SIRUI IronStar 45mm T1.9アナモルフィックレンズ徹底レビュー

SIRUI IronStar

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映像制作の現場でアナモルフィックレンズへの注目が高まる中、SIRUI IronStar シリーズ 45mm T1.9 1.5xアナモルフィック フルフレームシネレンズ PLマウント(交換可能なEFマウント付属)ニュートラルは、プロフェッショナルからハイアマチュアまで幅広い映像クリエイターの期待に応える一本として登場しました。フルフレームセンサーに対応した1.5xアナモルフィック光学設計、堅牢なシネマレンズとしてのビルドクオリティ、そしてPLマウントとEFマウントの交換可能な設計による高い汎用性を兼ね備えた本レンズは、シネマティックな映像表現を追求するクリエイターにとって非常に魅力的な選択肢です。本記事では、SIRUI IronStar 45mm T1.9アナモルフィックレンズの基本スペックから実写性能、競合製品との比較、購入前の注意点まで、徹底的にレビューいたします。

SIRUI IronStar 45mm T1.9アナモルフィックレンズの基本スペックと特徴

1.5xアナモルフィック光学設計の詳細と映像表現の魅力

SIRUI IronStar 45mm T1.9は、1.5倍のスクイーズ比を持つアナモルフィック光学設計を採用しています。2xアナモルフィックレンズと比較して、1.5xスクイーズは撮影時のフレーミングがより直感的であり、デスクイーズ後の画角も扱いやすいという利点があります。45mmという焦点距離は、1.5xスクイーズを適用した場合、水平方向の画角が実質的に約30mm相当に広がるため、標準域でありながらワイドな映像表現が可能となります。アナモルフィックレンズ特有の楕円形ボケ、水平方向に伸びるレンズフレア、そして独特の被写界深度の描写は、スフェリカルレンズでは再現できないシネマティックな映像美を実現します。特にIronStarシリーズのニュートラルモデルは、フレアの色付きを抑えた自然な描写を志向しており、カラーグレーディングの自由度を最大限に確保したいプロフェッショナルに最適な設計となっています。光学系には高品質なガラスエレメントが複数枚使用されており、色収差やディストーションの抑制にも配慮された設計です。

フルフレーム対応シネレンズとしての光学性能

本レンズはフルフレーム(36mm×24mm)センサーを完全にカバーするイメージサークルを持ち、RED V-RAPTOR、Sony VENICE、ARRI ALEXA Mini LFといったフルフレームシネマカメラとの組み合わせで真価を発揮します。T1.9という明るい開放値は、低照度環境での撮影に大きなアドバンテージをもたらすとともに、浅い被写界深度を活かしたボケ表現を可能にします。シネレンズとしてT値(透過率を考慮した実効値)で表記されているため、露出管理の精度が高く、複数のレンズを切り替える際にも露出の一貫性を維持できます。レンズ構成は複数群複数枚の光学エレメントで構成されており、アナモルフィック光学系特有の非点収差を最小限に抑えつつ、中心部から周辺部にかけて均一な解像力を実現しています。フルフレーム対応でありながら、Super35mmセンサーのカメラでも使用可能であり、クロップによるさらにシャープな中心部の描写を活かした運用も可能です。

PLマウント採用と交換可能なEFマウントの利便性

SIRUI IronStar 45mm T1.9は、映画業界の標準規格であるPLマウントをネイティブで採用しています。PLマウントはARRI、RED、Sony CineAltaシリーズなど主要なシネマカメラに対応しており、プロフェッショナルの撮影現場でシームレスに運用できます。さらに本製品には交換可能なEFマウントアダプターが付属しており、Canon EFマウントを採用するカメラボディやEFマウント対応のアダプターを介してSony Eマウント、Canon RFマウント、Nikon Zマウントなどのミラーレスカメラでも使用が可能です。マウント交換は専用工具を使用して数分で完了し、フランジバックの精度も高い水準で維持されます。この二重マウント対応の設計は、シネマカメラとミラーレスカメラを併用するプロダクションにとって極めて実用的です。PLマウントでの大型カメラ運用からEFマウントでの小型リグ運用まで、一本のレンズで幅広い撮影スタイルに対応できる点は、機材投資の効率化にも直結します。

SIRUI IronStarシリーズの外観・ビルドクオリティを徹底検証

堅牢なボディ構造と素材へのこだわり

SIRUI IronStarシリーズは、その名が示す通り「鉄の星」のごとく堅牢なボディ構造を特徴としています。外装にはアルミニウム合金が採用されており、過酷な撮影環境にも耐えうる高い耐久性を備えています。レンズバレル全体が精密なCNC加工によって製造されており、各部の組み付け精度は非常に高く、ガタつきや遊びはほぼ感じられません。マウント部分はステンレススチール製で、頻繁なレンズ交換にも摩耗しにくい設計となっています。レンズ前面にはφ95mmのフィルターネジが切られており、プロテクトフィルターやNDフィルターの直接装着が可能です。全体的な質感はSIRUIの上位シリーズにふさわしい高級感があり、VenusやSaturnシリーズと比較して明らかにワンランク上のビルドクオリティを実感できます。防塵・防滴への配慮も随所に見られ、シーリングが施された構造は屋外ロケーションでの撮影にも安心感を与えてくれます。

レンズサイズ・重量とリグ装着時のバランス評価

SIRUI IronStar 45mm T1.9のレンズ全長は約185mm、最大径は約114mm、重量は約1.8kgとなっています。フルフレーム対応のアナモルフィックシネレンズとしては比較的コンパクトな部類に入りますが、一般的なスフェリカルレンズと比較すると当然ながら大型・重量級です。15mmロッドシステムを使用したリグに装着した場合、レンズサポートは必須となります。重心がやや前方にあるため、適切なレンズサポートとカウンターウェイトを使用することで、ティルト操作やパン操作時のバランスが大幅に改善されます。ジンバル運用についてはDJI RS4 ProやZhiyun CRANE 4といった大型ジンバルであれば搭載可能ですが、ペイロードの上限に近い運用となるため、カメラボディとの総重量を慎重に確認する必要があります。IronStarシリーズは焦点距離ごとにフロント径が統一されており、マットボックスやフォローフォーカスのセッティングをレンズ交換時に変更する手間が最小限に抑えられている点も、現場での効率を重視した設計思想の表れです。

フォーカスリング・アイリスリングの操作感レビュー

シネレンズにおいてフォーカスリングとアイリスリングの操作感は、撮影の質を左右する極めて重要な要素です。SIRUI IronStar 45mm T1.9のフォーカスリングは約300度の回転角を持ち、非常に滑らかかつ適度なトルク感で操作できます。この長い回転角により、微細なフォーカス調整が容易であり、フォローフォーカスギアとの組み合わせでも精密なピント送りが可能です。フォーカスリングの表面には0.8mmピッチの標準的なシネギアが刻まれており、市販のほとんどのフォローフォーカスシステムと互換性があります。アイリスリングはクリックレスの無段階式を採用しており、動画撮影中の絞り変更でも画面上にカクつきが発生しません。T1.9からT16までの範囲をスムーズに操作でき、トルクの均一性も高い水準にあります。距離指標とT値指標はレンズバレルの両側面に刻印されており、撮影者とフォーカスプラー双方から視認しやすい配置となっています。全体として、価格帯を考慮すると非常に優れた操作性を実現しており、ARRIやCookeといったハイエンドレンズに迫る使用感を提供しています。

SIRUI IronStar 45mm T1.9の映像描写力を実写で検証

T1.9開放時のボケ味とアナモルフィックフレアの表現

T1.9の開放絞りで撮影した際、SIRUI IronStar 45mmは1.5xアナモルフィック特有の美しい楕円形ボケを描き出します。点光源のボケは水平方向にやや引き伸ばされた楕円形となり、スフェリカルレンズの円形ボケとは明らかに異なるシネマティックな雰囲気を演出します。ボケの縁取りは比較的滑らかで、二線ボケのような不快な描写は最小限に抑えられています。背景のボケ量はフルフレームセンサーとの組み合わせで非常に豊かであり、被写体を背景から効果的に分離する表現が可能です。アナモルフィックフレアについては、ニュートラルモデルであるため、ブルーフレアやアンバーフレアといった強い色付きは意図的に抑制されています。しかし、強い逆光条件下では水平方向に伸びる繊細なフレアラインが確認でき、アナモルフィックレンズならではの映像的な魅力は十分に感じられます。このニュートラルなフレア特性は、ポストプロダクションでフレアの色味や強度を自由にコントロールしたいカラリストやDITにとって理想的な素材を提供します。

シャープネスとコントラストの中心部・周辺部比較

SIRUI IronStar 45mm T1.9の解像力を中心部と周辺部で比較検証した結果、開放T1.9においても中心部のシャープネスは非常に高い水準にあることが確認できました。4K以上の高解像度撮影においても、被写体のディテールを精緻に描写する能力を持っています。周辺部については、開放時にはアナモルフィック光学系特有の若干の解像力低下と周辺光量落ちが見られますが、これはアナモルフィックレンズの特性として許容範囲内であり、むしろ映像に自然なビネット効果を与えるポジティブな要素として評価できます。T2.8〜T4まで絞り込むと、周辺部の解像力は大幅に向上し、画面全域にわたって均一なシャープネスが得られます。コントラストについては、最新のマルチコーティング技術により、開放から高いコントラストを維持しており、フラットなログ収録時にも十分な情報量を確保できます。アナモルフィックレンズにありがちな画面端の極端な像の流れも、本レンズでは効果的に抑制されており、SIRUIの光学設計技術の高さを実感できる仕上がりとなっています。

ニュートラルフレアコーティングがもたらす自然な色再現

IronStarシリーズのニュートラルモデルは、フレアコーティングにおいて特定の色味を付加しない設計思想を採用しています。多くのアナモルフィックレンズがブルーやアンバーといった特徴的なフレアカラーを「味」として提供する中、ニュートラルコーティングは光源の色温度をそのまま忠実に再現するアプローチを取っています。この設計により、肌色の再現性が極めて自然であり、ドキュメンタリー、企業VP、CMなど色の正確性が求められるジャンルの撮影において大きなアドバンテージとなります。実写テストでは、タングステン光源下でもLED光源下でも色被りが極めて少なく、ホワイトバランスの調整が容易であることが確認できました。また、複数の光源が混在するミックス光環境においても、不自然な色のにじみが発生しにくく、安定した色再現を維持します。ポストプロダクションにおいてLUTを適用した際の色の乗りも良好で、DaVinci ResolveやBaselight等のカラーグレーディングソフトウェアでの作業効率を高めてくれます。ニュートラルモデルは、映像の「素材」としての品質を最優先するプロフェッショナルに強くお勧めできる選択です。

アナモルフィックレンズ初心者が知るべき撮影時の注意点

1.5xスクイーズ比に対応したデスクイーズ設定の方法

アナモルフィックレンズで撮影した映像は、水平方向に圧縮された状態で記録されるため、正しいアスペクト比で表示するにはデスクイーズ処理が必要です。SIRUI IronStar 45mmの1.5xスクイーズ比の場合、撮影した映像を水平方向に1.5倍に引き伸ばすことで、正しいプロポーションの映像が得られます。カメラ側でのデスクイーズ設定は機種によって異なりますが、主要なシネマカメラやミラーレスカメラの多くが1.5xデスクイーズのモニタリング機能を搭載しています。例えばRED DSMC2/V-RAPTORシリーズではセンサー設定からアナモルフィック1.5xを選択でき、Sony FX6/FX9ではモニタリング設定からデスクイーズ倍率を指定可能です。外部モニターを使用する場合は、Atomos NinjaやSmallHD等のモニターにもデスクイーズ表示機能が搭載されています。ポストプロダクションでは、Premiere ProやDaVinci Resolveのプロジェクト設定でピクセルアスペクト比を1.5に設定するか、クリップのスケールを水平方向に150%に変更することでデスクイーズが完了します。16:9のセンサーで撮影した場合、デスクイーズ後のアスペクト比は2.4:1となり、シネマスコープに近いワイドスクリーン映像が得られます。

最短撮影距離とフォーカスブリージングへの対処法

SIRUI IronStar 45mm T1.9の最短撮影距離は約0.85m(2.8フィート)となっており、アナモルフィックシネレンズとしては標準的な数値です。テーブルトップの撮影や極端なクローズアップには制限がありますが、通常のナラティブ撮影やインタビュー撮影では十分な寄り距離を確保できます。より近接撮影が必要な場合は、クローズアップジオプターの使用が有効な手段となります。ただし、ジオプターの使用はアナモルフィック特有のボケ味やフレア表現に影響を与える可能性があるため、事前のテスト撮影を推奨します。フォーカスブリージングについては、本レンズはシネレンズとして設計されているため、スチル用レンズと比較してブリージングは大幅に抑制されています。しかし、完全にゼロではなく、無限遠から近距離へのフォーカス送り時にわずかな画角変動が確認できます。対処法としては、フォーカス送りの速度をゆっくりにすること、あるいはポストプロダクションでスケール調整を行うことで、視覚的な影響を最小限に抑えることが可能です。フォーカスプラーと連携した計画的なフォーカスワークにより、ブリージングを映像表現の一部として活かすアプローチも有効です。

アナモルフィック撮影に適したNDフィルター・マットボックスの選び方

アナモルフィックレンズでの撮影において、NDフィルターとマットボックスの選択は映像品質に直接影響する重要な要素です。SIRUI IronStar 45mmのフロント径は95mmであるため、円形フィルターを使用する場合は95mm径のNDフィルターが必要となります。ただし、アナモルフィックレンズに円形フィルターを装着すると、フィルター表面での反射がフレアに影響を与える場合があるため、可能な限りマットボックスと角型フィルターの組み合わせを推奨します。マットボックスはTiltaやBright Tangerine、Wooden Cameraなどのメーカーから、4×5.65インチまたは6.6×6.6インチのフィルタートレイに対応した製品が多数販売されています。NDフィルターの選択では、IRカット機能付きのものを選ぶことで、赤外線汚染による色かぶりを防止できます。具体的にはNiSi、Tiffen、Schneiderなどのシネマグレードのフィルターが推奨されます。また、アナモルフィックフレアを活かした撮影では、フィルターの清浄度がフレアの美しさに直結するため、常にフィルター面を清潔に保つことが重要です。可変NDフィルターについては偏光の影響でアナモルフィック描写に予期せぬ変化が生じる場合があるため、固定NDフィルターの使用が望ましいでしょう。

競合アナモルフィックレンズとの比較でわかるSIRUI IronStarの優位性

SIRUI Venus・Saturnシリーズとの光学性能・価格帯比較

SIRUIは現在、Venus、Saturn、IronStarという3つのアナモルフィックレンズシリーズを展開しており、それぞれ異なるユーザー層をターゲットとしています。以下の比較表で主要な違いを整理します。

項目 Venus シリーズ Saturn シリーズ IronStar シリーズ
スクイーズ比 1.6x 1.6x 1.5x
センサーカバレッジ APS-C / Super35 フルフレーム フルフレーム
マウント 各種ネイティブ 各種ネイティブ PL(EF交換可)
構造 コンパクト 中型 シネマ仕様
価格帯(1本) 約5〜8万円 約10〜15万円 約30〜40万円

Venusシリーズはエントリー向けでコストパフォーマンスに優れますが、APS-Cセンサー対応に留まり、光学性能もIronStarとは差があります。Saturnシリーズはフルフレーム対応で中間的な位置付けですが、PLマウント非対応でシネマ現場での運用には制約があります。IronStarシリーズはシネレンズとしての本格的な設計思想に基づき、PLマウント対応、統一されたフロント径、高精度なフォーカス・アイリスリングなど、プロフェッショナルの要求に応える仕様となっています。

Atlas・Vazenなど他社アナモルフィックレンズとの違い

フルフレーム対応のアナモルフィックレンズ市場において、SIRUI IronStarの主な競合製品としてAtlas Lens Co. Orion シリーズ、Vazen アナモルフィックシリーズ、そしてCooke Anamorphic/iなどが挙げられます。Atlas Orion 2xシリーズは2倍スクイーズで本格的なシネマスコープ映像を追求する製品であり、1本あたり約60〜80万円の価格帯に位置しています。光学性能は非常に高いものの、2xスクイーズは撮影時の画角が狭くなるため、広角域での運用に制約があります。Vazenはマイクロフォーサーズやフルフレーム向けの1.8xアナモルフィックレンズを展開しており、1本あたり約40〜60万円の価格帯です。独特のフレア表現に定評がありますが、レンズラインナップの焦点距離バリエーションがIronStarシリーズと比較して限定的です。Cookeは言うまでもなくハイエンドの選択肢であり、1本100万円を超える価格帯ですが、その描写力とブランド価値は映画業界で絶対的な信頼を得ています。SIRUI IronStarは、これらの競合製品と比較して、フルフレーム対応・PLマウント・本格的なシネマ仕様を備えながら、1本あたり30〜40万円という価格帯を実現している点が最大の差別化要因です。

コストパフォーマンスから見たプロ・ハイアマチュア向け最適解

アナモルフィックレンズの導入を検討する際、コストパフォーマンスは避けて通れない重要な判断基準です。SIRUI IronStar 45mm T1.9は、プロフェッショナル仕様のフルフレームアナモルフィックシネレンズとしては、市場において最もアクセスしやすい価格帯に位置しています。従来、本格的なアナモルフィックシネレンズを揃えるには数百万円規模の投資が必要でしたが、IronStarシリーズであれば3本セットでも100〜120万円程度での構築が可能であり、個人のシネマトグラファーや小規模プロダクションにとって現実的な選択肢となっています。レンタル運用の観点からも、IronStarシリーズは注目に値します。PLマウント対応のアナモルフィックレンズはレンタル需要が高く、所有することで自身の撮影に使用するだけでなく、レンタル収入による投資回収も見込めます。ハイアマチュアの視点では、EFマウントでのミラーレスカメラ運用が可能なため、既存の機材環境を大幅に変更することなくアナモルフィック撮影を始められる点が魅力です。総合的に判断して、映像品質・ビルドクオリティ・汎用性・価格のバランスにおいて、SIRUI IronStarシリーズは現時点でプロ・ハイアマチュア双方にとって最も合理的な選択肢の一つであると評価できます。

SIRUI IronStar 45mm T1.9の購入前に確認すべきポイントまとめ

PLマウント・EFマウント運用時のカメラ互換性チェック

SIRUI IronStar 45mm T1.9を購入する前に、使用予定のカメラボディとの互換性を必ず確認しておく必要があります。PLマウントでの運用では、ARRI ALEXA Mini / Mini LF、RED V-RAPTOR / KOMODO(PLマウントアダプター経由)、Sony VENICE / VENICE 2、Blackmagic URSA Mini Pro 12K(PLマウントモデル)などが直接対応します。PLマウントのフランジバックは52mmであり、このフランジバックに対応したカメラであれば基本的に装着可能です。EFマウントでの運用では、Canon C70、C300 Mark III(EFマウントモデル)、Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K(EFマウントモデル)などに直接装着できます。さらに、EFマウントから各種ミラーレスマウントへの変換アダプターを使用することで、Sony α7S III / FX3(EF→Eマウントアダプター)、Canon R5 C / R5(EF→RFマウントアダプター)、Nikon Z8 / Z9(EF→Zマウントアダプター)といったカメラでも使用可能です。ただし、アダプター使用時にはフランジバックの精度やレンズとの物理的な干渉がないかを事前に確認することが重要です。電子接点を持たないシネレンズであるため、オートフォーカスや電子制御の絞りは使用できず、すべてマニュアル操作となる点もご留意ください。

国内正規品と並行輸入品の保証・サポート体制の違い

SIRUI IronStarシリーズの購入にあたっては、国内正規品と並行輸入品の違いを理解しておくことが重要です。国内正規品は、SIRUIの日本正規代理店を通じて販売されており、日本国内での保証サービスとテクニカルサポートを受けることができます。保証期間は通常1〜2年間で、初期不良や製造上の欠陥に対する修理・交換対応が日本語で受けられる点が大きなメリットです。一方、並行輸入品は海外の販売チャネルから直接購入するため、価格が国内正規品よりも数万円〜十数万円安くなる場合があります。しかし、保証は海外メーカーの国際保証に依存するため、修理が必要な場合は海外への発送が必要となり、修理期間が数週間〜数ヶ月に及ぶ可能性があります。また、日本国内の電波法や安全規格に関する対応が保証されない場合もあるため注意が必要です。プロフェッショナルの撮影現場では機材トラブルが直接的な損害に繋がるため、迅速なサポート体制が整った国内正規品の購入を強く推奨します。購入先としては、大手映像機材販売店やSIRUI公式の正規販売パートナーを選択することで、確実な保証とアフターサポートを確保できます。

IronStarシリーズ他焦点距離との組み合わせによるレンズセット構築

SIRUI IronStarシリーズは、複数の焦点距離がラインナップされており、撮影ニーズに応じたレンズセットの構築が可能です。現在のラインナップには35mm、45mm、75mm、100mmなどの焦点距離が含まれており、ワイドからテレフォトまでの幅広い画角をカバーしています。レンズセット構築の基本的な考え方として、まず最も使用頻度の高い焦点距離から導入し、段階的にラインナップを拡充していくアプローチが現実的です。ナラティブ作品の撮影では、35mm・45mm・75mmの3本セットが標準的な構成として推奨されます。この組み合わせにより、ワイドショットからミディアム、クローズアップまでの主要な画角をカバーでき、ほとんどのシーンに対応可能です。ドキュメンタリーやインタビュー撮影がメインの場合は、45mmと75mmの2本から始めるのが効率的です。IronStarシリーズの大きな利点は、シリーズ全体でフロント径、フォーカスギアの位置、アイリスギアの位置が統一されていることです。これにより、レンズ交換時にマットボックスやフォローフォーカスの再調整が最小限で済み、撮影現場での効率が大幅に向上します。将来的なラインナップ拡充も予告されているため、長期的な機材投資計画の中にIronStarシリーズを組み込むことは合理的な判断といえるでしょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. SIRUI IronStar 45mm T1.9はスチル写真撮影にも使用できますか?

技術的にはスチルカメラに装着して静止画を撮影することは可能です。ただし、本レンズはシネレンズとして設計されているため、オートフォーカスや電子制御の絞りには対応していません。また、アナモルフィックレンズで撮影した静止画は水平方向に圧縮されるため、後処理でデスクイーズ(1.5倍の水平引き伸ばし)が必要となります。スチル撮影よりも動画撮影での使用を前提に設計された製品であることをご理解ください。

Q2. 1.5xアナモルフィックと2xアナモルフィックの違いは何ですか?

スクイーズ比の違いにより、最終的な映像のアスペクト比とアナモルフィック効果の強さが異なります。1.5xスクイーズは16:9センサーで撮影した場合、デスクイーズ後に2.4:1のアスペクト比となります。2xスクイーズでは2.66:1とさらにワイドになります。1.5xは楕円ボケやフレアの効果が2xより穏やかで自然であり、初めてアナモルフィックレンズを導入する方にも扱いやすい特性を持っています。

Q3. ニュートラルモデルとカラーフレアモデルはどちらを選ぶべきですか?

撮影ジャンルと後処理のワークフローによって最適な選択が異なります。ニュートラルモデルはフレアの色付きを抑え、自然な色再現を重視する設計であり、CM、企業VP、ドキュメンタリーなど色の正確性が求められる撮影に適しています。カラーフレアモデル(ブルーやアンバー)は、ミュージックビデオやショートフィルムなど、アナモルフィックフレアの個性を積極的に活かしたい作品に向いています。汎用性を重視するならニュートラルモデルがお勧めです。

Q4. EFマウントからSony Eマウントへの変換アダプターは何を使えばよいですか?

EFマウントからSony Eマウントへの変換には、Metabones、Sigma MC-11、Viltroxなどのマウントアダプターが使用可能です。ただし、本レンズは完全マニュアルのシネレンズであるため、電子接点を持つ高価なアダプターは必要ありません。フランジバックの精度が高いダムアダプター(電子接点なし)で十分であり、Wooden CameraやMetabonesのシネマ向けアダプターが特に推奨されます。

Q5. SIRUI IronStar 45mmの推奨カメラセンサーサイズは?

本レンズはフルフレーム(36mm×24mm)センサーを完全にカバーするイメージサークルを持っています。そのため、フルフレームセンサーのカメラで最大限の性能を発揮します。Super35mmやAPS-Cセンサーのカメラでも使用可能であり、その場合はイメージサークルの中心部のみを使用するため、周辺部の光量落ちや解像力低下の影響を受けにくくなります。ラージフォーマット(VistaVision以上)のセンサーではイメージサークルが不足する場合があるためご注意ください。

Q6. IronStarシリーズのレンズは個別購入とセット購入のどちらがお得ですか?

SIRUIは焦点距離ごとの個別販売に加え、複数本のセット販売も行っています。セット購入の場合、個別購入と比較して10〜15%程度の割引が適用されることが一般的です。また、セット購入では専用のレンズケースが付属する場合もあり、運搬・保管の面でもメリットがあります。ただし、まず1本を購入して実際の撮影で使用感を確認してから追加購入するアプローチも賢明な選択です。

Q7. アナモルフィックレンズの撮影データは通常の編集ソフトで編集できますか?

はい、アナモルフィックレンズで撮影した映像データは通常の動画編集ソフトウェアで問題なく編集できます。Adobe Premiere Pro、DaVinci Resolve、Final Cut Proなどの主要な編集ソフトには、デスクイーズ機能やピクセルアスペクト比の変更機能が搭載されています。DaVinci Resolveではプロジェクト設定からアナモルフィックデスクイーズを直接指定でき、Premiere Proではクリップのスケール設定で水平方向を150%に変更することで対応可能です。特別なプラグインや追加ソフトウェアは不要です。

SIRUI IronStar シリーズ 45mm T1.9 1.5xアナモルフィック フルフレームシネレンズ PLマウント (交換可能なEFマウント付属) ニュートラル
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PANDASTUDIO.TVのCEOの西村正宏のWeb上ニックネーム。東京都中央区在住。兵庫県たつの市出身。早稲田大学大学院で情報工学の修士号。駒澤大学大学院で経営学の修士号を取得。IT,インターネット、AI、映像機器、音響機器を愛す。

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