが基準となります。
マイクカプセルの違い(PG58やBETA58A)による音質と用途の変化
SHUREのワイヤレスシステムは、用途に合わせてマイクカプセルを選択できます。PG58はエントリー向けでスピーチやカラオケに適したマイルドな音質です。SM58は中音域の抜けが良く、あらゆる用途に対応する業界標準のサウンドを持ちます。さらに上位のBETA58Aは、スーパーカーディオイド指向性を持ち、よりシャープで高音域の伸びが特徴です。ボーカルの繊細なニュアンスを強調したい場合はBETA58A、汎用性と安定感を求めるならSM58が最適です。
総合的なコストパフォーマンスから見たBLX288/SM58の優位性
BLX288/SM58の最大の魅力は、圧倒的なコストパフォーマンスにあります。世界基準のSM58マイクヘッドを2本搭載し、安定したアナログワイヤレス通信を実現しながらも、導入しやすい価格帯に抑えられています。別々にシングルシステムを2セット購入するよりも経済的であり、耐久性の高さから長期間にわたって使用できるため、ランニングコストも含めた総合的な投資対効果は、他の追随を許さない非常に高いレベルにあります。
ワイヤレスマイクシステムを長持ちさせる4つのメンテナンス方法
SM58マイクグリルの正しい洗浄と衛生的な除菌手順
マイクを衛生的に保つことは、パフォーマンスの質と機器の寿命に直結します。SM58の球形グリルは回して取り外すことができます。取り外したグリルと内側のスポンジは、中性洗剤を薄めたぬるま湯で優しく手洗いし、水気をしっかり切った後、完全に自然乾燥させます。マイク本体(カートリッジ部分)は絶対に水に濡らさないでください。日常的な手入れとしては、アルコールを含まない除菌シートで軽く拭き取ることを推奨します。
バッテリーの適切な管理と液漏れによる故障の防止対策
ワイヤレスマイクの故障原因として非常に多いのが、乾電池の液漏れによる内部基板の腐食です。これを防ぐため、長期間(数週間以上)システムを使用しない場合は、必ずハンドマイクから電池を取り外して保管してください。また、新旧の電池や異なるメーカーの電池を混ぜて使用することは避け、常に新しいアルカリ乾電池をペアで使用することで、安定した電圧供給を保ち、予期せぬ電源トラブルを回避することができます。
レシーバー本体とオーディオケーブル端子の定期的なクリーニング
レシーバー本体はホコリが溜まりやすいため、乾いた柔らかい布で定期的に表面を拭き取ります。放熱スリットにホコリが詰まると熱暴走の原因となるため注意が必要です。また、オーディオケーブルの接続端子(XLRピンなど)は、酸化による接触不良を防ぐため、専用の接点復活剤や無水エタノールを含ませた綿棒で優しくクリーニングします。これにより、ノイズの発生を防ぎ、常にクリアな音声信号をミキサーへ送ることができます。
安全な運搬・保管時における専用ハードケース活用の重要性
機材の持ち運びや保管時には、衝撃や湿気からシステムを保護するために、ウレタンフォームが敷き詰められた専用のハードケースを使用することを強くお勧めします。マイク本体やレシーバーがケース内で固定されるため、移動中の振動による内部パーツの破損を防ぐことができます。また、高温多湿な場所や直射日光の当たる車内などに放置せず、風通しの良い涼しい場所で保管することが、精密機器であるワイヤレスシステムを長持ちさせる秘訣です。
ワイヤレスマイク使用時のよくあるトラブルと4つの解決策
音が途切れる・ノイズが入る場合の電波干渉チェックとチャンネル変更
使用中に音が途切れたり、「ザー」というノイズが混入する場合、他のワイヤレス機器やテレビ放送波との電波干渉が疑われます。このトラブルに直面した際は、まずレシーバーの「QuickScan機能」を再度実行し、現在の環境で最も空いている新しいチャンネルを検出し直してください。その後、マイク側のチャンネルも新しい設定に同期させることで、干渉を回避し、クリアな通信状態を迅速に回復させることができます。
ハンドマイクの電源が入らない・認識されない時の確認事項
マイクのスイッチを入れても電源が入らない、またはレシーバーとリンクしない場合は、まず電池の残量と極性(プラス・マイナス)の向きを確認してください。新しいアルカリ乾電池に交換しても改善しない場合、レシーバーとマイクのチャンネル設定が一致していない可能性があります。レシーバーのディスプレイに表示されているグループとチャンネル番号が、マイク内部の設定と完全に一致しているかを目視で再確認してください。
ハウリングが発生してしまう際のスピーカ配置と音量調整
「キーン」という不快なハウリング音は、マイクがスピーカーから出た音を再び拾ってしまうことで発生します。解決策として、まずマイクを使用する位置がメインスピーカーの前に出ないよう配置を見直してください。SM58はカーディオイド指向性を持つため、モニタースピーカーはマイクの真後ろ(180度の位置)に配置するのが最適です。それでも収まらない場合は、ミキサー側でマイクのゲインを下げるか、特定の周波数をイコライザーでカットします。
音質がこもる・歪む場合のオーディオゲイン設定の見直し
声がこもって聞こえたり、大声を出した時に音が割れて歪んでしまう場合は、ゲイン設定が不適切であることが大半です。音が歪む場合は、マイク内部のゲイントリムをマイナス方向へ回して感度を下げ、レシーバーのオーディオLEDが常に赤く点灯しないレベルに調整します。逆に音が小さくこもる場合は、ゲインを適切に上げるか、マイクのグリルに口を近づけすぎないよう(近接効果の緩和)マイクポジションを改善してください。
SHURE BLX288/SM58を購入する際に確認すべき4つの注意点
国内正規品と並行輸入品の違いおよびメーカー保証の有無
購入時には、「国内正規品」を選ぶことが非常に重要です。並行輸入品は価格が安い場合がありますが、日本の電波法に適合していない可能性があり、使用すると電波法違反となるリスクがあります。また、国内の正規代理店によるメーカー保証や修理サポートを受けることができません。安心かつ合法的に長期間使用するためには、必ず技術基準適合証明(技適マーク)が付与された国内正規品を購入するようにしてください。
日本の電波法に基づくアナログB帯ワイヤレスの特性と同時使用波数の理解
SHURE BLXシリーズは、免許不要で使用できる日本のアナログB帯(800MHz帯)を使用しています。手軽に運用できる反面、同じ空間で同時に使用できるチャンネル数には物理的な制限があります。BLXシステムの場合、最適な条件下で最大6波(6本のマイク)までの同時使用が推奨されています。大規模なイベントでそれ以上の数のワイヤレスマイクを同時に運用する予定がある場合は、デジタルワイヤレスシステムへのアップグレードを検討する必要があります。
運用に不可欠な周辺機器(マイクスタンド、接続ケーブル)の同時手配
BLX288/SM58のパッケージにはマイクホルダーが付属していますが、マイクスタンドやミキサーへ接続するためのオーディオケーブル(XLRケーブル等)は別途用意する必要があります。導入後すぐに現場で使用できるよう、使用環境の広さや機器の配置に合わせた適切な長さのケーブルと、用途に応じたブームスタンドやストレートスタンドを同時に購入しておくことで、セットアップ時のトラブルを防ぐことができます。
手厚いサポートが受けられる信頼性の高い正規販売店選び
ワイヤレスシステムは精密機器であり、購入後のサポート体制も重要です。楽器店や音響機材の専門ショップなど、SHUREの正規販売店として認定されている店舗で購入することをお勧めします。専門知識を持ったスタッフが在籍している店舗であれば、運用環境に合わせたチャンネル設定の相談や、万が一の故障時の迅速な修理対応など、購入後も手厚いアフターサポートを受けることができ、安心して機材を運用し続けることが可能です。
プロ視点で総括するSHURE BLX288/SM58の4つの導入メリット
妥協のない圧倒的な高音質がもたらすパフォーマンスの劇的な向上
SHURE BLX288/SM58を導入する最大のメリットは、世界標準であるSM58の妥協のない高音質をワイヤレス環境で享受できる点にあります。ボーカリストの息遣や声のニュアンスを正確に捉え、豊かで力強いサウンドをオーディエンスに届けることができます。音質に対するストレスがなくなることで、パフォーマーは自身の表現に完全に集中することができ、結果としてステージ全体のクオリティが劇的に向上します。
専門知識や複雑な設定が不要なプラグアンドプレイの快適さ
音響機材の専門的な知識がなくても、直感的に扱える設計がBLXシステムの魅力です。QuickScan機能による自動周波数設定や、わかりやすいLEDディスプレイにより、箱から出してわずか数分でプロレベルのワイヤレス環境を構築できます。このプラグアンドプレイの快適さは、専任の音響エンジニアがいない小規模なイベントや、準備時間が限られたリハーサル現場において、オペレーションの負担を大幅に軽減します。
2本のハンドマイクを同時に安定運用できる優れたコスト効率
デュアルチャンネルレシーバーを採用したBLX288は、1つのシステムで2本のSM58ワイヤレスマイクを同時に、かつ安定して運用できるため、非常に高いコストパフォーマンスを発揮します。機材の設置スペースやコンセントの数を節約できるだけでなく、将来的に複数人のボーカルやMCが必要になった際にも追加投資なしで即座に対応可能です。初期費用を抑えつつ拡張性を持たせたいユーザーにとって、最も賢い選択肢と言えます。
過酷な現場でも長期的な運用を約束するSHUREならではの堅牢な設計
「SHUREといえば耐久性」という業界の定評通り、BLX288/SM58は過酷なツアーや頻繁なイベントでの使用を前提とした堅牢な設計が施されています。落下に強いマイクボディや、トラブルに強いレシーバー構造により、機材トラブルによるイベントの中断という最悪の事態を回避します。初期投資に対する寿命が非常に長く、長期間にわたって安心して使い続けることができる信頼性こそが、プロがSHUREを選び続ける最大の理由です。
よくある質問(FAQ)
- Q1: BLX288/SM58は免許が必要ですか?
A1: いいえ、必要ありません。日本国内の電波法に基づくB帯(800MHz帯)を使用しているため、特別な免許や資格なしで誰でもすぐにご使用いただけます。 - Q2: マイクの電池はどのくらい持ちますか?
A2: 新品の単3形アルカリ乾電池を2本使用した場合、最大で約14時間の連続使用が可能です(使用環境や電池の品質により多少変動します)。 - Q3: 障害物がある場所でも通信できますか?
A3: 見通しの良い場所で最大90mの通信が可能ですが、壁や人体などの障害物がある場合は電波が遮られ、通信距離が短くなる可能性があります。レシーバーはできるだけ高い位置に設置することをお勧めします。 - Q4: スマホやWi-Fiの電波と干渉しませんか?
A4: スマホやWi-Fiは主に2.4GHz帯や5GHz帯を使用しており、BLXシステムのB帯(800MHz帯)とは周波数が異なるため、基本的に干渉することはありません。 - Q5: マイクの音量が小さい場合、どうすればよいですか?
A5: マイク本体内部のゲイントリムを調整するか、ミキサー側の入力ゲイン(トリム)を適切に上げてください。また、マイクのグリルにしっかりと口を近づけて発声することも重要です。 - Q6: BLX288/SM58で充電式電池(エネループなど)は使えますか?
A6: 使用可能ですが、ニッケル水素充電池はアルカリ乾電池に比べて電圧がやや低いため、バッテリー残量表示が正確に出ない場合や、駆動時間が短くなることがあります。本番ではアルカリ乾電池の使用を推奨します。 - Q7: レシーバー(受信機)をラックマウントすることは可能ですか?
A7: BLX88レシーバー自体にはラックマウント金具が付属していません。ラックに組み込む場合は、別売りのラックマウントトレイ(URT2など)を使用する必要があります。 - Q8: BLX288の2本のマイクの音量を別々に調整できますか?
A8: レシーバー側には音量調整つまみがありません。レシーバーの背面からチャンネル1とチャンネル2の音声を別々のケーブルでミキサーに出力し、ミキサー側でそれぞれの音量を個別に調整してください。 - Q9: 海外で購入したBLX288/SM58は日本で使えますか?
A9: 海外仕様のモデルは日本の電波法(技適)に適合していない周波数帯を使用している可能性が高く、日本国内で使用すると電波法違反となります。必ず国内正規品をご使用ください。 - Q10: マイクを落としてグリルが凹んでしまいました。修理できますか?
A10: はい、SM58の交換用マイクグリル(RK143G)が別売りで販売されています。グリルを回して外し、新しいものに交換するだけで簡単に元の状態に戻すことができます。